ペトリの社内資料 性能表・設計指示書 編

元ペトリの技術者、半田善朗さんが保管されていた栗林/ペトリの社内資料の一部を掲載します。
資料提供:半田善朗さん

ペトリカラー35系の性能表・設計指示書。

カラー35のものと思われる性能表。


カラー35Eのものと思われる性能表。
67年11月10日付け。
開発当初はセレン光電池を使用したサークルアイ方式で検討されていたようだ。
社内コードがM2であったことがわかる。


実現しなかったカラー35系コストダウン機(M3)の性能表。
68年7月4日付け
40mmF4の固定焦点、樹脂ボディ、沈胴、蝶番裏蓋。
三刀谷さんの印あり。半田さんによると、三刀谷さんは設計は担当されていないとのことですが、
製品仕様や開発日程の管理はされていたようです。


同じくカラー35系コストダウン機(M3)の性能表。
F4→F3.5 Cds→セレン光電池 などの違いがみられる。


M3カメラの設計指示書・性能表
68年8月12日付け
F4の2点焦点調節 Cdsメーター  


M2改カメラの設計指示書。
68年10月30日付け
35E(M2)開発中にコストが問題となり、樹脂ボディ化を検討したようだ。


MS3の設計指示書・性能表
指示書・69年3月4日付け
性能表・69年2月13日付け
M3を改設計の指示書。
シャッタースピード優先EE 1/500シャッター付き、マニュアル絞りあり。沈胴無し、距離計連動。
M3は樹脂ボディであり、スペックは77年発売のペトリREに近い。
この時期に実現していれば、時代を超えた超小型高性能機となっていたはず。



コンピュータ35系の性能表・設計指示書。

PCEの設計指示書・性能表
指示書・69年1月27日付け
性能表・69年1月25日付け
コンピュータ35と思われる機種の設計指示書・性能表。
40mmF2.8とF1.7の仕様が記載されている。ES-AUTO F1.7では精工舎製シャッターが
採用されていたが、当初は自社製シャッターの採用が計画されていたことがわかる。


PI3インスタマチックカメラ(126フォーマット)の仕様案。
ゼンマイ巻き上げのインスタマチックカメラの仕様案。
外観図面も発見されている。
GAF Anscomatic 436
開発はキャンセルされ、PI4(ANSCOMATIC436)が開発されたようだ。


インスタマチックカメラ(126フォーマット)の設計指示書。
指示書・68年7月23日付け
PI4(ANSCOMATIC436)のペトリブランド版ペトリ407?が計画されていた。
デザインは柳澤部長の図を参考にするよう指示されており、柳澤さんがペトリカメラの
デザインを主導していたことがわかる。
68年のフォトキナに間にあわせるよう指示があるが、出品、発売とも確認されていない。



インスタマチックカメラ用シャッターの設計指示書。
指示書・69年6月4日付け
BALDA604を参考にシャッターの設計をするよう指示されている。
この時期でも海外製品を参考に開発することがあったようだ。
この時期以降に126フォーマット製品の発売はないので、開発はキャンセルされたと思われる。

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最終更新:2017年03月18日 09:05