TvP概観

概要

タイミングごとに異なる勝ち方が存在する。
列挙するタイミングは基本的にFEを前提として大きな内政ダメージが入らなかった場合であり、内政ダメージに応じてビルドが遅れるので修正する必要がある。


MMM系の勝ちパターン


全体の流れ

~10分まではお互いに相手にオールインを決めるチャンスがある。
Protossは10分~13分頃の強いTerranを相手にしたくなく、Terranは13分~16分頃の強いProtossを相手にしたくない。
これらのタイミングに安全なオーダーを取りながら到達した場合はともかくリスクを取った欲張りオーダーで到達した場合の強さは筆舌に尽くしがたいものがあるため、
それらへの牽制とあわよくばの勝利を目的としてこのタイミングにオールインやタイミングプッシュが行われる。
10分~13分頃がProtossのTechが不十分でTerranのMMMが強いタイミングであり、
13分~頃になるとProtossにダブルフォージでの2/2アップグレードやColossus+BlinkerなどのTechユニットが十分な数揃うようになりProtossの強い時間帯がやってくる。
15~16分頃になるとダブルフォージであれば3/3アップが完了しており、4th baseが取れるのでガスの量が増えColossusとHighTemplarを同時に編成することができるなどしばらく非常に強い時間帯が続く。
ガスに余裕が出来たことで、Ghostを用意したTerranに対してダブルRoboからColossusを回したり、Vikingを用意したTerranには大量のGatewayを稼働させてGatewayユニット+HighTemplarで優位に戦うなど、テックスイッチによって編成優位を取る強力な駆け引きができるようになる。
しかし同時に、ダブルフォージに対してTerran側のアップグレードが追いついていく、Terran側もVikingやGhostを生産する施設を追加できるなど徐々に差は縮まっていくため時間制限つきの状況でもある。
差が縮まりきってTerranが資源に余裕ができる前にProtossが十分な交戦をしてTerranにダメージを与えることができなければ、TerranはマスOCでワーカーを置き換えることで通常より多いアーミーサプライを運用できるようになり、だんだんTerran有利な時間帯になっていく。


5分~9分 内政やTechを重視して軍量を絞っているProtossに大きなダメージを与える

オーダー相性の知識の多さと、その操作をいかに完璧に実行するかという完成度、そして相手のオーダーをいかに読むかの勝負になる。
主に1gate FEやNexus First相手の1baseオーダー、2rax MarineSCV All-in, 3 rax MarineSCV All-in/Timing Push, 2rax MMSCV All-in/Timing Push, Marauder Hellion, 1/1/1オーダーなどがこれに該当する。ユニットを絞った2base 即Colossus相手の1raxFE 4-5rax Marine Timing Pushのようなオーダーも該当する。


5分~10分 Protossのプッシュを凌ぐことによって勝つ

偵察や守り方の完成度のテスト。
基本的に強烈なプッシュほどProtoss側はどこかでProbeを止めるなどの無駄を出すことで無理矢理強いタイミングを作っているので、
地形などの守り側のアドバンテージを活かして凌ぎきればこちらが有利になる。
MarineTank系の場合はそもそも防衛能力が高く、正面からのプッシュではProtossのユニットロストが嵩む形になるため触れないが、MMM系のオーダーでGatewayプッシュを相手取る場合プッシュでSCVにある程度被害を受けたとしても耐え切ることさえできれば、Gatewayユニットしか出せない状態のTechなしProtossにはMedivac+Stimが非常に強いため、しばらくの間戦闘でかなり有利になる。
Bunkerと修理とSCV動員で真っ向から守り切ることが基本だが、準備ができていなかったり突破されてしまった場合でも2ndを浮かせて1stに篭るなど上手くユニットの被害を抑えつつカウンタードロップなどで取り戻せるパターンがある。


4分~5分 内政を欲張ることによって差をつけて勝つ

1rax即3rdや隠し3rdなどの超内政重視オーダーを取ることで、1baseオーダーが来たら死亡確定、5分~8分頃まで2-base GatewayPressureに弱く9分~11分頃まで2-base 即ColossusなどのTechオーダーに弱くなるという弱点ができる代わりにそこを大過なく凌ぎきればあとは勝ち確に近いくらいの内政差をつけることができる。
MassRaxにすることで即Colossus系への耐性を捨てる代わりに7分半以降の2base GatewayPressureに対して無敵になる形や、
3raxでStarportを目指すことでGateway Pressureへの耐性を捨てる代わりに即Colossusに対して対抗しやすくなる形などのオプションがある。
なお、CC firstではProxyオーダーやProbe数体+ChronoZealotによるハラスができるマップ以外では比較的低リスクで有利になるものの、勝ち確というほどの差はつけられない。


9分~13分 ProtossにTechが完全に揃う前のMMMが強い時間帯にProtossに大きなダメージを与える

2-3base 5raxPressureからのMMMマイクロ・ドロッププレイなど。
間合い管理やTechユニットFocus・ColoがいるときのSplitなどのマイクロ、ドロップやエレベーターを絡めるときに攻める先を掴ませない立ち回り(obs落とし、ユニットのちらつかせ)が重要になる。


12分~15分 Techの相性ジャンケンで戦闘に勝利する

Colossusを出しながらの早め3rdオーダーに対してHTやChargelotが揃う前のViking+MMMオールイン、即HTに対して十分な数のGhostを用意しての交戦、ColossusHTに対して先にGhostVikingを十分な数揃えきった形での交戦、Vikingとスキャンでobserverを落としきってからCloakingGhostがEMPを全弾命中させての交戦、アップグレード偏重オーダーを取っていた場合に15分の3/3アップなどが完了したタイミングでの交戦など。
ゲームを決める交戦のタイミングが遅いので、アップグレードで大きく負けないように注意する必要がある。


17分~(展開によって大きく変わる) マスOCを建設してSCVをOCに置き換えたあとの圧倒的アーミーサプライを利用する

中盤のProtossが強いタイミングでTechが揃いきったProtossの攻撃を凌ぐことができればこのフェーズに移行できる。
マスOCの建設までは基本的に、4th baseを確保 > 最低限のBarracksを確保(12Barracks 3Starport以上) > 資源が余ってきたらOCを追加 > さらに軍が死んだら補充できるだけの資源が溜まったらSCVを死なせて処理し、サプライ節約完了という流れになる。
OrbitalCommandとMULEでミネラル掘りワーカーを節約する形を取ることでガス掘りワーカーは残すとしても30,40のサプライを節約できる。
OrbitalCommandは働き始めるまでの時間が17秒で生産できるSCVと違って100+35秒かかることと、採取速度あたりの投資が大きいためコストパフォーマンスが悪いので、サプライ200かつ資源にある程度余裕が出来始めてからでないとこのフェーズに移行することはできない。
アーミーサプライが増えるとそれだけStormも脅威になるため、基本的にこのフェーズに入ったあとはGhost多めの編成をすることになる。

20分~ Ghost Academyを複数建ててTactical Nukeを活用する

Protossが5thを確保し始めるようなこの時間帯になるとProtossの守りは非常に固くなる。
プロトスが要所にマスCannonをはじめることによってGhost単体でSnipeやEMPをしにいけない通行不可能エリアが出来てしまい、かといってEnergyの溜まったHighTemplarも豊富になってくるので他のユニットを連れていってもすぐにStormに足止めされる。
そういう堅固なCannon畑を突破するために、そしてProtossの資源地へのハラスやユニットの足止めにTacticalNukeが活用できる。


30分~1時間ゲー Ghost BCの最強編成を用意する

これ以上MMMGVで戦ってもダメージを与えられないと判断したらあまり積極的に交戦せずに、ベースを確保しながらもし戦闘になっても自分が有利に戦えるような位置にキャンプしてディフェンシブに立ちまわる。資源がある程度溜まりStarportの数を十分に増やせたらそれまでに使っていたMMMをドロップなどで相手のユニットと交換しつつ処理し、
自分の編成をProtossが明確なアンチユニットを持たないBattlecruiserとそれをサポートするGhostに置き換えていく。
最終更新:2012年08月14日 00:39
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