二次創作同人界における「グレーゾーン」の一般的な定義

辞書上の意味とは別に、「グレーゾーン(グレー)」という語句は二次創作同人界においてある程度限定された意味で共通理解されている。その意味は慣習によって定義されたものであり明確な情報源は存在しないが、その共通理解の内容は以下のようなURLで確認できる。

二次創作同人誌って著作権違反じゃないの? ~コミケ、同人誌カテでよくある質問3』(yahoo知恵袋)

上記URL内での「グレーゾーン」の定義は
版権元に訴えられたら違法だが、黒に近い」となっている。
「※同人歴はそこそこあれど、法律に詳しくない一個人が書いたノートです。」という注記があるが、だからこそこの解釈は“専門的な法的解釈とは無関係に、二次創作同人界においてより一般的なもの”となるだろう。またその定義の元で以下のような記事を参照しても「グレーゾーン」の意味が自然に通ることから、この解釈に異を唱える者は少ないのではないだろうか。

おもしろさは誰のものか:“同人出身”ガイナックスが語る、同人誌のグレーゾーン』(ITmediaニュース)

※なお、「
騒動まとめ」にも以下の記述が存在する。
同人誌自体がグレーゾーンであるという言葉はよく耳にする。
どのような意味かわかりやすく言うと
他の人の考えたキャラクターなどで二次創作を行うことは、やっちゃいけないことなんだけど、
原作者や出版社とかのそのキャラクターの権利を持ってる人が訴えなければ法的な処罰を受けることはないよ。
ということである。

この文章中での「同人誌」の定義は、文脈からも『二次創作同人誌』に限定されていることは明白である。

最終更新:2013年03月10日 19:57