プリセットの設定

外部プリセットは”なし”でも十分綺麗に配信できますが、

極めるとさらなる高画質配信ができるようです。

 

ためになるコミュ

プリセットラボ ☆きた☆(co1193228)

でうっちゃ! TIL(co1796429)

http://ameblo.jp/yusasakk/entry-11212917730.html

http://mobilehackerz.jp/archive/wiki/index.php?%BA%C7%BF%B7ffmpeg%2F%B9%E2%C5%D9%A4%CA%A5%AA%A5%D7%A5%B7%A5%E7%A5%F3

ニコニコ動画まとめwiki

 http://nicowiki.com/%E6%8B%A1%E5%BC%B5%20x264%20%E5%87%BA%E5%8A%9B%EF%BC%88GUI%EF%BC%89%E3%81%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E9%A0%85%E7%9B%AE%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.html

 

今後、色々試してみて追記したいと思います。

1.ラグ軽減プリセット:ffmpegの放送ラグの軽減を狙っただけのプリセットです。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

今配信で使っているブロックノイズ軽減重視かな?プリセット

※X264形式で書いてありますのでメモ帳等に保存して読み込ませてください。

13/04/03 音ズレすることが分かりましたので、下記プリセットは使わないでください、書き方の参考程度にしてください。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

ex=8x8dct:1

ex=aq-mode:2

ex=b-adapt:2

ex=bframes:8

ex=deblock:-6:-6

ex=direct:auto

ex=ipratio:1.40

ex=keyint:150

ex=level:3.1

ex=me:tesa

ex=merange:16

ex=min-keyint:auto

ex=mixed-refs:1

ex=no-mbtree:0

ex=partitions: i8x8,i4x4,p8x8,b8x8

ex=profile:high

ex=psy-rd:0.5:0.0

ex=qcomp:0.6

ex=qpmax:51

ex=qpmin:10

ex=qpstep:4

ex=ratetol:10

ex=rc-lookahead:30

ex=ref:8

ex=scenecut:100

ex=subme:9

ex=threads:8

ex=trellis:2

ex=weightb:1

ex=weightp:2

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

ここからプリセットの各項目の説明(パクリ)

■■■■■■■■■

・deblock

 【範囲】-6~+6
 プラス方向に動かして強くするとぼやけた感じに、マイナス方向に動かすとくっきりとした感じの絵となる。
 ・no-deblock:1でOFF
 ・左側(α)はデブロック全体量の調整。右側(β)はブロック検出のしきい値。
 ・いずれも、-側でシャープ(ブロック増)、+側でソフト(ブロック減)。
 ・αを上げると効果的にデブロックがかかるが多くの細部を破壊する為、画像全体がソフトに。
 ・αはエンコードの全体的なシャープさを決定する最も重要なパラメータです。
 ・βを上げると輪郭に発生しやすい歪(Ringing artifacts)を消すのに役立つ。
 ・βを下げると全体像をぼかすことなく、DCTブロック量を減らすことができる。
 ・デフォルトの[0:0]でも充分な効果を得られる。調整する場合も±2程度で。
 ・多少のブロックは気にしないなら[-2:-1]。
 ・多少ボケてもいいので綺麗な絵を求めるなら[1:2]etc.。
 

・aq-strength

 【範囲】1.00が規定値
 FPS等のゲーム動画で壁や地面に発生するブロックノイズを軽減 
 =文字や字幕が潰れてしまう
 低くするとアニメだと色の区切りがはっきりする。
 適応量子化の強さを調整します。高い値が離れて複雑な領域やエッジから、より多くのビットを取るとシンプルに向かってそれらを移動し、細かいディテールを維持するための領域を平坦になります。 

・psy-rd

 【範囲】0.00~10.00:0.00~10.00
 ・使用すると[chroma-qp-offset]にそれぞれ-2の補正がかかる。
 左側:Psy-RDO(視覚的レート歪み最適化)の強度。subme:6以上が必要。
 詳細な部分の圧縮を下げる事により細かい部分をシャープに見せる。
 ・右側:Psy-Trellis(視覚的格子量子化)の強度。trellis:1以上が必要。
 Trellis Quantizationと同じ事を行うが圧縮は増加しない。綺麗な部分やテクスチャなどから
 ビットを削り、エッジなどの複雑な部分にビットを割り当ててイメージをシャープにする。
 ・両方共、上げ過ぎは画像の乱れを生じる。
 ・細かいディザ(ノイズの一種)やグレイン(フィルムに残るノイズ)を残すときに使用。 
 =ノイズが強すぎてしまう。 
 

・partitions

 【範囲】0,i8x8,i4x4,p8x8,b8x8,all(use p4x4)
 ・16×16のマクロブロックをフレームタイプ別に更にどこまで細分割出来るようにするか。
 ・全部入りはall。
 ・細分割無しは0。
 ・i8x8を使う場合、8x8dct必須
 

・me

 【範囲】dia,hex,umh,esa,tesa
 ・動き予測方式。
 ・殆どの場合hex、umhまでで充分。
 ・速度重視なら[dia]。[esa]以上は負荷と相談。
 ・5種類。右に行くほど重くなる
 ・esa以上はビットレートが足りない気配。

・rc-lookahead

 【範囲】0~keyintでの指定値
 ・mbtreeを先読みするフレーム数単位で指定。
 ・30でfps30の場合1秒の遅延を生む。
 ・大きくすると精密な結果を得られるが遅延がある。
 ・no-mbtreeと併用不可
 ・数値を減らすことによってラグを減らすことができるが画質も落ちる。

・subme

 【範囲】0~11
 ・サブピクセルの動き予測方式。6以上はRDOが可能。
 ・10にするにはtrellis:2とaq-mode:1以上必須。
 ・上げれば画質も上がるが、上げればいいってものでもない感じ。

・merange

 【範囲】meがdiaかhexの場合は4~16、meがumh、esa、tesaの場合は4~64。
 ・動き予測範囲
 ・速度優先なら低め。
 ・画面サイズにより大きくすると良い場合あり。
  

・scenecut

 【範囲】0~100
 ・大きくするとシーンチェンジ検出が敏感になりIDR/Iフレーム挿入増加。
 ・場面転換時に正確にIフレームが入らない場合はここを上げる。
 ・画質にけっこう影響する。
 

・crf

 【範囲】1~51
 ・XSplitの場合、コレを指定するときは品質をNotSetにしないと無意味、ffmpegは試してから追記。
 ・x264では最初にcrf値を基に品質基準VBRを行い、[vbv-bufsize]の区間内で[vbv-maxrate]を
 大幅に超える場合は品質を落としビットの再配分を行う。
 また、crfを大きくすると初期品質を制限する為、ビットを絞りストリーミングは安定する。
   

・qpmax

 【範囲】0~69
 ・QP上限値。値が大きいほど高圧縮低画質まで許容
 ・下げることで最低画質の底上げとなり画質向上する場合もあるが弊害もあるので下げるのは非推奨。
 

・qpmin

 【範囲】0~qpmaxの値
 ・QP下限値
 ・上げることで局所的なビット増大を防げるが、絵が破綻する場合あり。
 
  

・qcomp

 【範囲】0~1.0
 ・固定ビットレートと固定量子化量のバランス。
 ・0に近いほど固定ビットレートの挙動、ビットレート変動幅小、画質変動大。
  静的な部分にビットが配分される。→静止画なら綺麗。動きが多いとビット不足。
  mbtreeの効果が強まる。
 ・1.0に近いほど固定量子化量の挙動、ビットレート変動幅大、画質変動小。
 ・動的な部分でも十分なビットが配分される。→ストリーミングでは当然上限があるから・・・
  mbtreeの効果が弱まる。
 ・割り当てビットレートの変動許容量。
 ・理論上では0に設定すると固定ビットレートと同じ挙動を、1に設定すると固定量子化量と同じ挙動になる。
 

・qpstep

 【範囲】1~69
 ・隣接フレーム間でのQP最大変動量
  

・bframes

 【範囲】0~16
 ・Bフレーム最大連続数。
 ・Bフレームが多く入れば圧縮効率は上がるが遅延を生じる。
 ・速度優先の場合は数値を下げる。
 
 
・b-adapt
 【範囲】0、1、2
 ・適応Bフレーム予測
 0、無効。常に[bframes]で設定した値を挿入してしまうので[bframes]は少なめに。
 1、高速。このモードでは[bframes:16]で利用して下さい。
 2、最適。[bframes]を16未満で使用するときはこちらのモードにして下さい。
  

・ref

 【範囲】1~16
 ・参照フレームの最大数。
 ・Bフレームはこれより1~2少ない数値を参照する。
 ・品質向上に有効であるが、上げすぎるとエンコード・デコード共に負荷と処理時間が上がる。
 ・9以上だと見れないリスナーも多い。
 

・direct

 【範囲】0,1,2,3かnone,spatial,temporal,auto
 ・Bフレーム内のダイレクトマクロブロックの動き予測方法
  [0][none]無効。低速低画質。
  [1][spatial]空間軸予測。似たような動きを含む画像で、動きの速度が変化するシーンに有効。
  [2][temporal]時間軸予測。異なる動きを含む画像で、動きの速度が一定のシーンに有効。
  [3][auto]自動。各フレーム毎に空間軸と時間軸を選択する。低速。
 ・速度を優先するなら[auto]より[spatial]を使用する。
 

・trellis

 【範囲】0、1、2
 ・Trellis Quantization(格子量子化)の方式。
 ・DCT使用により削られる情報を回復させる事で画質を上げる。
  0:OFF。速度重視。
  1:最終マクロブロックのみ。
  2:常時。[subme:10]では必須。画質重視。
 

・b-pyramid

 【範囲】none,strict,normalか0,1,2
 ・ピラミッド参照化。[strict]はBDまたは[intra-refresh]用。
 ・[bframes:2]以上が必要。
 

・weightb

 【範囲】0、1
 ・Bフレームに対する適応重み補完予測
 ・前後の参照フレームに対して重要度を比較し補完する。
 ・bframes:1以上が必要。
 

・ratetol

 【範囲0.1~100】
 ・平均ビットレートの許容変動
 ・VBVの積極性に影響する数値で、大きくするとフレーム間のビットレート変動が増える。
 ・設定したオプションをフルに活かすことができるが、ストリーミング安定性は下がる。
 

・ipratio

 ・Pピクチャを基準にIピクチャに割り当てるQPの割合を指定。
 ・上げるとkeyframeであるIピクチャの画質を増加させ、それを参照しているP/Bピクチャの画質も押し上げます。
  大きくしすぎるとIピクチャに符号量を割いた分P/Bピクチャの符号量が抑えられP/Bピクチャの画質は劣化します。
  1.40以上の値を指定すると客観画質は低下する可能性があるが主観画質は向上する可能性がある。
 ・動きの激しさで最適値が変わってくる。
 

・pbratio

 ・Bピクチャを基準にPピクチャに割り当てるQPの割合を指定。
 ・ipratioと同様に一般的にP/BのQPに差をつけた方が画質は向上する
  特にBピクチャ連続枚数が少ないならば高めにすることで主観画質を向上することができる。
 ・mbtreeは自動的に最適値を計算するため同時には使用できない。
 

・keyint

 ・fps(コマ数)×10が一般的
 ・IDRフレーム(キーフレームの最大挿入間隔)。
 ・通常はフレームレートの10倍に設定する。
 ・keyintに近づくとscenecutによるIフレーム挿入傾向もあがる。
 ・シーク間隔にも影響してくる。 

・min-keyint

 【範囲】1~かauto
 ・IDRフレームの最小間隔。
 ・[auto]の場合[keyint/10]になる。
 ・autoではなくあえて指定すると・・・
 

・8x8dct

 【範囲】0、1
 ・8x8離散コサイン変換を使用します。
 ・使いたい場合profile:high必須。
 ・baseline,mainでは0しか使用できません。
 

・aq-mode

 【範囲】0、1、2
 ・マクロブロック単位でのQP可変。[mbtree]と似ているがこちらはフレーム単位。
 ・劣化の目立たない部分でビットを削り、目立つ部分に割り当てることで画質を上げる。
  0、無効。[mbtree:1]の場合は強制的に[aq-mode:1][aq-strength:0.00]となる。
  1、VAQ。フレーム内処理。
  2、autoVAQ。1を更にメリハリをつけたもの。
 

・b-bias

 【範囲】-90~100
 ・Bフレーム挿入傾向。数値を上げるとBフレームを積極的に挿入する。
 

・cabac

 【範囲】0、1
 ・画質を落としても負荷を下げたい場合は0にするとCAVLCを使用する。
 

・chroma-me

 【範囲】0、1
 ・通常、動き予測は輝度と色差の両方を利用します。
 ・0にすることで色差による動き予測をOFFにし、わずかに速度が上がります。
 

・chroma-qp-offset

 【範囲】-12~12
 ・クロマ(色差)QP用オフセット。
 ・[psy-rd]の使用により、それぞれ-1~-2の自動補正がかかる。
 

・cqm

 【範囲】flat、jvt
 ・custom qp matrixを指定。
 ・MainProfileまではqp matrixを変更できないためflatのみ。
 ・HighProfile以降はjvtを指定できる。
 

・dct-decimate

 【範囲】0、1
 ・DCTによって不要と判断されたブロックの間引き。
 ・低ビットレートでは0で無効にしても圧縮率が下がるだけで品質の向上は見込めないっぽい。
 

・deadzone-inter

 【範囲】0~32
 ・非trellis量子化におけるPフレーム輝度量子化のデッドゾーン。
 ・trellis:2と互換性がない。
 ・deadzone-intra 【範囲】0~32
 ・非trellis量子化におけるIフレーム輝度量子化のデッドゾーン。
 ・trellis:2と互換性がない。
 

・level

 【範囲】3、3.1、3.2、4、4.1、4.2、5、5.1か-1(自動)
 ・levelによりmb数・最大bit・解像度・fps・refの上限あります。
 ・特定デバイスでのサーポートを要求する場合以外は[-1]の自動判定で問題ない。
 ・ニコ生なら[3.1](上限値720x576@66.7/ref11,mvrange:512)でも充分。
 ・マルチストリーミング用の場合は解像度・fps・refに合わせて設定してもよい。
 

・mbtree

 【範囲】0、1
 ・時間軸で先読みを行いビットレートの適性配分を行う。AQと似ているがこちらは時間軸。
 ・動きの多い部分のディティールを削減し、動きの少ない部分のディティールを増加。
 ・qcompを上げると効きが弱くなり、下げると効きが強くなる。
 ・低ビットレートでも綺麗に表示されるような、されないような。

・mixed-refs

 【範囲】0、1
 ・16×16のマクロブロック単位ではなく8×8等のサブブロックごとに参照フレームを選択する。
 ・速度は低下するが品質が向上する。
 ・ref:2以上が必要。
 

・no-fast-pskip

 【範囲】0、1
 ・低ビットレートの場合、速度と引き換えに質が向上(残像が減る)。
 ・1にすることで、スキップすべきマクロブロックと判定しても動き検索を行う。
 

・profile

 【範囲】baseline,main,high
 ・他のすべての設定よりも優先されます。
  baselineではbframes:0、cabac:0、8x8dct:0、weightp:0となり関連項目も無効。
  mainでは[8x8dct:0]になります。
  highではオプション変更なし。
 

・psy

 【範囲】0、1
 ・0でpsy-rd無効。
 

・threads

 ・CPUスレッド数の1.5倍に設定。
 ・負荷対策でスレッド数と同じにするのもあり。
 

・vbv-init

 ・デコードが開始されるまでに[vbv-bufsize]をどれだけ満たす必要があるか。
 ・1.00未満の場合はvbv-init*vbv-bufsize、それ以上ではvbv-bufsizeで。
 ・vbv-bufsizeをvbv-maxrateの2倍に設定している場合は0.45で充分。
 ・再生開始以降の遅延のばらつきは、回線やスペックによる。
 

・weightp

 【範囲】0、1、2
 ・Pフレームに対する適応重み補完予測
 ・フェード等輝度変化のある映像の圧縮効率を改善させる。
  0無効。
  1simple。重複参照無し。
  2smart。重複参照有り。低速。
 
 
・スライス-スレッド:off【--sliced-threads】
 デフォルトoff、チェックでスレッド分割をスライスベースでサポートする。ストリーミングエンコード用なので、ニコニコ 用エンコードでは使ってはいけない。
 
【FPS向けプリセット】
ex=deblock:-1:-1
ex=aq-strength:1.1
ex=psy-rd:0.7:2
ex=partitions:all
ex=me:umh
ex=rc-lookahead:30
ex=subme:11
ex=merange:32
ex=scenecut:45
ex=qcomp:0.75
ex=crf:23.5
ex=qpmin:23
ex=qpmax:50
ex=qcomp:75
ex=qpstep:5
ex=bframes:3
ex=b-adapt:2
ex=ref:6
ex=direct:spatial
ex=trellis:2
ex=b-pyramid:normal
ex=weightb:1
ex=ratetol:3
ex=ipratio:1.55
ex=pbratio:1.3
ex=keyint:300
ex=min-keyint:15

 

最終更新:2013年12月30日 09:52