登場人物

各キャラクターの簡単な説明と問題点・不満点等です。ネタバレも含みます。

パーティメンバー(スポット参戦キャラも含む)

 ※説明書掲載順

スレイ

イズチで天族に育てられた人間。アリーシャを追い、ミクリオと共にイズチを旅立つ。ハイランド王国にてライラの器となり、導師になった。
夢は「人間と天族の共存」。遺跡探索が大好き。

序盤は心優しい純朴な主人公として描かれている。しかし、中盤から徐々に主体性を失い、ただのイエスマンになっている。
スレイの霊応力は強いと紹介されているが、ジイジ(ゼンライ)以下のデゼルに5年憑依されただけで主人公と同等の霊応力を持ち、
導師の証である神依もできてしまうロゼの出現により凄さが失われる。
目の前の人間や天族、憑魔を何とか救おうとするシーンがメインサブ合わせて非常にたくさんあるが、
そのほぼ全てが「やっぱり無理なのか」で終わり死なせていく。
後半は秘力で導師としての力が強くなっているはずなのだが、イベント戦の憑魔はほぼ浄化できずに殺していくことになる。
そして、ついには最終決戦で自らラスボスの胸に刃を突き立てて決着をつけるというバッドエンドとも取れる結末。
その後、マオテラスを浄化するために共に長い眠りにつく。

マオテラスと眠ったのは、五感を遮断することで序盤のアリーシャとのイベントのように霊応力の低い人にも天族が見えるようになると考えたためである。
しかし、DLCにてそのような変化はなかった。すぐに影響があるわけではないのかもしれないが、徐々にでも世界に変化をもたらす事になるので、
両国のトップに説明するべきだったのではないだろうか。


アリーシャ・ディフダ

ハイランド王国王位継承権末席の王女。バルトロ等の国の大臣達や貴族に疎ましく思われている。

人気の高い武器「槍」を扱う上、主人公が旅にでるきっかけになった少女。
その後もスレイと本の趣味があう事や健気な性格でプレイヤーの好感度がぐんぐんあがるものの、
彼女の霊応力が弱く、スレイに迷惑をかけてしまうという理由から本当は付いて行きたいのに色々理由を探して自らパーティを離脱する。
声を震わせながらもスレイと固く握手をするアリーシャの姿はとても切ない。
・・・が、スレイ達の方はというと離脱直後こそアリーシャを気にして行動してくれるが、アリーシャが悪者に拘束されたままという状況にもかかわらず、
ロゼが加入した途端にさっぱり忘れたかのように遺跡探検や冒険を続ける。たまに話に出れば「きっともう大丈夫」「用済みで解放されているはず」。
アリーシャ離脱直後にエドナが「いっそアリーシャのことを忘れてしまえば・・・」と提案し、
ミクリオが「そんな事できるはずがない!」というシーンがあるのだがまさか本当に忘れるとは誰も予想していなかった。
中盤に再会するものの挨拶を交わすのみ、終盤で再びパーティに復帰するがまたすぐ離脱。
結局、今作では長くて数時間程度しかPTに加入しない「永久離脱キャラ」となった。
ロゼの登場と共に出番と扱いが一般人レベルにまで落ちたことなどから、本来アリーシャだったはずの従士ポジションがロゼと差し替えられた可能性も考えられる。
馬場Pのロゼ&その声優をゴリ推しする公式発言があった以上否定はできない。
ちなみに離脱中も彼女しか装備できない武具が店で販売されている。

DLCでは相変わらず天族は見えず、ロゼに「仲間じゃない」等言われる始末。神依できないため「あんたは下がってて」と言われることもあった。
また、従士契約復活でスレイの従士に戻れると思ったら、実はロゼが導師になっていたためロゼの従士になっていた。
その際、真名も書き換えられ、『マオクス=アメッカ(笑顔のアリーシャ)』から『イスリウィーエブ=アメッカ(そぞろ涙目のアリーシャ)』になる。


ミクリオ

スレイと共にイズチで育った水の天族。スレイの親友。

話題に上がる「真の仲間」発言をした人物。シナリオにいろいろ言わされた感のある、ある意味可哀想なキャラ。
スレイの幼馴染であり、最初に登場する仲間であり、物語に関わる重要な設定が終盤で明かされたり、エンディングで最も優遇されているキャラなので、
アリーシャとロゼ等のシナリオ面における問題に疲れた人は、スレイとミクリオによる「人間と天族の友情物語」として見た方が良いかもしれない。
また、EDでは成長した姿を見ることができる。
DLCではストーリーの終盤に登場するため、出番が少ない。


ライラ

浄化の力を持つ火の天族。

誓約関係や前導師の話も誓約ということでスルー。
アリーシャとロゼを比較する発言をし、ロゼを持ち上げる発言も多い。
導師が穢れないような選択肢を勧める。スレイが操られていると言われるのはこのためである。
ちなみにチャットにてライラの事を「婚期を逃した行き遅れ」扱いするものがある。
これはライラを演じた声優がそういうネタで有名だからと思われるが、ゲーム内に持ち込むなとも言いたくなる。
パーフェクトガイドで判明したことをまとめると、彼女が居なければ一連の災害は起こらなかったのではないか?と言われている。

+ Dのラスボス「ミクトラン」と似ている設定が見受けられる(こじつけが多いうえに、Dのネタバレも含むため、たたんでおく)
  一 ある一家を滅茶苦茶にした(ライラは導師一家、ミクトランはジルクリスト(カトレット)家)
  二 少年を英才教育(?)(ライラはミケル(当時12歳)、ミクトランはリオン(エミリオ)(おそらく生まれた時から))
  三 剣に宿っている(宿っていた)(ライラは聖剣、ミクトランはソーディアンベルセリオス)
  四 色々やらかした結果、大規模な災害が起こる(ミクトランは完全にワザと。ライラは想定していなかった結果だろうが、そもそも彼女がマオテラスを移動させなければ、マオテラスが穢れることは無かった)
  五 人間を見下している(ライラは天族として人間を見下しているような部分があり、ミクトランは天上王としてストレートに地上人を見下している)


エドナ

ドラゴンになってしまった兄を元に戻したい地の天族。

人間嫌いの発端について作中で触れられることはない。
ドラゴンになった兄を治療する方法を探すと約束し一緒に旅に出たが、一度も方法を探してもらうこともなく結局、導師一行に兄を殺されることになる。
政治家の酷いマニフェストを見せられた気分である。
エドナの特別な仕様で「敵のレベルが低いと台詞にやる気が無くなる」というものがあるが、
その中には「やる気はあるが行動できない人間を馬鹿にする台詞」が混在しており該当するプレイヤーは不快に思う可能性がある。
マオテラスを坊やあつかいしたことから、一万年以上生きていると思われていたが、テイフェスにて約1300歳ということが判明した。


デゼル

復讐を誓う風の天族。

デゼルの失明は何だったのか?厄病神って結局どういう事?何故全て忘れていた?等説明不足である。
ずっと引っ張っていた割に突如全部一気に思い出して退場するという駆け足すぎる展開に、風が読めないプレイヤーは置いて行かれる。
ザビーダとの関係もほとんど触れられることはなく、
それどころかデゼルが初登場してから退場する直前までザビーダは全く登場しない。
登場しても不自然に戦闘を挑んできては居なくなるほどの出番しかない。
戦闘スタイルが似ている理由も「デゼルがマネした」と非常に雑であり、目標も行動も割と似ていることから、
もしかしたらロゼをメインキャラに昇格するために必要な存在として急遽ザビーダのポジションにデゼルが用意され、
ザビーダを加入させるために都合良くポイされたのでは・・・?これはあくまで憶測である。
また、デゼルの服の模様がハイランドの模様に似ているため、本来はハイランドに因縁のあるキャラだったのではないかとも推測されている。

これも推測だが、馬場が愛用しているメンズブランド「ディーゼル」から名前をパクったのではないかという疑惑が浮上している。


ザビーダ

憑魔を殺しまわっている風の天族。

ザビーダの銃について、誰が作ったか?なんのためにあるのか一切不明。運命によってどこかで拾ったアイテムらしいが…真相は語られることはない。
導師が救おうとしている所に乱入して憑魔を撃ち、各地で導師にいきなり挑んできてはその度に自分に撃ち、
最後は「弾は残り一発だから大事にしろよ」とスレイに手渡す。お前が言うなと突っ込まざるを得ない台詞である。
しかもその銃が世界を救う切り札となる。
『ヴェスペリア』の明星弐号等と比較すると「よくわからないものを使って世界を救っている」状態である。
加入後に色々と理由が語られるものの出会う度にいつも戦いを挑んでくる事や、
序盤に1回出てから仲間になる直前まで全く出番がないまま加入などとにかく唐突。
一方で、加入後のムードメーカーっぷりと年長者らしい振る舞いから、ファンの間では唯一の良心と言われる存在でもある。
エドナの兄・アイゼンとの過去や、カースランド島についても何か知っているような素振りを見せるなど、
とにかく謎の多いキャラクターだが、結局何も判明せずに終わる。
デゼルと交代で加入する際に彼の帽子を受け継ぎ、以降外せなくなってしまうことを嘆くファンが多く、
DLCの歴代ゼロス衣装では、帽子のない画像で宣伝していたにも関わらず、実際は帽子つきの状態でしか操作できないため、
景品表示法違反ではないかと騒ぎになったが、現在も修正はされていない。


ロゼ

商人ギルドの一員であり、裏の顔は暗殺ギルドの頭領。

スレイのライバルキャラに相応しい能力と考え方。
だが、実際は最後まで味方固定キャラで、殺人にはどんな理由があろうとも罪の意識を感じないのは怪物と自分で言っておきながら、
殺人を行っても穢れがない暗殺者様。
悪なら教皇皇帝導師でも殺すと言いメンバーはそれを凄いと褒め称えている。真の仲間!
なお、作中では罪の意識が穢れの原因と考えられる描写をしている。
スレイ一同の浄化による救済に対してロゼ・サイモン・ザビーダ・ルナール一同の殺害での救済で考え方の対立、
最後には仲間になる…影の導師とした方が遥かにおいしいキャラ。
また、スレイ同様、ラストンベルの女の子も天族を見れるぐらいの能力を持つため特殊さが薄まる。
ちなみにジイジ(ゼンライ)以下の天族からジイジ(ゼンライ)以下の交流をジイジ(ゼンライ)以下の期間受けていただけなのにスレイに匹敵する霊応力を持つという原作メアリー。
詳しくはロゼ関係のページにて。



その他


天族

ジイジ(ゼンライ)

スレイとミクリオの育ての親。本名はゼンライ。高位天族で天族の中でもかなり長命である。

イズチに結界を張り、下界の者が侵入できないようにしている。
ミクリオの発言(失言)の代名詞となってしまっている「真の仲間」の初出はこの人。


マイセン

イズチに住むモブ天族。同じモブのカイムとは別の意味で印象的。

まだ若い天族なのか、スレイやミクリオと特に親しかった。所謂悪友ポジション。
が、アリーシャ暗殺依頼を受理するか風の骨が判断している時に先走ったルナールによる襲撃に巻き込まれて亡くなってしまい、2人に憑魔の恐ろしさを痛感させた。
・・・にも関わらず、スレイ達がマイセンの話を出すのは冒険出発後最初のセーブポイントまでという薄情っぷり。
収録アニメ「導師の夜明け」に至ってはマイセン死亡直後にみんなでアリーシャを歓迎する花火大会を行う。
イズチにてずっとマイセンを想い泣いているNPCが可哀相で仕方ない。
漫画版とTVアニメ「ザ クロス」では生存しており、一応救われている部類。


ラファーガ

デゼルと共に風の傭兵団についていっていた天族。

コナン皇子の穢れに巻き込まれる(?)。
風の傭兵団の団員たちに天族は見えていないため、プレイヤーからはデゼル共々「ただのストーカー」と言われる。


エクセオ

火の試練神殿イグレインを守護する護法天族。元人間。

プレイヤー達から試練の内容が一番まともという評価を受ける。


アウトル

水の試練神殿ルーフェイを守護する護法天族。

試練としてアシュラを倒させる。しかしアシュラは元導師であり、その主神がアウトルであった。
また、アシュラが憑魔化した原因は長年を費やして作った「世界さえ切り裂く剣」を誰かに持ち出されたためであり、その犯人がアウトル。
元相棒の大切なものを盗み、憑魔化したら試練のための道具として水の神殿に閉じ込め、
さらにスレイ達に「世界さえ切り裂く剣」を渡そうとする際にマルトランに横取りされてしまった際も
「やれやれ、とんだことになってしまったな」とほぼ無関心。マズイ!と焦る様子も無し。
加えて(これはゲーム的な話になるが)ダンジョンの仕掛けも他の神殿に比べプレイヤーを苛立たせるものであるため、
多くのプレイヤーに「外道」と評されることになる。


パワント

地の試練神殿モルゴースを守護する護法天族。

元人間で、かつて1万の憑魔を鎮め名を馳せた導師。今はただのエロジジイ天族。
捨てられた子供達の負の念の集まりであるミノタウロスを放置していたおり、試練として利用する。


ワーデル

風の試練神殿ギネヴィアを守護する護法天族。元導師。

生贄伝承に惑わされた人々が自ら命を落とす事を止めるようなことはせず、試練に利用。
また、この神殿に出てくる首なしのボス憑魔は自殺した者たちの成れの果てであった。
しかも今まで何人もの人間が生贄伝承を信じて自殺していたが、止めることをしなかったため「外道」と評されている。


マオテラス

五大神の中で一番信仰されていた天族。

ミケルの呪いによりヘルダルフと繋がってしまっていた。導師の呪いに巻き込まれた被害者。
スレイはマオテラスを浄化するために眠りにつくが、どういう理屈で浄化できるのか本編でもDLCでも明かされることは無かった。
詳しくはこちら


五大神

天族の中でも最も強力な力を持つ天族のこと。現在の最高位はマオテラス。

マオテラスの他にムスヒ、アメノチ、ハヤヒノ、ウマシアがいる。マオテラスの前はカノヌシという天族が最高位にいた。
導師の試練としてマオテラス以外の四神の神殿を訪れるが、四神本人ではなく護法天族が対応。作中で四神が姿を現すことは一度も無い。
より詳しくはこちら



人間

セルゲイ・ストレルカ

ローランス帝国の騎士団長。

最初は話のわかる良いオッサンキャラかと思わせながら登場したものの、仲間になったばかりのロゼをスレイの妻だと信じこんでしまい、
会う度にその話を出してきてパーティの空気をスレイロゼの仲の良さを語る方向へ導くという
アリーシャとロゼの問題を気にしているプレイヤーに油を注いでいく危険人物。
突然気に入ったからと言ってスレイに自分の流派の奥義を伝授し、「もう同門だからこれからはタメ口な!」と急に親しくなってくる。
その後はハイランドのアリーシャと対となるキャラとして扱われていくが、むしろ中盤~終盤はローランスメインなので出番がアリーシャ以上にあり、
スレイの秘奥義習得もセルゲイ関連という謎の優遇ぶり。


バルトロ

ハイランド王国の内務大臣。アリーシャを疎ましく思っている。

序盤に『アビス』のモースのような狡猾な奸臣ポジションで登場・・・するものの直後に暗殺者に襲撃されてしまう。
その後、大した出番もないまま、終盤になって息絶えた姿でプレイヤーの前に現れる小物となってしまった。
アリーシャが「それでも国に必要な人間なんだ」と懇願し暗殺は未遂となったが、
死ぬ間際に災禍の顕主によって利用されイズチに大きな被害をもたらしてしまったため、
「やっぱり悪人はちゃんと殺しておくべきだった」とプレイヤーに認識させる、暗殺ageの胸糞展開となった。


マルトラン

ハイランド王国の女騎士。二つ名は「蒼き戦乙女(ヴァルキリー)」。教導騎士と軍顧問を兼務し、アリーシャの槍術の師匠。

実は憑魔であり、ヘルダルフに忠誠を誓っていたらしいが、本編でヘルダルフと関わりが深い描写がほとんどない。
また、穢れと憑魔状態を隠すことができているため、「理性を維持できており、他の人間と生活できているならば憑魔になっても問題ないのでは?」
と思うプレイヤーが後を絶たない。


ペンドラゴの皇帝

「幼帝」。ペンドラゴの異変を解決した事をセルゲイ経由で知っているはずであり、
事件原因の究明や礼を言うイベントが通常考えられるのだが…城MAP作るのが大変だったのだろうか。


ハイランドの国王 / 王族

こちらは城のMAPがあるにも関わらず全く出てこない。アリーシャと親戚ならば少しは出てもいいはず。
このように2国間の対立から和解までを描く物語でありながら、
両国のトップが全く登場せず(アリーシャは一応王女だが)部下の騎士達が勝手に話を進めていく。


ミケル

先代導師でミクリオの伯父。

ライラと共に各地を回り、カムランを開拓後、天遺見聞録を執筆する。
また、カムラン開拓はマオテラスを穢れから守るためであり、奉られていた場所から使われていなかったカノヌシの神殿に移動させた。
しかし、カムランを拓いた地が北の大国に向けて進軍するために丁度良い場所(国境)だったため、ハイランドとローランスに目をつけられる。
ローランスに守ってもらっていたが、ハイランドが攻めてきた際、当時の将軍であったヘルダルフはここで兵力を割くのは得策ではないと判断し、撤退してしまう。
カムランは落ち、炎の中でミケルはまだ赤ん坊のミクリオとマオテラスを使い、村を守らなかったヘルダルフに呪いをかけた。

切り開いた村が戦火に焼かれ、村人が殺されてしまったのは同情できるが、結論として災禍の顕主を生み出した張本人ということになる。
それに各地を旅して、村を拓く場所が国境であることを知らないなんてことがあるのだろうか。
村人を誰一人守れない、しまいには甥を生贄として呪うということは如何なものか。
また、ヘルダルフが村を守らなかったことを怒るのは理解できるが、呪うとすれば村人を虐殺し壊滅させたハイランドや
ハイランド兵士を恨むものではないのだろうか。
プレイヤーからは彼の行動は行き当たりばったり・共感しにくい・災禍の顕主を生み出した元凶という評価を受けた。
中には「クズ」という評価をする人もいる。

パーフェクトガイドにて導師となってからの彼の行動が大まかだが掲載された。詳細はこちら


ミューズ

ミケルの妹。ミクリオの母。

カムラン陥落後、穢れに満ち溢れた土地を封印するために「自分の子供(ミクリオ)と二度と会わない」という誓約を結ぶ。
終盤に会うことができるが、溢れた穢れを抑えるために自らの命をささげる。
せっかく会えたのにあっさりとした退場である。


メーヴィン

天遺見聞録を愛読するベテランの冒険者。

正体は刻遺の語り部一族の末裔である。
世界に干渉しないという誓約により不老不死の力を得ており、歴史を見守るっている。語り部といわれるが、歴史を伝え教えることはタブー。
作中で、ライラの進言によりスレイに歴史を伝えて死亡する。そのため『ライラ黒幕説』でもネタにされる。
死亡の原因が誓約の力が切れたことによる寿命なのか、反動なのか明かされることはない。


セキレイの羽 / 風の骨(エギーユ、アン・トルメ、アン・フィル、ロッシュ)

セキレイの羽は大陸を渡り歩く商隊である。しかし、裏の顔は暗殺ギルド「風の骨」。

実は5年前まではローランス帝国で「風の傭兵団」として活躍していたが、前団長がローランス帝国の皇子を殺害したという無実の罪で捕えられたことで、
裏の世界で生きていくことになる。
暗殺は対象がどんな人間かきちんと調べ、悪なら殺す。矜持に反することはしないとのこと。

まず、セキレイの羽として成功しているのであれば、暗殺なんてしなくても問題ないのだろうかという疑問が挙げられる。
しかも、追われているはずのローランスでも問題なく商売ができているのである。
また、5年程度で作中に出てくる二国の信頼を得ているというのは早すぎるのではないだろうか、という感想も散見した。
暗殺対象の調査能力に関しては「導師の証拠を見せられないから殺す」と主人公達を襲う程度である。過去に冤罪で殺された人がいた可能性もある。
後半にてメンバーが捉えられ、処刑されそうになるが、ロゼを筆頭に導師一行に助け出されて一命を取り留める。
その際、暗殺は「家族ごっこ」をするためのものであるとロゼが主張し、ルナールにはその様子を非難された。
彼らもロゼ同様に穢れている様子が無いため、ロゼと似たような思考回路だから穢れないのではないか等の疑惑をもたれている。

あまりにも相反する設定のため、別々の集団として出した方が良かったのではないだろうか。



敵勢力

ルナール

暗殺ギルド「風の骨」に所属する暗殺者。

天族食べて強くなるという特別な描写があるも普通の憑魔だった。一応、作中で唯一ロゼと風の骨を批判したキャラ。
風の骨一行について考察するほど、彼の方が常識人であるように感じる不思議な存在。

本編中で死亡したと思われたが、DLCにも姿を現し、プレイヤーを驚愕させた。


サイモン

自らを「疫病神」と評し、ヘルダルフに付き従う天族。

災禍の顕主に下っているのに憑魔化していない天族…だがシナリオ内では特別感無しで倒される。
強い力を持っているのは「殺さない」という誓約をかけているからではないかと導師一行は推測している。
導師一行の前に現れる度に正論を言い、導師一行が反論できない様子が散見された。
キャラ自体の評判は悪くなく、穢れていない天族であること、誓約により誰の命も奪えないので横でガンガン殺生するロゼよりスレイ向きの仲間であること、
最後まで生き残り、後日談DLCでも導師一行に対して関心を持ちながら放浪を続けていること等から「仲間になって欲しかった」という声も多い。


ゲオルク・ヘルダルフ

発売前は中ボスと予測されていた。
災禍の顕主であり、今作のラスボス。元ローランス帝国初代騎士団長。

彼が絶望していく様(家族が次々死ぬ、陰口を叩かれる、生まれてきた子供が呪われている、死ねない等)を大地の記憶として見せられる。
そのような経緯からなのか「孤独」という言葉をよく口にする。また、「永遠の孤独」とも発言しているが、作中の描写から察するに
20年もない永遠の孤独(笑)である。サイモンやマルトランが付き従っているのだが、「孤独である」と主張する。
一方で、騎士団長として「カムランを見捨てる」という非情な決断をする人物。その非情さは、無理やり戦場に天族を連れて行き、
ドラゴンにさせるという場面で見受けらえる。
カムランを救おうと努力したが報われず勘違いした先代導師によって呪いをかけられた・・・等の想像をしていてガッカリしたプレイヤーもいた。

彼は中盤以降度々導師スレイの前に現れ、その度に仲間に引き入れようと交渉してくる。
その主張は「穢れに抗うことをやめ、穢れを受け入れていく世界を目指す」というもの。
今作では「穢れ」とは人間の「怒り・悲しみ・憎しみ等の感情」により発生するもので、人の死を悲しんでも穢れる。
導師一行は「穢れ=悪」であるため、プレイヤーに穢れの源の感情まで否定しているように映りかねない。
そんな中で「穢れてもいいじゃない」という趣旨の台詞に、プレイヤーからは「まるで主人公のような主張だ」という声が相次ぐ。
獅子戦吼の発明者であり、ラストバトル3戦目で行われたスレイとの獅子戦吼のぶつけ合いを行うがプレイヤーからの評判はあまり良くない。
ラスボスでありながらエドナに『ひげねこ』という可愛いあだ名を付けられ、シリアスシーンのみならず
まさかの最終決戦でまでその名で呼ばれさらに威厳を失う結果となった。
ここまでラスボスとしての風格が無いラスボスは過去のマザーシップタイトルでも存在しない。



ヒロインについて


アリーシャとロゼ、どちらがヒロインの予定だったにしても悪質である

アリーシャがヒロイン→宣伝に利用するだけ利用して、実際の出番や役割がしょぼすぎる
後日談DLCを除き、『リバース』のクレアのようなアリーシャ視点のイベントもない。
ラスボスっぽいライオン丸後に『レジェンディア』のキャラクタークエストや『グレイセスf』の未来への系譜編みたいな続きがあれば別だが。
(後日談DLCとしてアリーシャエピソードが配信されたが実に悲惨な内容である。詳細は真の仲間へ)
それにしても『レジェンディア』のシャーリィの時に散々「後からヒロインが仲間になってももう他キャラに愛着湧いてる」 と批判されたことをまた繰り返すのかと言わざるを得ない。
ロゼがヒロイン→宣伝で散々アリーシャばかり出していたせいでアリーシャの出番を奪ったなどと逆恨みされて哀れになる
しかもそれだけ重要キャラなのに隠しや同行者扱い宣伝って…『レジェンディア』のステラや『エクシリア2』のエルみたいな役ならともかく、
がっつり主人公についてきて物語の重要な部分に絡むならもっとちゃんと宣伝してやれよと突っ込みたくなる。

しかし、馬場Pによると「ヒロインはプレイヤーが決めるもの」とのこと。
Sのように好感度システムがあるならまだしも、片方は強制的にパーティ離脱で、もう片方は常にパーティインというのは選択させる気があるのだろうか?
発売から数ヶ月後のインタビューにて、ついに馬場Pが「ロゼをヒロインとして作り上げていった」と発言。
さらに裏情報として発売前にインタビュアーに「ロゼがヒロインであること」を明かしていた事も発覚した。
詳細は5月8日のファミ通インタビューまとめを参照。

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最終更新:2018年12月01日 16:31