「『アドバンスト・マラソントレーニング』ピート・フィッツィンジャー より所感」2011.6.9

誰がもっとも自分の生理学的な潜在能力の限界に近づけるか、
(中略)メンタルタフネスは科学的には測定不可能ではあるが、向上させることは可能である。
長期的な成果を挙げるためには短期的な苦しみは我慢する、
という忍耐力と意欲はマラソンランナーが備えておくべき武器であるが、
成熟度やトレーニング年数など、年月を経て得たものによってその武器を増強することができる。

『アドバンスト・マラソントレーニング』
ピート・フィッツィンジャー著、スコット・ダグラス著
(前河洋一監訳、篠原美穂共訳)


~所感~
即効的に成果や効果を求めてトレーニングやセミナーに参加しても力量もメンタルタフネスも向上しない。
忍耐強い実践が伴ってこそ成長が担保される。

マッサージ等のケアもセフルケアをやってこそのプロによるケアが有効になる。
全てをプロ任せにする方が効率良いならばメンタルタフネスを作るにはまた別の方法を要する。


結局のところ日常生活でストレス等を軽減、除去し、競技に集中するにしても鍛錬の負荷を上げるしかない。

私は事上錬磨。
日常生活からメンタルタフネスを養成する方が遠回りなようで近道なのではないかと考える。

いずれにしても、メンタルタフネスを養成することは一朝一夕では不可能なので
プレイヤー自らも関連書籍を読む等して重要性を理解し、鍛錬していく必要があろう。
鍛錬の方法はトレーニング、生活レベルでの話し、哲学や禅でも良いかもしれません。
自分にあった方法を選択するとなお取り組み方も変わると思います。

もちろん指導者も、よりメンタルタフネスが求められるものであろう。
最終更新:2013年01月25日 15:47