三闘将編 活動レポート

三闘将編での不満点・問題点と思われる箇所をまとめました。
間違っているところや足りない部分があったら、修正してください。
あらすじは三闘将編 あらすじ 57~65話を参照。



概要

光の羅針盤の最終起動が目前となったリョウガの情報を察知したGGが、ゲルブの策によって、伝説のポケモンであるコバルオンテラキオンビリジオンの捕獲作戦を実行する所からストーリーは始まる。
この三匹は、ポケモンファンからは非公式で『三闘獣』と呼ばれる。ポケモン映画15周年記念作品『ポケットモンスターベストウイッシュ キュレムVS聖剣士ケルディオ』にも出演し、重要な役目を果たす三闘獣の活躍に合わせた時期(2012年5月~7月の映画公開直前)に掲載された。
ポケモンを題材とした漫画を描くなら、伝説のポケモンの登場は、物語上において、大きな見せ場であり、周りからも否応無く目立つため、なるべく慎重に扱うことが求められる。また、伝説ポケがバトルで敗北するなら、ポケモンファンを逆撫でしないよう、バトルの経過を丁寧に描くというのが、読者やファンに対しての配慮である。
しかし、この『三闘将編』は、
  • 七戦騎が一瞬で全滅
  • 今まで積み重ねてきたBURST戦士やBURSTハートの設定が破綻したり放棄される
  • お色気シーンの乱発
  • 挙句の果てに伝説のポケモンが変身道具と化す
など、BHS編以上に超展開が多くなってしまっている。
伝説のポケモン達がここまで冷遇されるような扱いを受けた話は、長い歴史を振り返って見ても存在しない。この展開に対して「どうして何もしてあげられなかったんだろう」と皆の気持ちが動いたのか、57話が掲載されてからは、今までよりも当Wikiが活発になり、更新頻度が大きく増えた。

敵に利用されるにしろ、「伝説のポケモンは、イッシュ限定においても頂点に立つ強さなので、最低限の義理やモラルくらいは守って扱ってくれるだろう」と期待していた読者達の心を見事に打ち砕いた。情け無用であり、伝説だろうと、それ以上に格の違うパッケージポケモンだろうと扱いの悪さに関しては妥協がなく、以降の展開はポケモンを知れば知るほど、読破の道のりは困難な目標となっていく。
ここまで良くも悪くもたどり着いてきた、志高き勇者達でさえも、健闘空しく脱落してしまった程である。

最も恐れていた伝説のポケモン(本体)の登場

リョウガ以外の人物が、ゼクロム以外の伝説・幻のポケモンがBハート化→B戦士として登場する内容は、以前からネット各所ではこの作品とポケモンを知る人ならば、誰もが恐れるエピソード*1として度々警戒されていた。また、第1話掲載時の本誌の表紙には複線なのか、伝説のポケモンであるコバルオンが他のポケモンと混じって描かれていたため、いずれは登場するだろうと予想されていた。

リョウガ以外の人物が、ゼクロム以外の伝説・幻のポケモンがBハート化→B戦士として登場する内容は、以前からネット各所ではこの作品とポケモンを知る人ならば、誰もが恐れる最悪の展開として度々警戒されていた。最悪のケースの斜め上を行く展開に、作中の強さや優遇ランクの頂点に立つ伝説のポケモンがこの扱いだったため、ポケモン全般に登場する人物や地名・アイテムといった全ての設定や要素が、この漫画の前では良くてもかませ犬、もしくは長所を殺されて全てを否定されたとも捉えられる。

また、戦闘力のインフレが非常に激しく、今まで一年かけて築いた設定やパワーバランスを一瞬にして崩壊させるほど。今までのインフレ具合よりも倍以上の速さで、しかもたった数話で力関係が大きく変わる展開だった。


第57話「伝説のポケモン」不満点

  • 仲間たちが眠っている間に、カルタとラグのBURSTハートを、勝手に持ち出すリョウガ。
    一応、より厳しくなる戦いに彼らを巻き込まないようにするための配慮なのだが、だからと言って大切な仲間が封印されたBハートを盗むのは、主人公どころか、まともなポケモントレーナーなら絶対にやらない行為である。
    ひとのものをとったらどろぼう!
    しかも、ラグを仲間に加えた時は、彼女のBハートについて「もっと悪い奴から奪えばいい」と発言しており、チョロネコはラグの大事なパートナーだと認識しているようであった。なのに、たった数話経過しただけでこの通り。
    • 大体、光の羅針盤はリョウガが持っているのだから、Bハートが必要なら自分で新たに探し出せばいい。仲間のBハートを盗んだのは、その手間を惜しんだ甘えでしかなく何の正統性もない。
    • ポケモンを盗むことはこの世界では重罪に当たり、原作ゲームでもトレーナーのポケモンは絶対にゲットすることができない鉄の掟がある。
  • 一人で出発しようとしたリョウガのもとに、仲間たちが駆け付けるが、Bハートを盗もうとしたことに関しては一切お咎めなし。
    いくら相手が仲間だからと言って、大事なポケモンたちが封印されているものを盗まれても、怒りさえしないとは、ポケモンを軽視していると捉えられかねない。
  • 「危険だからオレ一人で行く」とリョウガが言うのは、仲間たちがその危険に対抗できないためだろう。それに対し「危険でもついて行く」と言うのでは、何の問題解決にもなっていない。現にサビンにも全然敵わなかったのに、ついて行って何をしたいのだろうか。サビンがいった通り、彼らの友情は余りに生ぬるい。
  • 伝説のポケモンである、コバルオン・テラキオン・ビリジオンの扱いが悪い。
    コバルオンは台詞が与えられたり、野性のポケモンたちを捕まえたGGを威圧したりと、まだ多少の風格が感じられたのに対し、テラキオンとビリジオンは、たった一コマのみ登場。しかもそのシーンで、既にGGに捕獲されていた。特にテラキオンは、図鑑に「堅牢な城壁も軽々と突破できるパワーを持つ」と書かれているのに、盾を持った人間にまわりを囲まれて捕まっている。
    伝説のポケモンと謳っておきながら、こんな扱いだと、ポケモンを知らない読者には彼らの凄さが伝わらないし、ポケモンを知っている人からすれば、ポケモンを軽視していると批判されるだろう展開である。
  • ラグの下着がパ○○ロ全開で見えている。
  • 今までより最も多くポケモンが描かれた回だが、本来の世界ならこれは1話の起承転結の「起」の時点で到達しなければいけない、当たり前のことであるため、異常さが浮き彫りになってしまっている。

第58話「三人の刺客」不満点

  • 扉絵には「伝説が再び動き出す」のアオリ文があるのに、ページをめくると目に入ってくるのは、早速人工Bハート化されたコバルオンたちの姿。動き出してない
    • そして、正義とされる伝説のポケモンが悪の力の源になるという悪堕ち展開
  • 七戦騎最後のメンバーである、キギャン、ルコフ、トガの三人は、ボスであるフロードが療養中の今、GG最強は自分たちだと考え、反逆を企てる。ハリルとキャロラには裏切られ*2、ヒルグレイツからもあまり慕われている様子はなく、ゼンガイに至っては命令を無視してリョウガに挑み返り討ちにされるなど、フロードは本当に人望がない*3
  • ルコフがBURSTするポケモンは、何とバルジーナ。
    ミルトの手持ちだと言われていたので、彼女のポケモンとして登場すると思われていたが、その予測は見事に外れた。何故か、生身のバルジーナは、頑なに登場しない。
  • 戦わずして結果のわかる対戦カード。GG七戦騎等、本編に関るB戦士達のポケモンはイッシュ地方の最終進化系ばかりであり、皆のお気に入りポケモンが物語の犠牲になりやすい。
    ファンを逆なでするかのように、自分のお気に入りポケモンが遠慮なく倒されていく姿を見るのは、例え伝説のポケモンには勝てないとわかりきっていても、つらいものがある。約一年半で多くのイッシュ地方の進化系ポケモンが登場し、多くの人が悲しみに包まれている。
  • 七戦騎が居たのは、GG本部敷地内にある、戦士棟という建物。一方フロードたちが居るのは本館で、戦士棟とは建物の大きさの違いが一目瞭然である。
    かつては高位の幹部で、かなりの強敵として描写されていたのに、何時の間にか、この凋落ぶり。

第59話「三闘将」不満点

  • アム、ガンク、ロビーの三人で構成されるGG三闘将が、七戦騎三人を瞬殺。ゲルブは彼らを「最強のBハートを持つ」と評したが、彼らのそれは人工Bハートである。
    BURSTハートは、人工産のものより、本物(オリジナル)の方がより強い力を引き出せるため、最強というのに人工Bハートを使っていては、強さに説得力がない。本物が貴重品なので用意できなかったとも考えられなくもないが、先のBHSで、本物のBハートが少なくとも50個近くあることが判明しており、根拠になり得ない。
    コバルオンたちのBハートの形状が従来のものと違うことや、ゲルブがフロードに「人工Bハートに封印した」ではなく「人工Bハート化した」と報告していることなどから、より強力な新型のBハートを使用しているという説もあった。が、その説明が一切ないまま三闘将が全員敗北してしまったため、矛盾に関しては解明されていない。
  • 暴れようとするアムを、蔦のようなもので縛って止めたロビー。
    クーガ村編でのミルトの言葉から、BURST戦士の技はポケモンのわざと関係しているらしいと考えられている。しかし、ビリジオンは『つるのムチ』も『パワーウィップ』も覚えられないため、ミルトの台詞と矛盾している。
  • 七戦騎三人は、必殺技ひとつ見せず、ガンク一人の腕の一振りだけで瞬殺された。
    ヒルグレイツが「他の七戦騎はオレよりもっとエグい」と言って以降、明確な強さを見せたのはハリルだけで、ゼンガイはリョウガに完敗、キャロラもまともにバトルした描写がない。
    そんな七戦騎の残りを一撃で倒したって、「三闘将が強い」ことなどまったく示せておらず、むしろ「七戦騎が弱い」という印象しかない。
  • BURSTした三闘将の姿を見て、伝説のポケモンだと戦慄するミルト。彼女が思いを寄せている主人公も、伝説のポケモンの力を使うのだが、そのことを完全に忘れている様だ。
    この時に限らず、作中ではやたらとゼクロムが軽視されている。それなのに、伝説のポケモンとしてのランクはゼクロムより低いとされるコバルオンたちが恐れられていたりと、描写に矛盾が多く、ポケモンを知っている読者からすれば、違和感がある。
    • 本来でいうところの、伝説の武器を所持する者同士がぶつかる展開なのだが、邂逅時名乗りの段階で全く生かさなかった。
  • アムはリョウガに、パンチと見せかけてキックと見せかけて頭突きを食らわす。実際にやってみると分かるが、かなり無理な体勢になる。

  • Bハート本来の設定
    • 七戦騎のひとりハリルは、伝説のポケモンに変身するリョウガを、初戦では圧倒した
    • Bハートは、本物(オリジナル)の方が人工産よりも強い
    • Bハートは、戦えば戦うほど経験値がたまり、成長して強くなる
    • ポケモンとB戦士は、心を通わせることで真の力を発揮できる

  • 今回の展開
    • 七戦騎三人が、伝説のポケモンに変身したB戦士ひとりに瞬殺される
    • 新品同然のBハートが、経験をつんだBハートに圧勝する
    • コバルオンは、明らかに人間に対して激しい怒りを見せており、絆どころではない

第60話「リョウガとアム」不満点

  • 戦いの最中に笑い転げるアムや、彼の強さに触れてワクワクしているのか、不敵に笑うリョウガ。バトルに緊迫感がない。
    • コバルオンたちが不本意に封印された時、読者の多くは「どうやって助け出すのか」を考えただろう。なのにリョウガはコバルオンたちが封印された経緯など知る由もなく、強敵との戦いに胸をときめかせている。これではまるで、コバルオンたちはリョウガを楽しませるために封印されたようなものだ。
    • リョウガが、相手が持つコバルオンのBハートに呼びかけるなどで、相手の変身に異常をきたしてから逆転する、悪に堕ちてしまった心(ポケモン)を再び呼び起こすような展開もない。
  • 必殺技『鋼角粉砕(ホーンディストラクション)』を繰り出すアム。
    BURST戦士の必殺技はポケモンと心を通わせることで習得できる」とレンドは言っていたが、コバルオンは人間を激しく憎悪しているため、心を通わせることができるとは考えられない。それなのにアムが必殺技を使えるため、以前語られた設定と矛盾する。
    • 完全なBURSTの力を、己の欲望と称して心を通わせないと本来発動できない必殺技や力を乱発しているようである。
  • 電撃爆裂を使っても、痛がる程度のダメージしか与えられなかったのに、リョウガは黒焦げになった自分の腕を見せ付けて得意がる。自分の技で自分が受けたダメージの何が楽しいのだろうか。
    • 絶対の自信がある自分にダメージを与えてくる存在や、受けた傷を見て喜ぶ姿は、それこそ戦闘狂によくある描写である。
  • 「危険だから連れて行けない」ような仲間たちと、強敵との戦いの中で引き離されたのである。まず仲間の心配をするべきだろうに、リョウガはアムとの戦いを楽しんでばかりで、仲間のことなんか考えてもいないようだ。
    • 事実、ラグもカルタも簡単にやられていた。こうなるからリョウガは置いて行こうとしていたのに、いったい何のためについてきたのか。
  • ラグがロビーに簡単にやられたことに驚くミルトとヤッピー。しかしラグが過去に見せた強さは、色気や不意打ちを駆使した搦め手であり、肉弾戦では元々大した強さを見せていない。恋心捕獲も同性のロビーには効かず、相性も悪いのでやられるのは当然だろう。
  • 「リョウガは今頃アムに葬り去られている」とロビーは言うが、先にリョウガVSアム戦を散々描写して、リョウガがやられようなこともなかったのに、最後にこんなことを言われても読者への説得力はない。ちゃんと考えて構成しているのだろうか。

第61話「救世主あらわる!」不満点

  • 伝説の力を纏いし邪悪な者が暴挙に出る・・・とアオリ文。まるで聖なる生き物である三闘獣が神器のような扱いを受けていることを示している。本来であれば、洗脳などで無い限り無理矢理使われることは無いのだが、エクス○リバーやゲ○・ボルグのような伝説の武器を装備した敵が人格者でない悪者で、ただ力を認められた程度で行使している。
  • 聖なる伝説の神器同士による善悪の戦いによる結末は、いつだって空しい決着となっている。
例:主人公の聖剣VS炎の神器 RPG三大不幸主人公と呼ばれる悲劇を創り出した。死闘の果てに息子が仇を討ち、父親の無念を晴らすのだが、最終的に異父親だった事実。
  • ポケモンとの融合を、ましてやその頂点に立つ伝説のポケモンを自分自身を悪と認めているような人物がまとっていいのか!と言うように思えてくる
  • ミルトはバルジーナを出そうとせず、リョウガに助けを求める。バルジーナはひこうタイプなので、いわタイプのテラキオンには不利だが、くさ・かくとうタイプのビリジオンには、かなり有利な立場にある。もし敵わなくとも、バルジーナを使えば空を飛んで逃げられる可能性があるため、出さない意味がわからない。
    • リョウガに逆らってついて来たミルトが、敵に襲われたらリョウガに頼るのは余りにも身勝手。まだしも自分で戦おうとしたヤッピーの方がマシに思える。
  • 修行を終えて再登場し、「前より格段に強くなった」と語るハリルとキャロラ。しかし、BHS終了後、二人が旅に出てから、作中で僅か半月から数週間程度しか経過していない。いくらなんでも、修行の期間としては短すぎないか?
+ アンチスレ住民による計算結果
  1. BHS終了後、リョウガたちがクーガ村を訪れる。クーガ村までは歩いて3日かかると言われているので、この時点で数日から1週間経過。
  2. ラグに出会う。この時、クーガ村を出てから数日経過。
  3. 体力自慢大会にリョウガ出場。その直後にサビンと戦闘。トラヒゲの様子などから、ラグ加入から数日後のことだと思われる。
  4. 光の羅針盤最終起動直前で、三闘将に遭遇。恐らく、サビン戦から最長でも数日~1週間経過。←今ここ

以上、BHS終了からの経過日数は、長く見積もっても約2~3週間と考えられる。
  • 戦闘中にも、キャロラへの気遣いを忘れないハリル。どこぞの優しい()主人公とは大違いである。
  • ガンクとロビーは、必殺技を繰り出すが、彼らもアムと同じ理由で、必殺技が使えるとは思えない。
  • 前回までにシルエット等で引くような伏線もなく、唐突に再登場したハリルたち。やっぱりまともに構成を考えていないのだろう。
  • ハリルたちが来た理由は「たまたま」といういい加減なもの。例えばコバルオンたちが封印された噂を聞きつけて三闘将を追っていたとかにしておけば、救出する流れに持っていくことも可能だったのに、実にもったいない。

第62話「ハリルに何が起こった!?」不満点

  • くさタイプと思われる必殺技『蔦蔓急伸(アイビースプリング)』で、戦闘不能になるキャロラ。対フロードといい、相性では圧倒的有利な相手に負けるなど、相変わらずエンブオーファン涙目な扱いである。
  • ハリルのゾロアが、ゾロアークに進化。ポケモンとしては王道の展開とも言えるが、同時に、伝説のポケモンを持つリョウガは、進化によるパワーアップができないと断言されたようなものであり、ハリルの主人公らしさが急上昇するのと同時に、リョウガのひどさがますます浮き彫りに。
  • ガンクの説明によると、BURST中にポケモンが進化した場合、その戦闘力は大幅に上昇するらしい。だが、最終進化系とBURSTする他のキャラクターは、進化前のハリルに敗北する程度の強さだった。
    既に進化していたポケモンを封印した場合、BURST戦士は強くなれないとしたら、なぜ進化したポケモンを使用するのだろうか。封印されたポケモンが進化しない限り、Bハートごとに戦闘力の差はない*4と思われるので、進化する余地のある未進化ポケモン*5を使用する方が良い様に思えるのだが。
    • ハリルはゾロアークになっていても、伝説ポケモンのテラキオンとビリジオンはあくタイプに有利な格闘タイプであり、進化したところで、本来であればラスボス格(例:地のエル&風のエル)2体に挑むような状況。

第63話「ハリルの進化」不満点

  • ハリルは、わざとダメージを受けることで、自分を幻影だと思い込ませ、ガンクとロビーを倒す。
    進化してパワーアップしたことを分かりやすく表現しているが、三闘将を散々「伝説のポケモン」と持ち上げたあとに、力押しで勝利しているため、結果的にポケモンの力を軽視しているとも取れる描写となってしまっている。
  • 三闘将にとくせいを使わせると詰む。三闘獣のとくせいはあくタイプを受けるたびにこうげきが上がる「せいぎのこころ」。邪悪と明言している彼らがせいぎのこころを使えば矛盾点が生まれ、逆に発動(中のポケモンの抵抗等も含む)しなければポケモンより弱体化とまたしても言われる。ハリルの技を当たればその時点でどう描写しても詰んでいる。
    • 結果は前者のほう。とくせいが発動しないことや、実力差&有利な相手に負けたことで、ポケモンよりも弱体化していた。
  • ラグに続いてハリルもBハート(ゾロアーク)に話しかけたが、ポケモンからの返事は無かった。
    進化しても永久封印は変わらないままらしい。
    ハリルは以前キャロラに「ふたりぼっち」という発言をしており、Bハートのことは全く意識していなかったために唐突なイメージを与える。今まではゾロアを見ていなかったと考えるか、厳しい戦いの中でようやくポケモンを思いやれるようになったと捉えることもできるが、2話連続でポケモンに感謝した描写はなかった。
  • ハリル一人で三闘将を二人も片付けてしまったため、他のキャラクターに見せ場の余地がない。七戦騎もそうだが、頭数が無駄づかいされてしまっている。
    • それも、BHSで世界各地から集まった猛者たちでさえ強いと言っていた七戦騎が瞬殺され、ハリルがその瞬殺した三闘将を二人も撃破したことで、パワーバランスはもはや新人物を作るか急激にパワーアップさせて三闘将すら倒せるといった急展開は避けられない。

第64話「鋼鉄(メタル)」不満点

  • アムの必殺技『剛鉄豪殻(メタルアーマー)』には、大きな弱点があると判明。息を止めたままだと、自分の意思で解除できず、体重も大幅に増えるため、水中では沈んでしまうというものだった。
    アムはこのことを知っていたのに、リョウガにトドメを刺すべく、自分から水中に飛び込んでいる。
    フロードが直接育て上げた人材にしては、戦い方が随分とお粗末ではないか?
  • アムの息づかいの荒さから、弱点に気付いたリョウガ。しかし、元々BURSTは負担が激しいという設定があるし、「たいした動きもしていない」と言う割には必殺技もバンバン使っている。伝説ポケモンの強大な力を振り回したアムが疲弊して、なぜそんなことを疑問に思えるのか。
    • よくある展開の場合、人知を超える力を好き勝手使いすぎたツケで苦しむことが多いため、疑問どころか当然の結果である。
  • 「なんでそんなに必死に戦うんだ?」とアムに問うリョウガ。同じ問いをリョウガにこそぶつけたい。
    結局、このやり取りが後々伏線になることもなく、まったく無意味な一幕だった。
    • 結局は「エラソーなヤツをぶっ飛ばしたい」という理由。そもそも、戦争や大乱を題材にしている作品ではないので、戦う理由について問う必要もない。ポケモンバトルと違い、「戦」そのものについての話題である。かといって説得が通用せず、王や故郷のために殉じる根っからの武人でもない。
    • 特に二人組みが裏切って、最高幹部の紅一点撃破!→加入直後の本編では、『なぜ同僚同士で戦うのか? 話し合えば解るのではないか?』『仲間になりそうでならない人格者かつ、先と同じ最高幹部との戦い』を描いており、本当にそのような会話がエピソード全体のウェイトを占めている。
    • 肝心の理由も、主であるフロードに対する忠誠心ではないいため、無能さにも一役買っている。
  • 三闘将全員が敗北したことで、GGが本当に強大な組織なのか、疑問視する声が上がっている。
    ガリュウやレンド、サビンたちは、相当に追い詰められた様だったが、サビンよりも弱いと思われるリョウガたちに、七戦騎や三闘将といった幹部格のメンバーは勿論、ボスのフロードさえもやっと引き分けに持ち込めた程度の勢力しかない。
  • 伝説のポケモンと言っていたくせに、コバルオンたちの扱いは、相変わらず悪い。
    相性では非常に有利なはずのハリル相手に、二人もやられている。
    しかも、人工Bハートであるにも関わらず、敗北後も開放された描写がない。コバルオンに至っては、ゲルブに回収されてしまった。一部では、三闘将が敗北後に開放され、リョウガマンセー要員になると予想されていたが、それすら下回る冷遇ぶりである。登場時にコバルオンが人間を憎んでいたが、伏線でも何でもなかったらしい。何故この描写を入れたのか、謎である。
  • 封印された伝説のポケモンが解放される描写が無い。
  • 悪のGGが伝説のポケモンを使うことを聞いていたリョウガたちだが、誰一人として伝説のポケモンを取り返すといった描写はなく完全に無視されてしまった。
    • 予想の一つである、「リョウガが三闘獣を助けて褒められる」さえも生易しかったのである。


第65話「それぞれの壁」不満点

  • アムを倒した後になって、やっと仲間の心配をしだしたリョウガ。既に戦う体力など残っておらず、今更合流してどうするつもりだったのか。もしハリルたちがたまたま通りがかっていなかったら、リョウガも含めて全滅していただろう。
  • 「三闘将がハイレベルな戦いを経験したことで、BURSTハートがより強化された」というゲルブの発言。
    (今更だが)設定の矛盾を多数生み出しながら、どこがどう凄いのかも分からない必殺技の撃ち合いと、進化によってパワーアップしてのゴリ押しで、どう見ても、彼が言うほど激しい攻防が行われたようには見えない。
    以下、そのハイレベル()な戦いの全容。
    • アム
      BURSTした状態でのバトルが、リョウガとの1戦のみ。しかも、自分の必殺技の弱点を利用されて敗北。おまけに、最初は軽々と弾いたはずの『電撃完波(ライトニングパーヴ)』でトドメを刺された。
      ロビーには、三闘将最強であるかのように言われていたが、全くそんな様子は感じられず、3人の中では一番ひどい戦績となってしまった。
      戦績:1戦0勝1敗
      アム● - ◯リョウガ
    • ガンク
      七戦騎3人とカルタを瞬殺し、ロビーとのコンビプレーでキャロラも倒す。しかし、ゾロアをゾロアークに進化させたハリルに、相性の上では圧倒的に有利なのにも関わらず敗れた。三闘将の中では、断トツで一番良い戦績だと思われ、最も経験を積んだと考えられるが、所詮雀の涙である。
      戦績:6戦5勝1敗
      ガンク◯ - ●キギャン、ルコフ、トガ
      ガンク◯ - ●カルタ
      ガンク、ロビー◯ - ●キャロラ
      ガンク、ロビー● - ◯ハリル
    • ロビー
      ラグを描写もなくあっさりと倒し、ガンクとのコンビプレーでキャロラにも勝利するが、進化したハリルに敗北。バトルの数は少ないが、相性の悪いエンブオー相手に白星を上げているため、恐らく成長の度合いはガンクに次ぐ(五十歩百歩だが)。ただし、ガンクと同じく、得意とするはずのあくタイプに負けている。
      戦績:3戦2勝1敗
      ロビー◯ - ●ラグ
      ロビー、ガンク◯ - ●キャロラ
      ロビー、ガンク● - ◯ハリル
  • 前回に続き、ボスが直々に育て上げた三闘将の敗北さえも「計画通りだ」というゲルブ。所詮は彼らも、伝説のポケモンさえも、主人公の強さを引き立てる捨て駒だと認めたようなものである。
  • コバルオン、テラキオン、ビリジオン(のBURSTハート)に蓄積されたエネルギーを浴び、最強体になったフロード。ポケモンはあくまで、最後の敵をパワーアップさせ、ラスボスの威厳を出す(そしてゆくゆくは、主人公に倒されてその強さを見せつける)ための道具に過ぎないらしい。

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最終更新:2014年08月23日 19:19
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*1 警戒されていた理由として、この作品におけるポケモンは、従来とは違って人間達の半身・パートナー・絆といった象徴ではなかった。原作無視を強行し続けてきた勢いで、ポケモン界の聖域にまで手を出す事を恐れられていた。

*2 もっとも、彼らが真実を知ったら、裏切られても仕方ないと思えるほど、フロードの行いは非道なものだった。

*3 ポケモンにおける悪役の原点であるロケット団ボスのサカキを初め、ポケモン作品に登場する悪の組織のボスは、ほとんどが多大なカリスマ性を備えており、悪と知りつつも彼らの魅力に惹かれて付いていった者も多い。

*4 これまで、能力差やタイプ相性をことごとく無視したバトルが何度も繰り広げられている。

*5 BURST戦士は、最終進化系のポケモンや進化しないポケモンを使用していることが多く、進化によるパワーアップが可能な人物は、圧倒的に少ない。