ペトリの社内資料 開発日程表編

元ペトリの技術者、半田善朗さんが保管されていた栗林/ペトリの社内資料の一部を掲載します。
資料提供:半田善朗さん

開発日程表

67年9月7日付け。
カラー35は社内コードMと呼ばれていたようだ。
SPは一眼レフのコードと考えられるが、SP VTPが何を指しているかは不明。
M2(MS2)はカラー35Eと考えられるが、カラー35量産前から取り掛かっており、当初はカラー35と同じ68年の発売予定だったことがわかる。
MS2はセレン仕様のサークルアイ機の図面も発見されており、仕様は発売までにかなり変更されたようだ。実際の発売は70年のため開発は難航したもよう。
AT100は100mmF2.8?、AWP135、AWP35は交換レンズと思われるが、どのレンズを指しているのかは不明。


67年12月21日付け。
PI4は126カートリッジフィルム機GAF Anscomatic 436と考えられる。
SPEはFTEEの可能性が高い。
300mmF5、135mmF2.8自動絞り、21mmF4、35mmEE、135mmF2.8EEの記載が見られる。
21mmは70年代に入ってからの発売なのでかなり早い段階で設計されていることがわかる。
135mmのEEはF3.8しかないので、発売されず変更になったと考えられる。


68年7月5日付け。
M2(カラー35E)は沈胴、固定の2種が記載されている。並行で開発されていたようだ。
PI4のペトリ版がフォトキナに出展の計画があったようだ。実際に出展されたかどうかや、機種名等は不明。
AT135AC(F3.5)、GN35A(F2.8)は交換レンズと思われるが、どのレンズを指しているのかは不明。
135mmEEレンズはF3.8(3.5)に変更になっている。
発売未確認の85mmF1.8設計の記載がある。


設計日程管理
ペトリ社内の開発の工程を記した資料

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最終更新:2017年04月04日 05:33