目次
キャラクター概要
外見は、長い金髪が特徴の美少女。普段は露出の少ない服装をしているためわかりにくいが、扉絵の水着姿などを見るに、中々いいプロポーションの持ち主でもあるが、「重いです」と自分の体重には自信が無い様子。
主人公の
リョウガには、彼が旅に出た時から同行している。
リョウガに好意を抱いているが、中盤でラグに指摘されるまで、その気持ちを自覚していなかった。
悪事を働く人間やポケモンを調査する組織に所属しているらしく、自称「正義の諜報員」。また、ジェイクという名前の先輩がいるようだ。
BURST戦士ではなく普通の人間であり、作中では非戦闘員。一応、バルジーナを持っていると本人は語っているが、出したことがないため、本当に所持しているのか、他のポケモンも持っているのかなどは不明。
ポケモンに関する知識はそれなりにあるらしく、序盤ではバトル中の
リョウガにアドバイスすることもあった。また、
リョウガが「無理」という言葉を嫌っていることを利用して
BURSTハートの秘密を聞き出したり、行動をコントロールするなど、頭も働く様子である。
当初は
リョウガを諌める発言も多く、上述のように、暴走しがちな彼を上手く制御する役目も担っていた。しかし
リョウガへの好意を自覚してからは、そのような言動も減っていった。
「多分」や「らしい」など、断定を避ける表現が多いが、これは作中で彼女自身に関する情報がほとんど明らかにならないため。
断片的に語られることはあるのだが、基本的にそれっきりで、深く掘り下げられることがない。リョウガの旅に同行している理由についても、本人は「調査のため」と言っているが、倒したあとのヒルグレイツから情報を聞くのを忘れてしまったり、上司への報告などを行っている様子がなく、本当に諜報員なのか疑問視されており、一部では「組織もジェイク先輩も彼女の妄想なのでは」という説まで囁かれている。
加えて、非戦闘員であるため直接バトルに参加することがなく、戦闘中はもっぱら解説者やブレーンとしての役割を果たす……はずなのだが、バトルになると監禁されたり、リョウガ達がミルトから離れた場所で戦闘を始めたりといった展開が増えたため、作中ではあまり活躍できなかった。
かと言って、それ以外の部分で役に立っているかと言われればそんなことはなく、旅における生活のサポートなどを担当することも皆無。一応初期の頃は、財布を忘れたリョウガの代わりに食費を負担している場面があったのだが、それも一度きりだった。
さらに、「リョウガのことが好き」という設定に関しても、それまで彼への好感度が上昇するようなイベントはあまりなく、むしろ放置されていたことが多かったため、説得力に欠けている。また、その恋愛感情がストーリーに大きな影響を与えるということもなく、ほぼ死に設定だった。
つまるところ、「ストーリーにおいて全く活躍の場面がない」キャラクターであり、中盤以降は急速に空気化が進行。主要人物の中では、ヤッピーと並んで最も影の薄い存在になってしまった。
そのため、「容姿は良い」のに「中身が薄っぺらく魅力が感じられない」という、ある意味で本作の評価点と批判点の両方を体現するような存在となっている。評価点がある分、他のキャラクターよりマシだという見方もあるが……。
彼女のポケモン観
1話では、「たかが一匹やそこらであんな連中に何が出来るのよ!」とポケモンを軽視し、さらに「トウゴさんの出る幕でない」と発言していることから、ポケモンの力を侮っているような節がある。
さらに命に関る高所からの落下の時にもバルジーナを出そうとすらしなかった。
各編での活躍
マドロシティ編・ゼラブル山編
初の単独任務中に負傷していたところを、"ためしの儀"に挑戦していたリョウガと出会う。この時彼に、「マドロシティへ行ってはダメ」と忠告するが、リョウガの性格を知らなかったため、逆に彼をマドロシティへと向かわせる結果になってしまった。
その後、自身もマドロシティへ到着。GG(グレートガベル)を相手にゼクロムとBURSTしたリョウガの姿を目撃する。GGが撤退した後は、
リョウガや
BURSTハートの秘密を調査するため、彼に同行することにした。
ゼラブル山では、バルジーナを使って登ろうと提案するが、気流が激しいためひこうタイプのポケモンは飛ぶことが出来ないという理由で、リョウガに止められる。偶然そこに居合わせた探検家トウゴには準備不足を指摘されるも、彼を尻目に、リョウガに背負われた状態でゼラブル山を踏破。山頂『悪魔の大皿(デビルズプレート)』で、GG七戦騎の一人ヒルグレイツに襲撃される。ポケモンのタイプ相性から、でんき技がヒルグレイツに効かないことを見抜いたが、遅れて登ってきたトウゴのデンチュラに対し「出る幕じゃない」とダメ出しするなど、ポケモントレーナーでありながらポケモンの力を信頼していないような発言をした。
邂逅編
特に目立った活躍はなし。
ただし、リョウガがゼクロムの
BURSTハート内に入り込んだことで昏睡した時には、彼を心配しつつも、「楽しそうな顔をしている」と発言するなど、リョウガを信頼しているような素振りも見せた。
BHS(バーストハートサバイバル)編
大会が開始されて早々、ヤッピーと共に檻に閉じ込められてしまい、出番が激減。ヒロインポジションも、再登場したキャロラに奪われる。
解放された時には、自分を助けようともしなかったリョウガに、何故か抱きついていた。
クーガ村編・ラグ編
人質に取られ、リョウガとカルタを分断するために利用されるという、久々にヒロインらしい展開を見せる。ルーカムの手で橋から落とされるが、リョウガによって無事に救われ、無傷で済んだ。クーガ村でのカルタとルーカムの再戦では、『宙転杭刺(ムーンサルトバイト)』を「とんぼがえりを応用した必殺技」だと見抜くなど、解説者としても(少しだけ)活躍した。
ラグ編ではほぼ出番なし。リョウガたちのバトルが、ミルトから離れた場所で行われていたため、仕方がないかもしれない。
体力自慢大会編
ラグに指摘され、リョウガへの好意を自覚するようになる。ただし、それをからかったヤッピーを蹴り飛ばすなど、まだ素直でないところも見せた。なお、この時吹っ飛ばされたヤッピーが引っ掛かっていた看板に、体力自慢大会の告知が書いてあったので、間接的に一行がナゲキの
BURSTハートを入手するきっかけになった……と言えなくもない。
カナイ村では、BURSTハートが安物として扱われている理由を推理したり、体力自慢大会での解説を担当したが、本筋には特に関係なし。
その後のサビン戦では、バトルの近くに居合わせず、またも空気。
三闘将編
伝説のポケモンとBURSTするGG三闘将を見て戦慄する。リョウガのゼクロムの方が、伝説のポケモンとしてのランクは上なのだが……。
カルタとラグが瞬殺され、リョウガとアムは離れたところでバトルをおっ始めたため、前半には解説の仕事もなく、持っているはずのバルジーナを出そうという素振りも見せず、ただリョウガの助けを待つのみだった。
ハリルとキャロラ参戦後も、BURSTハート内のポケモンの進化やハリルの戦術に関する解説をガンクとロビーが行ったので、目立った活躍はなかった上、ヒロイン属性も、再登場したキャロラに奪われがちだった。
決戦編
アルカデスの宿命を知ってなお、試験を受けようとするリョウガに思いを告白したが、当のリョウガは彼女の気持ちにこたえるそぶりを見せず、次の回では特に触れられなくなった。リョウガが死にそうになると泣きじゃくる様子が見られた。
フロードに敗れ昏倒したリョウガの看病を行うが、最終決戦は『永遠の塔』の頂上で繰り広げられたので、解説やアドバイスどころか現地への同行すらできず病院のテレビからヤッピーと共にリョウガを見守る事となり、最後までほぼ空気だった。
コメント欄
- 付け加えたいところはたくさんあるけど、とりあえずこれだけは言わなくてはと。
ゼラブル山編で、『トウゴのデンチュラによる援護を考案するなど、リョウガをサポートし、彼の勝利に貢献した』とあるが、トウゴの参戦は全部リョウガの発案だろう。
ミルトは援護を考案どころか「トウゴさんの出る幕じゃない」と頭からトウゴの戦力を否定していた。
実際、ここは本来トレーナーであるミルトこそがポケモンの活用を提案して然るべきところだっただけに、尚更この時のミルトの態度が鼻についていたので。 -- 名無しさん (2014-01-20 23:43:22)
- 冒険やバトルものでここまで活躍のないヒロインって他にいたのだろうか? 戦力にならなくても大抵は主人公の覚醒又はなだめ役にまわるというのに……。 -- 名無しさん (2014-01-21 07:52:39)
- さらわれ役のお姫様でも影ながら主人公の手助けをしてるのに、こいつは… -- 名無しさん (2014-01-21 13:08:36)
- ↑近年ではほとんど見かけないがそのさらわれるヒロインがいるだけでも主人公が敵組織と戦う動議として成り立っているしね。 -- 名無しさん (2014-01-21 14:58:22)
- 正直いてもいなくてもストーリーは全く変わらなかったな。見た目はかわいいけど。 -- 名無しさん (2014-03-31 20:46:21)
- 序盤だけならリョウガを引っ張っていくポジションだった。体力自慢大会編から完全にリョウガ教の信者になっただろう。 -- 名無しさん (2014-04-03 10:09:01)
- 彼女の恋愛感は常人には理解できそうにないな・・・。よく自分に対して無関心な態度がやたら多いリョウガにほれたな・・・。 -- 名無しさん (2014-04-03 10:10:59)
- 主人公の言われるがままにバルジーナを使わなかった。そして、作中で一度もバルジーナも他のポケモンも出すことはなかった。BHS編でリョウガにスルーされていたのに奴をアテにしすぎてないか? -- 名無しさん (2014-05-04 23:10:35)
- ただ単に忘れていたんじゃない、バルジーナの事。そういう点ではサトシ以下だよな。あっちは知識を忘れても自分のポケモンは忘れていないみたいだし。 -- 名無しさん (2014-05-05 07:24:56)
- ↑確かにピジョットの事忘れてると思いきや回想シーンにピジョンが登場してたしな(配色ミスでピジョットのカラーになってたが) -- 名無しさん (2014-05-05 11:42:52)
- 仮にミルトがリョウガと結婚できた所で、幸せな家庭生活を築くことができるとは思えない。リョウガの方が危険な旅や任務、冒険を求めて家にいない日が多そうだな。 -- 名無しさん (2014-05-19 02:28:50)
- [BHS編では檻に閉じ込められた自分達をリョウガが全く心配しない、という事実を無視してリョウガを妄信するようになった。んな事してる暇あったらさっさとバルジーナ使って脱出しろ。 -- 名無しさん (2014-06-11 17:55:23)
- ↑ニコニコ大百科からの引用のツッコミ。成功するかはともかくバルジーナなどのポケモンで檻から脱出しようとするシーンを描写しろよ・・・。この地点で楠出はミルトがポケモンを持っている設定を忘れたのか? -- 名無しさん (2014-06-11 18:00:03)
- BHS編でモラルとデリカシーがない戦闘狂な所をさんざん見せつけてミルトに対してやたら無関心なリョウガにほれたあたり奴の性格や行動面ではなく外見でほれたようだな・・・。 -- 名無しさん (2014-06-12 17:47:38)
- ↑復活した決戦編のあらすじによるとほれた理由は一度決めたことは退かなく、自分が決めた道を突き進むリョウガの事が好きだからだそうだ・・・。しかし、BHS編、クーガ村パート、Bハート持ち逃げ事件などのリョウガの行動を見ておいて奴にほれるあたり、リョウガの表面的な浅い部分しか理解していないな。 -- 名無しさん (2014-07-14 21:41:46)
- ↑そんな浅い理解でリョウガにほれたって・・・、一目ぼれにかなり近いな・・・。 -- 名無しさん (2014-07-14 21:43:10)
- ↑2 逃げずに自分の決めた道を突き進むねぇ… 「強い奴と戦いたいから光の太い方に行こう!」→「あいつはヤバイ、逃げよう…」どうみてもあらすじの説明と違う行動をとっているんだが… -- 名無しさん (2014-07-15 19:58:49)
- ↑その結果仲間が敵にボコボコにされる始末。仲間を守る信念はどこいったのやら。 -- 名無しさん (2014-07-16 02:44:00)
- ↑×4 そんな浅い理解でリョウガを判断してほれるとか諜報員として問題ありすぎるだろ。もちろん洞察力的な意味で。リョウガがロクでもない行動をとっても考え(好意)を改めないのではどうしようもないな・・・。 -- 名無しさん (2014-07-17 21:02:01)
- 目的を持たないことで一部から批判されているセレナもようやく自分を見つめ直し始めたし、第二のミルトにならずに済みそうだ。最もポケモンと交流を深めてる時点でミルトなんかとは違うが。 -- 名無しさん (2014-08-24 09:04:14)
- ↑そもそもあっちは明確な目標がないだけで地図のナビゲートやシリーズ恒例の新人トレーナーというポジションを持っているため最初から役割はある。実際本人も目標がない事に悩む描写もあったし… -- 名無しさん (2014-08-24 17:28:16)
- ある組織に所属している諜報員設定はリョウガに同行させるだけの理由だけでしかなかったな。後はこの設定は死に設定と化していたし。何で楠出はその組織から話を展開しようとしなかったのか? -- 名無しさん (2014-11-23 13:56:05)
- あまり主人公の役にたってない、一方的に着いてくる、若干主人公に気がある(?)という点でアニポケのメガシンカ編のマノンと共通するところがあるな。ちょうど主人公のアランは黒いドラゴン使うし(ゲームの)悪役と友好関係築いているし。 最もマノンやアランは旅の目的がハッキリわかりやすい点等でキャラとしての魅力はこの漫画の主人公やヒロインよりはかなり上だがな。(おそらくマノンはメガブリガロン所持する為にいると思われる) -- 名無しさん (2014-11-23 15:23:41)
- ジェイク先輩カワイソス・・・ -- 名無しさん (2014-12-27 10:58:26)
- 変にテコ入れせず、普通に展開してたら彼女の組織だの先輩だのも出てこれたのかもしれない・・・ -- 名無しさん (2015-06-25 02:36:48)
- 確か、アンチスレが立てられた当初は髪型に似ている点があるなどから「彼女がレシラムにBURSTするのではないか」なんて説が出ていたんだよな。 -- 名無しさん (2015-07-21 21:46:50)
- トウゴさんの出る幕じゃない発言は今思えばデンチュラのドリュウズに対するタイプ相性の悪さを考えて言ったのでは、とも思えてきた。一応あの頃はタイプ相性がある程度機能してたしな… -- 名無しさん (2015-08-06 00:31:03)
- ↑トレーナーなら、デンチュラ以外でドリュウズに対抗できるポケモンを持っていないかどうか確認するべき。冒険者ランキング4位のトウゴだったら、なみのり要員やあなをほる要員を連れていてもおかしくはないだろう。 -- 名無しさん (2015-08-07 23:42:12)
- 何より、「登ってやるわよこんな山!」とか言っておきながらリョウガにおんぶされて登ってきた分際で、予定通りにデンチュラと力を合わせて悪魔の大皿を乗り越えてきたトウゴをディスっている時点で色々論外。 -- 名無しさん (2015-08-07 23:54:00)
- やることすべてが原作者の手によって、ストーリーにおいて完全に無意味になってるというキャラも珍しい。アンチスレ住人からはたびたびバルジーナの使い道が見いだされ、狂信者からもジェイク先輩について妄想されてたりするのに。 -- 名無しさん (2015-08-14 19:25:04)
- ジェイク先輩はおそらく普通のトレーナーっぽいし、もし出てきたらB戦士ageトレーナーsageみたいな描写がさらに増えたのは間違いないだろうね...トウゴの話以降からトレーナーは一切出てこず、ミルトのバルジーナ手持ち設定も捨てられたから、トレーナー出すと批判されると思って出さなくなったのだろう。 -- 名無しさん (2021-02-10 11:53:53)
- ミルトのポケモンdis発言に怒ってる人いるけど、多分作者の意向としてはリョウガに無理じゃないを言わせるため、ポケモンやトレーナーでは太刀打ちできない強さのリョウガ&GGを演出するためにそう言った言動が多いんだと思う。つまり彼女は最初からずっとリョウガの引き立て役。無理じゃないを言わなくなってからさらにいらない子化したのもそのため。 -- 名無しさん (2021-02-11 21:38:59)
最終更新:2021年02月11日 21:38