SCC2の機種定義ファイルについて

Slot Count Capter 2(通称SCC2)の機種定義ファイルの作り方を説明します。
 
製作者さんの神楽坂さんのサイトに有る機種定義ファイルUpローダに存在すればそれを使えばよいのですが、現状、機種定義ファイルを作って配信されている人はいますがUpローダに上げる人が少ないです(上げない理由が不明)
作るのは簡単ですので作り方を書きます。
 
01.ではノーマルタイプのリオパラダイスの機種定義ファイルの作成方法を書きます。
ARTの台やBIGが複数ある台の場合は下の方に書いてある02.~04.を参照してください。
 
0.機種のPIN情報を確認する
 ・Aスロットさんなどで機種別のPIN情報一覧がPDFやXlsで公開されています(リンク)(リンク)のでこれを参考にしてください。
(間違っている場合もあるようなのでその場合は、簡易PINモニターにてどのPIN情報が発信されるか確認してください)
 
 ・今回のリオパラダイスは・・・
①IN  ②OUT  ③     ④BB   ⑤     ⑥コモン  ⑦RB    ⑧セキュリティー 
 
 ということなので4PINがBIG、7PINがREGということが分かります。
 
1.機種定義ファイルエディタを開く
 ・SCC2を起動してメニュー>設定>機種定義ファイル>機種定義ファイル エディターを選択する。
 
 ・別ウインドウでエディターが表示されます。
 
2.クイックセットアップでベースになる機種定義を読み込む
 ・今回作成するリオパラダイスの場合、5号機 タイプ2がリオパラダイスのPIN情報と合致しますのでこちらを選択し、右下の上記内容にて設定するボタンを押下して設定を反映します。
 
 
3.ボーナス、ART、CT判定を設定する
 ・クイックセットアップに合致するものが無い場合は自分でPIN情報の処理を編集する必要があります。
 ・ボーナスなどの判定はどのPINからBIGやREGやARTの情報が出ているかによって決まりますので、0.で説明したPIN情報から確認してください。
 
  獲得枚数の異なるボーナスが複数存在する場合は02.で説明しています。
  ART搭載は03.で説明しています。
  RT搭載(ART信号が出ないART搭載)は04.で説明しています。
 
 
4.機械割と機種名を入力する
 ・機械割を調べて機械割情報を入力します、リオパラは設定が4段階で最高設定が7なのですが設定6に7の機械割を入力します。
 ・機種名も同時に入力しておきましょう。
 
 
5.ファイル指定でレイアウトファイルを指定する
 ・今回使用するリオパラはBIG、REGの2つのカウンターを使用しますが、SCC2では4つのカウンターがあります。
 ・デフォルトでは4つのカウンターが表示された状態になりますので2つのカウンターのみ表示されるレイアウトを指定しておきます。
 ・機種定義ファイルを読み込んで手動でレイアウトファイルを読みこめば良いのですが、めんどくさいので常時使用するレイアウトファイルが決まっている場合は指定しておくと楽です。
 
 
6.機種定義ファイルを保存する
 ・すべての設定が終わったらメニュー>機種定義ファイルの保存で機種定義ファイルを保存してください。
  ファイル名は機種名と同じで良いと思います。
 
 
7.機種定義ファイルを読み込んで動作するか確認する
 ・今回はレイアウトファイルも指定したので機種定義ファイルを読み込むと同時にレイアウトも反映されます。
 
 
 ・あとは実際に回してカウンタが意図した動きをすることを確認してください。
 
 
 
02.獲得枚数の異なるボーナスが複数存在する場合
 ・BIGがスーパーとノーマルやミドルなど複数存在する場合、BIG信号が1箇所からしか出ていない場合があります、
 それでも各ボーナスを判別したい場合は下記図のように設定します。
 今回はサクラ大戦3の設定で説明させて頂きます。
 サクラ大戦3はBIGに赤7と白7の2パターンがありますが信号情報は共通です。 
 
 ・まず、ボーナスのPIN情報がどのPINから出ているか確認します。 サクラ大戦3はPIN5からBIG信号が出ますのでPIN5の項目の「PIN*の情報を取得する」にチェックして有効にします。
 
 ・次に、カウンタカウントアップタイミングを「払い出し枚数で判定」にチェックして有効にします。
 
 ・赤7をカウンタ1、白7をカウンタ2でカウントするように設定します。
  サクラ大戦3の赤7は払い出し枚数が360枚で終了、白7なら240枚で終了です。
  レア役などを取ると枚数が減りますので少し減らした枚数を入力します。
 
 ・ボーナス終了時の処理は取得枚数を表示するにチェックを入れてください。
 
 ・ゲーム数処理は終了後ボーナス間ゲーム数クリアにチェックを入れてください。
  ※大会などで番長2などボーナス中もゲーム数をカウントする必要が有る場合はボーナス中もゲーム数をカウントにチェックを入れていください。
  
 
 
 
03.ART搭載の機種の場合
 ・ART搭載の機種ではART信号が出る機種が多いですのでART信号の出るPINを調べてください。
 
 ・サクラ大戦3ではPIN3がART信号なのでPIN3の項目に設定します。
 
 ・PIN3の情報を取得するにチェックを入れて有効にします。
 
 ・カウンタカウントアップタイミングの「PIN信号がONになった時」にチェックを入れて有効にします。
 
 ・その他のチェックは全て無効にします。
 ※ART突入で天井クリアなどの場合でゲーム数をクリアしたい場合は、ゲーム数処理のチェックを有効にしてください。
 
 
 
 
04.RT搭載の機種の場合(ART信号が出ないART搭載機の場合)
 
 ・RTの場合は信号が出ない機種がほとんどです(存在するかもしれませんが知りません)
  この場合、子役の連続によってRT(ART)を判別して擬似的にRT突入回数をカウントすることができます。
 
 ・PIN2の項目の「払い出し回数によるART(RT)判定を行う」にチェックを入れます。
 
 ・判定ゲーム数と開始条件に子役成立が何回連続したか、終了条件に子役成立が何回連続しなくなったかの回数を入力します。
 
 ・あくまでも擬似的なカウントなので正確にカウントされないと思います。
 
 ※ホールでは正確にカウントしてるけど、どうして?
 ホールでは光センサーを使ってRT(ART)突入した場合に光るランプの点灯によって判別してカウンタをアップしていると思われます。
 今後、SCC2に光センサー機能が追加予定ですので、どうしてもカウントしたい場合は開発を待ちましょう。
 
以上
最終更新:2014年01月24日 20:54