邂逅編 活動レポート

あらすじは邂逅編 あらすじ 7~19話を参照。
全体的に主人公リョウガの罵倒や苦戦、戦力不足などの苦しい展開がメイン。そのためにカタルシスの欠如もあって、過酷な状況が続いていく。大まかに分けるとヤッピーの加入、ハリルとのバトル、レンドとの出会い&ゼクロムとの邂逅と三つに分けられる。
また、ここから話を見始めても独自の専門用語に苦しめられるので、最初から見ることをお勧めする。

ヤッピーの章
新しい仲間ヤッピーの登場と加入までを描く・・・が、行動や言動からはとても主人公と旅をする仲間というよりも、主人公に成敗される外道そのもの。ゲームでは序盤に人によっては長い冒険のお世話になるポケモンのヤナップに似ている(公式認定)ためにタチが悪い。
このあたりから、ポケモンを物語の踏み台やかませ犬、道具、お払い箱といった展開が色濃くなっていく。

ハリルの章
主人公の勝ちパターンやキャラクターの描写不足。バッフロンのかませ犬に始まり、大きな謎を残して説明されないままに後のライバル関係となる人物と宿命のバトル。不完全なBURST等、現時点では全く意味のわからない専門用語を連発し、原作では到底起こりえない逆転現象が起きる。ポケモン世界において当たり前の常識や展開、設定が通用しないことを立て続けに行ったため、衝撃を与えた。

邂逅の章
この話のメインで、敗北が続くリョウガの強化が目的となる所謂、修行編。
しかし、ポケモンの内容とは全く関係の無いバトルや、作中のキーアイテムであろう、Bハート衝撃の事実には掲示板等で怒りの業火に包まれる。ポケモンは道具を認定される永久封印という救いのない設定は物語に深い傷を残すことになり、ポケモンと謳いながら全く相容れない内容として受け入れられることになってしまう。また、ポケモン未登場もここから始まった。



ヤッピーの章

7話「新しい仲間!?」不満点

  • BURSTしているからGGの七戦騎だと決め付けて、いきなり負担のかかるBURSTでヤッピーを殴るリョウガ。主人公として善悪を見極めないのはどうだろうか。
  • ポケモンかもしれないと後に言っているリョウガ。もしもポケモンだとしても平気で攻撃する行為はこちらも主人公としてどうなのか。やさしさのかけらも感じられない。
  • うそつきヤッピー。シーフ的なキャラを狙ったつもりだが、ポケモンの姿をかぶった外道だった。
    • 同時に、ポケモンを馬鹿にしているように見えるので早くも非難を浴びる
  • 仲間になったと見せかけて紳士的な悪人のような笑み。まるで敵そのもので、タイトルに仲間とあるのに仲間になるとは思えない。

8話「世界一・・・!!?」不満点

  • 変身した気迫だけで押されるヒヒダルマ。
    • しかも、全員が離れてしまい、だれも本陣を守っていない。
    • 弱みを突いたり、人質を取る等で主人公を精神的に責めていく。変身バレを徹底する場合、タブーの境界線に踏み込むため、この手の敵を倒しても後味が悪い
  • 心を許した瞬間裏切るヤッピー。なぜこんな人物を許し、仲間にしようと思えるのだろうか?
  • ゼクロムで最強ヒーローになろうとするヤッピー。英雄的な存在である伝説のポケモンを人が簡単に使えると思う時点でポケモンを舐めている。
  • 明らかに仲間になろうと昔を思い出して仲間フラグを立てて、心を入れ替えるヤッピーだが・・・一ヶ月も経たずに裏切る
  • ダルマッカを治療するためにキズぐすりを用意した後は、ヤッピーの解説だけでヒヒダルマたちの出番は終わる。ポケモン漫画なら、元気になったダルマッカやヒヒダルマたちとの和解などをしっかり描写するべきだろう。


ハリルの章

9話「光の羅針盤」不満点

  • バッフロンのかませ犬。ポケモンに力を見せさせて、さらに大きく超える力を人間が見せる展開だった。無論、こんな展開はほかのポケモン漫画には無く、ポケモンがポケモンをかませ犬にする展開とは違う。
    • 直前に『バッフロンは列車を脱線させるほどの力を持っているんだぜ!!』との説明が、かませ犬を助長させて、さらなる拍車をかけている。
    • 内容を要約すると、鉄道を脱線させるパワーをも片手ずつで止めれるリョウガと受け取られ、大変不評だった。
    • そもそも一色触発の状況で、説得も解さずいきなり手を出す。力ずくで止めて、暴れ牛の怒りが収まるとは到底思えない。まずはバッフロンを落ち着かせる段階から始めるべきだった。
  • BW編の他作品でもバッフロンの暴走は取り上げられることが多い。暴走しているので力ずくでいきなり戦闘モードに入るどころか、主人公たちは「なぜ暴走したのか?」と、暴れてしまった理由を探っている。しかしリョウガの今回の行動は、ただの力任せでバッフロンのことは何も考えていない。
  • 缶けりで壁に穴を開けるハリル。しかし、そんな威力で蹴ったら壁に当たる前に蹴った時点で缶は粉々になってしまうはずだが…
    • このようなおかしいシーンは後のBHS編にも存在する。というかさらにひどくなる。
    • そしてハリルは生身でこんな脚力があるためリョウガ同様バーストする必要が感じられない。
  • 何の脈絡もなく、店の棚の間から見つかる重要アイテム。何故BURSTハートと関連するものがこんなところにあるのか。ファミコン初期クソゲー並の超展開である。

10話「謎のBURST戦士」不満点

  • ライバルキャラのようなハリルの持っているポケモンは、ゼクロムと対を成すレシラムと思われていたが、進化前のゾロアで全く実力が釣り合わない。進化できる可能性も秘めているが、それでもゼクロムとの力の差は大きく、一匹で太刀打ちできるレベルではない。
    • そもそも、ポケモンは仲間と団結&絆も大きなテーマであり、みんなの力を合わせて、初めて一匹の強敵に打ち勝つという燃える展開ができるものである。
    • しかも、ゾロア側がゼクロムを挑発・圧倒している点も原作を完全に無視、あべこべになる道具を使ったような状況である。
  • いくら「おっそーい!」と挑発しようが、一発でも攻撃を受ければ立て直し不可能のダメージを受けてしまう力の差だけは、どんなに鍛えようと埋めることはできない。これでは、絶対に勝てない危機感や追いつめられているといった状況が伝わらないだろう

  • パ○○ラ。男が女性のスカートがわからないから仕方ないと捉えることもできるが、宿命の対決!と銘打っている重要なバトルでやるべきではなく、緊張感が無い。そもそも、ポケモンで下着描写は明らかに本来のポケモン世界ではない。『電撃!ピカチュウ』はお色気こそ多かったが、それらを上回るポケモンの世界観を見せていた。まだ黎明期であり、ほとんどポケモンの世界や設定が明らかにされていなかった時期である。
    • すばらしい眺めですね。とコメントされる状況だが、最近のゲームはスカートの中の白雪を移すだけで対象年齢がほぼ確実にC以上になってしまう。
  • ハリルは、「光の羅針盤が動き出せばいずれこうなることはわかっていた」「羅針盤の穴を1つ埋めてもらってあるとは本当に運がいい」というが、羅針盤が動き出す=BURSTハートが最低1つははめられているということではないのか。もしそうなら、たった1つしか入っていない状況は運がいいとは言えないのでは。

11話「不完全なBURST?」不満点

  • 罵られるゼクロム。明らかに立場が違う。
  • 本来はゼクロム側が、味方を助けるため、プレイヤー側に強制参戦→圧倒的なプレッシャーとラスボスに匹敵するレベル差と能力値による「身の程をわきまえよ*1」で敵側&footnote(ニコニコ大百科の記事で、ポケモンに例えるとどうなの?という答えには、「順調に二つ目のジムの町からそれた所にいたトレーナーが、いきなりミュウツーを出してくるくらい」と回答していた。それくらいの出落ちと脅威。)が瞬殺される展開と内容である。
    • そんな人物が、一時だけ仲間になるという展開があるのだが、最初から成長しない&能力値完成済みなので、敵を倒せば倒すほど味方が成長する機会を奪ってしまう。
  • ハリルも相手の力量差が見えていないと言うが、良くある負けイベントで、無謀に挑む→全滅した後に『相手の力量差を見極めなければこの先は生き残れない』と言う教訓を伝えたいのだろう。
    • だが、レアとはいえ一般ポケモンが教えるのはおかしい。まさに「身の程をわきまえよ」と言うのはリョウガ側の方だろう。
  • 不完全なBURST。突然の用語に説明も無く、何のことなのかわからない。しかもこの時期は専門用語が次々と説明が少ないまま飛び交い、全く先が見えないうえに意味不明な展開だった。
    • また、現時点の連載時には単行本の1巻も発売しておらず、これまでに買っておいた本誌で、展開や複線を掘り返して見るしかなかった。

ハリルの章に入って登場した用語
  • BUSRT
  • 光の羅針盤
  • 不完全なBURST
  • アルカデスは敵・・・?味方・・・?
  • 本物(オリジナル)Bハート

12話「本当の実力」不満点

  • ハリルの挑発が続く。ゼクロムに対し、伝説のポケモンなのに驚いたり敬意も払おうとしないのはおかしい。
    • そのため、ストーリーを重視するためにポケモンの力関係や設定などが全く無視されてしまっている。
  • ミルトは攻撃できないのにヤッピーは容赦なく攻撃するリョウガ。明らかに扱い方が違う。
  • 「闇影射球(ナイトシャドーショット)」。ポケモンに存在しない漢字+造語に驚かされた読者多数。
    • 闇とか影とかは、いかにも厨二属性が好みそうな名前でもある。煩わしい太陽ね 訳:おはようございますとでも説明されないとどういう必殺技なのか意味がわからず、最終的に脳内保管するしかない。
    • ナイトバースト+シャドーボールの組み合わせだと思われるが、一切の説明が無い。しかも、前者のわざは攻略本等で事前に情報を知っていないとわからないゾロアとゾロアークの専用技である。
    • しかも、この技以降は漢字四文字+造語の技がメインとなっていく。さらに、必殺技を編集していた者から言わせると、どのわざをモチーフにしているのかを四つの漢字を凝視して、ポケモンBWの攻略本片手に解読しないとわからないほどである。闇に飲まれよ! 訳:おつかれさまです!というくらい意味不明であり、必殺技の解読は困難を極める。また、コミックスでも必殺技説明といった用語等の説明が無かった。
    • 上記のアニメ版でも、ノートに一言一句メモを取って翻訳と解読に四苦八苦する様子が見られたが、そんな感じでの解読作業。
  • ゼクロムの敗北。原作ではネタ*2としか思えない完全なる敗北をまじめに描いているため、ギャップ差によって笑いどころを間違う展開だった。
  • このかつてない敗北に、B戦士はポケモンの力を使うと弱体化するという噂がまことしやか流れるようになっていく。
    • B戦士になってもポケモンが持つ本来の能力が使えない、特徴を活かせないことが多い。現にリョウガはゼクロムのドラゴンタイプの使い方がわからない。本来のポケモンは技マシン等で範囲が限られてはいるが、覚えていればどんなタイプのわざでも使うことが出来る
  • 下手すれば主人の命がピンチなのに、ゼクロムが描写されない。一応同化しているはずなのにお互いが共闘・共鳴する展開が全くない。
  • 伝説のポケモンが一緒でも、人間が未熟だと格下のポケモンであっても簡単に負けてしまう、といった展開を見せたかったと思われる。
    • だが、伝説の敗北と言う一点があまりにも大きすぎて、伝えることができなかった。
    • 負けた時などにナレーションによる説明も全くなかったので、原作のパワーバランスを無視した内容だと受け取られてしまった。
  • キャロラの登場。悪の組織の幹部であるGG七戦騎が次々と登場し、まるでバーゲンセール。
  • ヤッピーの裏切り。完全に信頼させて簡単に命の恩人を裏切った。
    • しかも、ポケモン・ヤナップに似ているためにヤナップにとっては風評被害そのものである。

13話「羅針盤の行方」不満点

  • 負けたのにワクワクするリョウガ。まるでサ○ヤ人のような戦闘本能である。
    • ハリルからアルカデスが悪党だと聞いたのに、そのことを思い出して疑問に持つ様子もない。どんな形であれ、ようやく入ったアルカデスの情報なのだから、真剣に吟味する必要がありそうなものなのだが。
  • ヤナップだと再び間違われるヤナップ。
  • 今度はポケモンのフリをしてやり過ごそうとするが、ウキーウキーと猿真似。まるでポケモンの頭を馬鹿にしている
    • ポケモンの中にはIQ5000のフーディンや、人の言葉を理解するカイリューなど人智をはるかに超える種族までいる。ましてや、その中でも頂点に立つほどの実力者である伝説のポケモンがご都合展開によって敗北した後なのでさらにタチが悪い冗談である。
  • モンスターボールだけでなく、やや高価でモンスターボールをしのぐ性能であるスーパーボールまで投げられるが、ここ最近はポケモンにとって気分の悪い展開が続くので、一応ポケモン要素は入れているよ}としか見えないのが現状である。
  • ヤッピーの頭の悪い商売。50億やアルカデスを主張しているが、一般人には意味のわからないため誰も見向きをしない。


邂逅の章

14話「レンドという男」不満点

  • ミルト曰く、ド外道ヤッピーが言い訳しただけで許される。
    • 実は、蹴られたのにこれでも懲りていないヤッピー。交渉が不可能な悪役そのものであり、ここまで醜い人物はなかなかお目にかかれない。
  • ここでも、正体不明「不完全BURST」という単語
  • そして、ゼクロムが野生ポケモンとしてやや大量に生息しているガントルに敗北する。
  • 同じ伝説・天災規模のドラゴンであっても、生きているポケモンをまとって戦っていることが、明らかに忘れられている。最強の装備で挑んでも、素人ゆえに実力や知識が未熟なので弱点を突かれて敗北するのとは違う。

15話「これが修行!?」不満点

  • 永久封印。ポケモンは道具を公式によって認定される。
  • そもそも、それだけのリスクを犯してまでBURSTは強いのかが説明されない。現時点の不完全ではその辺の野生ポケモンにも勝てないとしか思えない。
    • 伝説のポケモンとなれば、大陸一つ滅ぼせるほどである。映画の冒頭では、巨大竜巻や巨大氷塊といった天災でさえも自身のわざ一発で粉砕してしまう。しかも、ゼクロムやレシラムにとっては時間を少し稼ぐ程度だった。
  • GGに対抗するためにBURSTが必要になったらしいが、何故伝説のポケモンが封印される緊急事態なのかと言う肝心な説明が無かった。
    • 敵勢力に対抗できるのは、特殊なアイテムで変身できる選ばれたヒーロー・ヒロインだけ!という変身作品*3の様な描写を伝えたいのだが、神器や伝説の武器と違って生き物で高い知能を持っているため、むしろ弱体化説のひとつとして名前が挙がってしまった。
  • ガリュウの過去と魅力や、「信頼していたから」などでゼクロムは、自己犠牲の精神で救世主になったということを見せつけようとしているが、永久封印によって描写が伝わりにくい。

16話「ゼクロムへの道」不満点

  • 細い一本道と落ちたら一巻の終わりの奈落。終わりが見えない道を歩きつづれるのは、サ○ヤ人編にある「あの世で修行」のような状況。
  • 謎の少年が登場。ゼクロムの使者らしいが、本来のポケモンだったら強いでんきタイプとかドラゴンポケモンを呼んで来ると思われる。
  • そもそも、オリジナルBハートには必ず少年のような者が存在するのだろうか?
  • Bハートの中は異次元のようになっていたので、こんなところで永久に暮らすのはまず無理だろう。
  • リョウガはゼクロムに会いに行っているのだから、レンドはガリュウカッコイイ話なんかより、ガリュウとゼクロムの信頼関係に関するエピソードをこそ語るべきだったのでは。永久封印の説明は概要で済ませ、ガリュウの人柄は台詞つきで回想するなど、ポケモン漫画として書くべきところを間違っている。
    • 以降も、ポケモンに関する部分は非常に短い説明で済ませてから、人間関係の部分などは深く長く説明している。

17話「門番の少年」不満点

  • 生身の肉弾戦。ポケモンとは関係が無く、もはやただ名乗っているだけである。
    • 1話から生身で圧倒する違和感がここにきて、改めてポケモンじゃないと言えるきっかけになったとも言える
  • 結果は、体が勝手に・・・動いて少年を助けるが少年が鍵だった。バトル内容も、運の要素を除外できない決着だった。
  • 最後にゼクロムと会う以外はポケモン未登場。これは前代未聞の内容である。
  • 今の強さじゃ足りないから、もっと強くならなきゃダメだからゼクロムに会いたいのだと門番に縋るリョウガ。
    ゼクロム自身に対する興味は見えず、ゼクロムがくれる強さだけを求めている。こんな奴に、ゼクロムと会う資格があるとは思えない。
    だいたい、リョウガの辞書には無理もダメもないんじゃなかったのか? 強くなりたいだけならゼクロムに頼らず、独りでいつまでも修行していればいいのでは?
  • リョウガはゼクロムについて何一つとして考えようとせず、門番に対して、闘いによって強引に分かり合おうとする。引きこもっているキャラに興味を引こうとすらせずに、「仲間になってさっさと心を重ねろ」と言っているようなものである。こんな思考では分かり合えるはずがない。

18話「リョウガとゼクロム」不満点

  • 強くなって悪いやつと戦いたいが、家族や仲間も失いたくないと強い理想を掲げるリョウガ。
    • 答えが見つからないのが正解というチンプンカンプンな会話劇が続く。
  • どんな敵が来ても、仲間も家族も失わないくらい、全てを護れる強い男になりたいという理想によって力を貸すゼクロム。結局リョウガは強くなりたいという本音と建前でしかない。
  • めったに人に近づかないと説明、設定にしたこの物語のゼクロムが、安易に人間の意見を受け入れてしまうという展開。
  • ミルトがリョウガに抱きつくラブコメ展開。あまりに唐突過ぎる。
  • 再び登場!漢字四文字+造語の必殺技。
  • またしても登場GG七戦騎。こんなに幹部ばかり登場していると本当に凶悪で巨大な組織なのか疑ってしまう。
    • 今回の七戦騎は、ゼクロムと相性が悪いポケモンにBURSTしているので、完全なBURSTの実験台にされると容易に予想できてしまう。
    • よりにもよって、ハリルの強さで強力集団をアピールできた作中で強いとされる七戦騎で行う展開。
  • リョウガは序盤戦で父親でさえ苦戦させた組織で、しかも幹部級の七戦騎を撃破している。「ボス」という人物も対したことがないと読者にさらなる余裕を与えてしまうだろう。
  • リョウガと会ったゼクロムは、ガリュウとの思い出話をしようとするが、リョウガは耳も貸さずに心を重ねることを要求する。
    父親の話すら興味はなく、ゼクロムが自分に心を重ねさえすればいいと思っている模様。もう見るからに心が重なっていない。
    ガリュウとアルカデスが関係しているのなら、ゼクロムもアルカデスについて知っていそうなものなのに、アルカデスについても尋ねようとしなかった。
  • 門番戦に丸々1話を使いながら、一番重要なゼクロムとの邂逅は半話で済まされる。内容もリョウガが自分を語っただけで、ゼクロムの気持ちは描かれないまま。これで心を重ねられたとか言われても、何の説得力もない。

19話「2つのBURSTハート」不満点

  • ゼンガイの追い討ち戦法。とても悪の幹部とは思えない小物
    • しかも、同じ組織で同じ幹部称号なのにハリルやキャロラと大きな差がある発言。
    • 最後には、涙を流して土下座→・・・と油断させて、バカめ、子供を人質にしようとする。悪の幹部なのに誇りのかけらも感じさせない。
  • 不意打ちのリョウガ。正々堂々戦ってこそ、こそ主人公ではないだろうか?
  • アバゴーラの甲羅を砕くが、アバゴーラの真価である「からをやぶる」は発揮されなかった。
    • これも、B戦士はポケモンよりも弱いという事実に一役買っている。
  • 必殺技の連発と負けフラグや、ただの下人程度の地位を固める七戦騎。かつての栄光や強さはどこにいったのだろうか?
    • オリジナル技を連発する姿には、ポケモンのわざは絶対使わないという姿勢を貫くようにも見える
  • ゼンガイは仮にも、巨大な悪の組織から称号を与えられるほどの実力者・七戦騎なのに、ボスの命令を真っ向から違反しているほど忠誠心の無さ。
  • ゼンガイはBハートを奪おうとするが、奪ったところで見ず知らずのBハートに住むポケモンと心を通わせないと真の力は発揮できない設定のため、強くなるにしても多くの時間がかかってしまう。これもB戦士はポケモンより弱いことになってしまう。わずか数話前に説明された新設定と、よくある行動を合わせた結果生まれた矛盾点。
  • リョウガが、不意打ちが無ければレンドは負けなかった発言。レンドはGG相手に対し、命からがら逃れたほどだった。その戦いでは重傷を負ったのに、ましてや幹部に勝てるというのは矛盾している。
    • しかし、まともにBURSTして戦ってもレンドでは相性が悪く、バトル漫画として見ても接近戦VS遠距離狙撃なので間合いも不利。
  • 電撃完波(ライトニングパーヴ)主人公が友情・努力・勝利によって編み出した待望の必殺技なのに、パーヴという意味がわからない。
    • 電撃完波を放つシーンは、大ゴマとはいえページの3分の2程度。タメはほとんどなく、余韻も1ページだけ。普通、少年漫画で主人公が新必殺技を披露するとなったら、放つシーンは見開き、前後の場面で丸々1話、場合によっては数話使ってもいいぐらいだろう。今回に限った話ではないが、展開を詰め込みすぎて迫力が得られなくなっている。
  • リョウガを辛勝させた七戦騎にオールパーフェクト+フルコンボの完全勝利。それほどまでにゼクロムの完全なBURSTが強いのだろうが、物語の裏で暗躍する巨悪と説明されたGGがこんなにあっさり負けても良いのだろうか?
    • ゼンガイは1話から見ても最弱*4の相手。ひょっとしたら、もうすでにGGを壊滅できるのかもしれないと読者は思ってしまう。
  • いわタイプの弱点となるみずタイプの狙撃を背後から受けても軽症程度
    • 初代から、いわやじめんポケモンにとってはみずタイプは弱点のみならず、天敵*5とも言えるほど相性が悪いとされている。
  • ヤッピーのワキはらめぇ~発言。「らめぇ」は「ダメ」を敏感な部分を触られながらなどによって、呂律が回らなかったり、強制メロメロにされるなど状況などで発する萌え&喘ぎ声であり、一部の人にしか意味がわからない。しかも、対象年齢がB以降のような展開に使われることが多いので、ポケモンという世界観には合っていない。


その後への影響

  • バッフロンをかませ犬にしたリョウガは最後まで、マイナスの評価を脱却することは出来なかった
  • 心を合わせていないと伝説のポケモンだろうが、野生ポケモンに敗北する内容に、B戦士弱体仮説を唱え始めるようになる。
  • 永久封印はその後においても、深い傷を残すことになっていき、Bハートが出る度槍玉に挙げられる。
  • Bハート修行後は力のバランスが大きく崩壊し、後の三闘将編に続く力のインフレはここから発生している。修行後の余韻に浸ることなく、この漫画とはなにか?を決定付けたあのBHS編が始まった。
    • 三流悪役が巨悪の幹部だったというショックは大きく、残りの七戦騎もかませ犬として残りが一気に登場し、そのまま使い捨てにされる。
  • 謎の少年はゼクロムに悪い人間が近づかないように、リョウガは優しさか欲を優先するかを確かめていた。しかし、BHS編以降のリョウガは大切な仲間を危険に晒してまで戦闘欲を求めていた。悪戦苦闘して乗り越えた試練はなんだったのか?
  • 頑固者のガントルのBハートを授かったリョウガだが、その後は宝玉扱いとされる。ガントルと対話するどころか、BURSTする者も現れなかった。
  • レンドはリョウガが貴重な敬語でレンドさんと呼ぶ人物で、さらに戦いの師匠という重要人物だが、二度と登場することは無かった。
  • 無関係の一般市民には散々アルカデスの手がかりを尋ねておいて、ハリルの情報は頭から否定し、ゼクロムやレンドには尋ねようともしない。このチグハグなやり方のせいで、アルカデス探しは無駄に難航していくことになる。

  • これまでも、永久封印をはじめとするポケモンとは相容れない設定の数々が語られたものの、ゼクロムと邂逅を果たし、お互いに会話することで人とポケモンの交流が見られ、ヤッピーも解説役として少しは役に立つなどで今後の活躍によっては、今までの件を水に流すこともできるような終わり方で締めくくった。
    • 現段階ではポケモンに対する考え方を改め、次回以降のテコ入れがうまく成功すれば前半の不評もまだ十分に逆転可能であり、希望が持てる状況として読者は期待していた。

――しかし、次のエピソードが、今回決死の突破口で導いた逆転のチャンスを一瞬で無へ帰してしまうことになるとは、誰も予想できなかったのである……。

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最終更新:2021年08月08日 22:24
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*1 彼はレシラム・ゼクロムのように対となる伝説の神剣を携えていて、イメージカラーは完全に黒。この人物と本当に戦う場面はBWのクライマックス、レシゼク対決のような展開となっている。

*2 例:冒険の最初に登場した栗坊に触れてミスをする。

*3 この作品の手によくあるように、よりにもよって従来の兵器、ポケモンは一切通用しないような描写が施されている。

*4 ヤザも生身とはいえ、BURSTを戸惑っていたリョウガを一度撤退させている。

*5 昔からいわ及びじめんタイプは、すばやさやとくぼうが低い。対するみずタイプはとくこうやすばやさで上回り、当初から強力なわざで圧倒していた。