実況や戦略ガイドでよく使われる言葉のうち日本で浸透してなさそうなものに絞る
abuse [動詞/ verb]
悪用すること。つけこむこと。良い意味ではない。「虐待する・(薬物などを)乱用する」などの意味も。
機動力のないMechTerranに対してドロップを使ってあちこちかき回していれば
he's abusing the immobility of terran mech armyといえる。
形容詞にするとabusive.
丘上タンクなど地形のを積極的に利用するTerranはabusive terranと言えるがとてもいい意味とはいえないので言ってはいけないぞ。
Artosis Pylon[名詞/ noun]
Pylonを一個壊されるだけで重要な施設が複数一気に機能停止するようなPylon。
GSL実況で有名な実況者兼プレイヤーのArtosisがこのPylonが原因で負けてしまった試合があり、そのことがきっかけでこう呼ばれるようになった
bait [動詞]
相手を釣って~を誘う、という意味の動詞として使う。
一般には「釣り餌」を表す名詞、また「相手をおびき寄せる」という意味の動詞。
e.g. He's baiting Fungals(Fungalを誘っているね)
Baneling Bust[名詞]
Banelingで封鎖を破壊して突破する戦術。
ベインリングバストはbaneling bust(破壊)であってbaneling burst(破裂・爆発)ではない。
確かにBanelingは破裂するし建物も爆発するが、戦術名としては建物を破壊して道を開く行為を指している。
Banelingで建物を破壊して突破口を開く戦術を指してbaneling burstとはあまり言わない。
"baneling burst"で完全一致検索すると1500件ほど出てくるが、burstを普通の動詞として使っているケース、
つまりゲーム展開の説明でBanelingが爆発したと言っている場合が多分に含まれており、戦術を指して使っている場合は英語母語話者でない場合が多く見られた。
ちなみに「ベインリングバースト」が間違いかというと日本語的にburstを連想するという点は引っかかるが英語的にbustとburstの違いは母音を伸ばすか伸ばさないかではなくrの音が入るかどうかなので間違いとも言い切れない。
baneling carpet bomb
Overlordを使ったBaneling爆撃のこと。carpet bombは絨毯爆撃のこと。
Barracks[名詞]
言わずと知れたTerranの建物だが、ここで問題。
次の表現は間違い?正しい?それぞれについて○×で答えよ
1.one barracks
2.two barracks
3.a barracks
barracksはいわゆる単複同形で、barrackに複数形のsがついたものではなく常にbarracksという形で単数扱いにも複数扱いにもなる名詞なのでどれも間違った表現ではない。
blunder[名詞]
大ポカ。アホなミス。やらかし。くまぞる。
例:omg huge blunder there
botch [動詞/verb]
ヘマをするという意味の動詞。
I botched! (やっちまった!)
box [名詞・動詞]
1.ユニットで相手のユニットを囲んで動けなくすること。
2.マウスのドラッグ選択操作。長方形の箱で囲んでいるように見えるのでboxと呼ばれる。
3.Mutaliskなどが重ならないように散らばった陣形を維持して移動するテクニックはMagic-Boxと呼ばれる。
e.g. boxing over and over(何度も繰り返しドラッグ選択する)
choke point[名詞/noun]
狭くなっている場所のこと。
choke pointを相手が通るタイミングで戦うと自然と多数対少数の状況になるため、押し引きの拠点として使われる。
clump up[動詞/verb]
小さいものが集まって塊になること。ユニットが固まること。
ranged units tend to get clumped-up
concave[名詞/noun]
凹状のことを指す言葉から転じて、相手を囲むような陣形のこと。相手を効率よく攻撃できる形なので、基本的に相手より良いConcaveを作ったほうが有利。
操作としては突っ込んできた相手を囲むイメージで左右に広げる。自分が突っ込む側の場合はぶつかる直前に左右に広げたり前もって広げておいてそれを維持するようにする。
contain [名詞・動詞/noun, verb]
相手を特定の場所に閉じ込めること。
1stの坂下や2nd前に陣取り外に出させないように布陣することが典型例。
cut corners[idiom]
防衛施設などを節約する。資源をケチる。
相手の即2ndを確認したので本来建てる防衛施設をケチった内政の組み立てをするときなど。
dps[名詞/noun]
damage per secondの略で攻撃力を秒数で割ったものだが火力という意味で使われる。
戦闘中の実況が「火力が足りない」という意味でnot enough dpsなど。
本来の意味についていえばdpsが高くても攻撃力が低くて手数が多いタイプだとアーマー値の高いユニットへの火力は低くなるのでdpsがすべてではない。
e
flank attack
側面攻撃のこと。
軍事的な意味でside attackとはおそらく言わない。
ちなみにラストレムナント英語版でも日本語版のサイドアタックはflank attackと訳されている。
floating resources
余っている資源のこと。
fall apart[句動詞]
ぼろぼろになる。
均衡していた状況、それまで上手くプレイしていた状況からミスをしたりして負けに向かってどんどん不利になっているときなどに
PSiArc's falling apart now!と使う
fall back[句動詞]
撤退する。下がる。退く。
follow-up
オーダーの続きという意味で、transitionと同様の使われ方をする。
follow-upという単語自体には「追跡」や「続報記事」などの意味もある。
greedy[形容詞/adjective]
欲張りなこと。やたら早くTechを上げたり内政拡張することにたいして使う。
h
intel[名詞(不可算)/ uncountable noun]
intelligenceの略で、(機密)情報の意。インテル入ってる的な意味ではない。
he tried to gain intel with a reaper.
j
kite[名詞・動詞/noun, verb]
引き撃ちのこと。攻撃時の硬直を移動指示で上書きすることで移動している時間を長くし、距離を保つようにして攻撃すること。
leapfrog [名詞・動詞]
ユニットを少しずつ進ませる牛歩を指す。
Siege展開しているSiegeTankを半分Siege解除して前に出してSiegeしなおし、今度はもう半分をSiege解除して前に出すという繰り返しが代表例。
本来は「馬跳び」を指す単語。
macro[名詞・動詞/noun, verb]
主に内政・生産操作をいう。microと対比されるのみならず、RTSの特性上、microをしている裏で内政操作がぶれないことなどを褒めるのにmacroを褒めることが多く、microやmultitaskとは切っても切れない関係。
micro [名詞・動詞/noun, verb]
局地的な細かい操作のこと。
mine out[句動詞/phrasal verb]
ミネラルやガスを掘り尽くすこと
mechanics[名詞/noun]
技術・技巧のこと。「(物事の)仕組み」や「メカニズム」という意味もあるが、身についた技術についても使う。micro mechanis(マイクロ技術)macro mechanics(マクロ技術)batting mechanics(バッティング技術)など。
nerd chills
nerd chillsはArtosisが使い始めた言葉で、度肝を抜くような凄まじいプレイがあったときに言う。
nerdとは平たく言えばオタク、chillは寒気や慄きといった意味。
e.g. It gives me nerd chills!!
e.g. Sickest nerd chills on Artosis!!
out[形容詞/adjective]
マップ上に出ている、つまり生産された状態ということ。
Phoenix's almost outならフェニックスがあと少しで生産される。
超基本語なのでいろんな意味に使われる。プレイヤーがトーナメント表から外に出た=敗退したという意味で使われることもある。
out-[接頭辞/prefix]
~勝ちするという意味。outmacroならマクロ勝ちする、outmicroならマイクロ勝ちする、outexpandならexpand(の数や早さ)で勝つ、outplayなら(技術・力量によって)勝つ。
pick off [phrasal verb]
孤立しているユニットなどを刈り取っていくこと。 野球用語でランナーを牽制でアウトにすることもpick off.
the Mutalisks picked off three siege tanks.
pick up [phrasal verb]
輸送能力を持ったユニットでユニットを回収すること。弱ったユニットを回収して助けること。単純に本来の持ちあげるという意味な場合もある
-pronged [接尾辞/suffix]
~方向からのという意味の形容詞を作る。
multi-pronged attack (複数面攻撃) two-pronged attack (二面攻撃)など
-proof
~が効かない、~に耐えられるという意味の接尾辞。
(Cheese-proof Expand Build(チーズ耐性のあるExpandビルド), 4gate-proof 2-gate Robo Build(4gateの効かない2gateRoboビルド)など。
foolproofだと「猿でもわかるような」「間違えようがない」という意味に。"foolproof なんちゃら all-in guide"など
q
run-by[名詞・動詞/noun, verb]
通り抜け。隙を突いて敵陣に入り込むこと。
Spineの埋まり直しの隙をついてHellionで1stに侵入したり、
相手がプッシュするため外に出たところをZerglingで侵入を図ることなどが該当する。
shenanigans[名詞/noun]
ペテン・インチキ。隠したオールインなどチージーな戦略について使う。
例:this Opening is safe against almost any 1base shenanigans
sloppy[形容詞/adjective]
うっかりさんなこと。やらかしたこと。くまぞってる。
例:she was a little sloppy there
spotter[名詞/noun]
視界を取っているユニット。BlinkStaler侵入用の視界を取るためのZealotやobserver,Tankの最大射程を活かすための視界を取っているVikingなどをこう呼ぶ。
static defense [名詞/noun]
静的防衛施設。
要するにPhoton CannonやSpine CrawlerやPlanetary Fortressなど。
stutter step[名詞・動詞/noun, verb]
オートアタックの無駄な硬直を移動指示で上書きすることで移動しながら攻撃すること。いわゆるモーションキャンセル。Marineが代表的だがMarauderなどでも使う。
単に引き撃ちを指したい場合はkiteでいい。キビキビとしたムダの少ない移動撃ちがstutter step.
Tasteless' build[名詞]
GSLの英語実況も担当する有名な実況者Tastelessさんのビルドオーダー。どんなビルドオーダーでもTasteless' Buildと呼ばれる。
これ俺のビルドだよこれ俺のビルドだうわーこれ俺のビルドだわー
take out[句動詞/phrasal verb]
お持ち帰りではない。ユニットを殺したり建物を壊すこと。killという直接的な言葉を避けた表現。言葉の性質上took outやtaken outと過去形・過去分詞形になって出てくることも多い。
transition[名詞/noun]
あるオーダーから他のオーダーへの移行や変化。またはその変化した先のオーダー。オーダーを紹介する優れたguideにはtransitionの項目は必ずといっていいほど存在する。transition#1: against 2gas 1base, transition#2: against FEといった風に書かれる。
u
v
w
x
y
z
最終更新:2012年08月16日 05:07