決戦編 あらすじ 66~最終話(77話)

約一年半に渡って連載されたポケットモンスターReBURSTにおける最後のエピソードのあらすじです。
今回は今まで明かされなかった核心部分である、リョウガと父ガリュウとの再会やアルカデスの謎が次々と明かされます。
また最後ということもあって、ポケモンの要素やポケモンにおける扱いは歴代最悪と言えるほど酷く、登場人物に関しても非常に苦しい展開が終始続きます。ポケモンそのものが登場しない内容も続きますので、ネタバレと耐性の無い方はくれぐれもご注意ください。特に、『第五世代に好きな(お気に入りの)ポケモンがいる』という方は憤り等の感情を覚えるかも知れませんが、これらは全てが事実であり、小説などの二次創作ではありません。作中内の雰囲気などを記すためですのでご了承ください。
不満点まとめは決戦編 活動レポートを参照。



66~68話

66話 裏切りと復讐と・・・

三闘将とのハイレベルな戦いで、療養中のリョウガたちの買出しに出たヤッピーの元に突如ゲルブがBHS以来だと名乗り、現れる。ゲルブはアルカデスのところへ向かうヤッピーにアルカデスの元へ導くため、大金と発信機を交換し、GGの力で最大手メディアであるZBC(ゼットビーシー)の幹部ポストをエサに誘惑するが、ヤッピーはリョウガたちの気持ちを裏切ることができず、欲に惑わされないで発信機を壊し、一流のジャーナリストはこの程度のオファーでは引っかからないと迷いを立ち切った。だが、ゲルブは保険として、ヤッピーの背中に発信機をもう一つ取り付けていたのだった。

リョウガの元に帰るヤッピー。しかし、まともに買出しをしておらず、薬は違ったり食料も酷い状態になっていることを皆から責められるが、リョウガが「ヤッピーなりにがんばったから」という言葉でヤッピーは号泣してしまう。

ハリルとキャロラはついにこの時が来たとGG本部へと向かう。しかし、GG本部はすでに静まり返っていた。何者かに襲撃されたと推測したハリルは倒れた人から「フロードによってやられた」と聞く。現れたフロード曰く用済みとなったらしい。GGはもはやフロード自身がポケモンのエネルギーを浴び、人類最強となるための土台に過ぎず、部下も組織も必要がないと言う。野望のために多くの人々を利用したフロードにハリルとキャロラは怒り、BURSTする。

フロードはハリルが進化した情報も入手済みだった。キリキザンにBURSTし、二人は次元の違うスピードで玉座をバックに、進化VS最強の戦いが始まった。そのスピードはB戦士であるキャロラでさえ、目で追うことができないらしい。

67話 進化VS最強

ハリルとフロードの再戦。キャロラはレベルが違いすぎると戦うのをあきらめる。10倍になったハリルの戦闘力を簡単に受け止め、とてつもなく重い一撃を与えてくるフロード。その力のために多くのポケモンの力を奪ったことにハリルは怒る。パワーはフロードが勝り、スピードでは少し勝っているハリル。こちら側のほうが有効打が多く、長期戦に持ち込めば突破口が開くと勝機を見つける。

ハリルはフロードの力を認めるが、完全な肉体を使いきれていないと指摘する。突然BURSTを解除するフロード。この肉体はキリキザンのために造ったたわけではないと、キリキザンのBハートを捨てる。そして、玉座の裏に隠し持っていて厳重に保管していたBハートを完璧に使うため、全てを築き上げたと真実を求める伝説のポケモン、レシラムへとBURSTする。

ケガ人が続出し、療養中のリョウガ達B戦士はアルカデスへ会うのが楽しみらしく、完治していない体で筋トレや腕立てをするがミルトに怒られる。ラグ曰く、B戦士は体の回復が早いからと気にしないらしい。そのままリョウガの背中に猫のように転がる。その時、リョウガは何かを感じ取りラグは落下する。

感じ取ったのはフロードのパワー(気)で、周囲に暗雲が立ち込める。パワーの余波は周囲のポケモンやゲルブにも感じ取られていた。ゼクロムのBハートもパワーを感じるらしく、ハリルに生きて戻れと拳を握り締めるリョウガ。フロードはハリルにとっての最後の晩餐と称して、戦闘を再開する。

主人公のゼクロムと対を成すレシラムが、敵としてだがようやく登場(最悪の形だけど)。ファンの怒りは爆発した!

68話 強者の涙 (ポケモン未登場)

ハリルは最強体+伝説のポケモンによるフロードの戦闘力が放つ凄まじい威圧感に戦慄し、一撃でもまともにくらうと逆転不能な致命傷を受けると判断する。ためしに柱を使って高速で動き回ってみるが構えがないにも関わらず、フロードには全く隙が無く小刻みな攻撃は無意味だと知り、全ての力を一つにまとめた必殺技を撃つことにする。前後からのイリュージョンを交えた邪影蹴天を食らわせるが軽く振り払って見せるとフロードの言葉通りに、しかも後ろ向きで足を掴まれてしまい、投げ飛ばした一撃でハリルは敗北する。

突然に涙を流すフロード。力が無いのは本当に悲しい、絶大な力で誰も悲しむことの無い平和な世界を必ず手に入れるとしゃべり出す。キャロラはあなたがメチャクチャにしてると突撃するが、フロードの手刀で瞬殺される。

リョウガは危機を感じ、みんなを高台に連れてから包帯をはがして急遽アルカデスの元へ向かうことにする。ミルトはケガが治っていないと忠告するも、リョウガは「フロードはとてつもなく大きく、今のみんなでは到底かなわないほどの力を手に入れたらしい」と警告。カルタが打倒フロードへ向かったハリルはどうなったと聞くがリョウガからの返事がなく、すでに倒されたことを察する仲間たち。

ヤッピーがリョウガにアルカデスに会ったことを聞くが、幼いころで病気だったために顔を覚えていなかったらしい。
ゼクロムのBハートを最後に装着。ついに光の羅針盤を最終起動させ、強い力に引っ張られるリョウガ。みんなの手をも貸してくれと仲間全員でつかまって飛んでいく。
ゲルブとフロード。ヤッピーの背中につけた発信機を頼りに、フードを久しぶりにかぶったフロードは宿敵であるアルカデスと対面するため、シャーペンをモニターに投げて破壊してアルカデスの居場所へと向かう。


69~74話

69話 父とアルカデス (ポケモン未登場)

物語最大の謎とされていた『アルカデス』がついに明かされる。
リョウガたちは、船が使えず空を飛ぶ乗り物でしかいけないような山岳に囲まれた森林へとたどり着く。
ミルトがアルカデスらしき人を指差すが、そのまま石になってしまったような人が座っていた。その人物はリョウガの父であるガリュウであった。そしてアルカデスではなく、管理人(邂逅編に登場した謎の少年に似ている)と出会う。管理人はガリュウがいつかここに息子が来ると伝言を残しており、一目でリョウガだと見抜く。

『アルカデス』それは特定の人物の名前ではなく、前任の人から引き継いだ人が新たなアルカデスと名乗れるらしい。古の昔から幾人の人が平和へと導いたり、この世を暗黒の世へと変えていった。その力は世界を思うがままに操れるほど強大な力だと語る。そして、リョウガの父は10年前にGGを成敗するために試験を乗り越えてアルカデスの絶大な力を授かるが、全ての力を出し切った代償に石化してしまったらしい。つまり、リョウガの父・ガリュウこそが現代のアルカデスだったのだ!

その事実にリョウガは、父さんはやっぱりすごいと涙を流し、父が一度倒したフロードを倒すために石化を覚悟でアルカデスの力を授かる決意をする。そして、アルカデスの名を引き継ぐために前任だった父に触れようとするが、ラグが静止しようとするもミルトに止められる。ラグは「リョウガの事が好きじゃないの?」と聞くが、付き合いの長いミルトはリョウガは一度決めたことは退かないとわかっており、自分が決めた道を突き進むリョウガの事が好きだと告白する。管理人は力のない人にアルカデスは継がせられないと長い棒を構え、試験を与えてくる。

父親に会い、アルカデスにも遭うという物語当初から掲げた目的が達成されたが、今回はポケモンのみならずポケモンと融合したB戦士まで登場しなかった異例の展開だった。

70話 試験 (ポケモン未登場)

管理人がいきなりリョウガを攻撃する。仲間たちは不満を言うが、管理人はアルカデスの非常に大きな力を引き継ぐに値しないものに石像には触れさせないらしい。リョウガは全力でいくとBURSTしようとするが石像の力でBURSTは無効にされ、リョウガたちの動きは重く通常の動きは制限されてしまい、管理人は加護の力でスピードとパワーが底上げされている。棒術をかわすバトルセンスを見せるも、管理人の前に重い一撃を食らってしまう。

リョウガは休憩すると茂みに隠れるように靴を脱ぎ、裸足で管理人を捕まえようと大岩を投げるも砕かれて作戦が看破されてしまう。ミルトも攻めが単調だと指摘され、フロードが凄まじい力をつけて世界を壊そうとしているので、アルカデスの力をがほしいことであせっていると気を引き締める。仲間の力を借りてもいいと管理人に聞くが、かまわないとあっさりOKする。全員の力を使って飛び掛り、管理人がうまく棒を使って飛び上がった隙を突いて石像に触れようとしたが、土台ごと動かされ失敗する。

そして夜が来る。リョウガは睡眠中の隙をついて石像に触ったが管理人の背中であり、これも見破られてしまう。管理人はガリュウでさえも数ヶ月はかかったと忠告した。実は一日目にしてはよくやったことと明日からはさらに過酷になると心に思う管理人だった。

71話 フロードの過去

アルカデスを継ぐ試験はあれから数日に渡り繰り広げられていた。リョウガは苦しいはずの壁を楽しんで乗り越えようとしているとミルトが褒め倒す。仲間たちもリョウガをほめまくる中で寝てるヤッピーの背中にあった発信機に気づくラグとカルタ。フロードがアルカデスの森に向かっていることを知る。

フロードの過去編。フロードの父であるカレードは街の市長であり、年に一度の祭りに乾杯をする。街の人に慕われていると妹が喜ぶが、フロードは実は父を尊敬しているのではなく、父の左胸につけているレシラムのBハートを恐れているのだと指摘する。デロンという傷の男が、パーティーを襲撃するもカレードは一緒に楽しみたまえと強気には出ない。デロンは自分の有職者達を権力の力で追いやったことに因縁をつけるが、街の平和のためにやったとカレードは言う。大衆の前なので今回は引き下がるデロン。

フロードは父カレードになぜあんなやつに操られている、B戦士でもある父なら簡単に倒せると不満をぶつけるが、父はレシラムのBハートはお守りみたいなものであり、持っているだけでみんながカレードへの攻撃を躊躇しているらしい。さらに暴力に暴力で訴えてはいけない、復習の連鎖には限りがないと忠告する。

フロードは父親の考えは甘い、このままでは街に完全な平和が訪れないと決意し、レシラムのBハートでデロンの事務所を襲撃。レシラムの手を血で汚してしまい、デロンを殺害する。街に平和が訪れ、自分のやった行動は正しいと確信するフロード。しかし、今度はカレードがイワパレスのB戦士によって殺害される。犯人はデロンの息子らしい。フロードはBURSTして応戦するも素人だと見抜かれてしまい、レシラムの力は使いこなせずにあっさりと敗北する。壊された家と落日の光景に妹は父さんの言うとおりだったと泣くが、フロードは全てを脅威して凌駕する力、復習も反抗のかけらさえ抱かせない力があれば争いは生まれないと知って力を渇望するようになった。

フロードとゲルブはついにアルカデスの聖域に到着した。フロードは一度来たことがあるらしく、滝の裏に隠された秘密の洞窟を通ってアルカデスの石像へと進む。そして、先に向かっていたラグとカルタは時間稼ぎをするために洞窟内でフロードに立ち向かう。

今回はポケモンを使った殺人など、越えてはいけない一線を越えてしまった。作者ですら可愛そう、酷な設定だと後にツイッターで書き込むほどだった。

72話 アルカデスになる者 (ポケモン未登場)

フロードの前にラグとカルタが立ちはだかる。見ているだけで悪寒がするほどの圧迫感と馬鹿みたいなパワーですぐ見つけられたとBURSTし、足止めすると戦う。フロードはレシラムへとBURSTし、カルタは以前と変わった姿に驚く。小さな火の玉を爆発させてカルタを瞬殺。ラグはリョウガがアルカデスになれば絶対に敵わないと負け惜しみを言う。ゲルブは雑魚は雑魚と嘲笑し、フロード様の力で理想の世界を作り上げましょうと高笑いするも、突然笑ったフロードがお前は理想の世界に含まれないと首を絞めて殺害する。

リョウガと管理人による試験は最終局面を迎えていた。二人を心配するヤッピー。一方で以前より直線スピードだけでなく、瞬間の切り返しやフェイント速度も上がっていると強さを報告する管理人。次で決めると激しい攻防が始まった。
得意の棒をアッパーで弾くも、すぐに二本目を出して応戦する管理人。さらに二本目の棒を弾いて丸腰に追い込むも、先に弾いた一本目が管理人の手元に戻り、一撃を食らうリョウガ。しかし、初日に見せられた土台ずらしをリョウガが使用して、ついに管理人に勝利、合格する。

リョウガは人間をやめてもフロードを倒すためにアルカデスになろうとする。ヤッピーが躊躇するがミルトはこうなることがわかっており、ヤッピーに涙しながら言い聞かせる。洞窟から一人で出てきたフロードがリョウガへと迫る!ガリュウ・リョウガVSフロードによる親子二世代に渡る決戦がついに始まろうとしていた…

73話 新アルカデス誕生 (ポケモン未登場)

ついにアルカデスになる時が来たリョウガ。父さんのように人とポケモンが暮らす平和な世界を守りたいと決意する。しかし、後一歩というところでフロードが現れる。ミルトの脇腹に触って吹き飛ばし、管理人の棒を壊してアルカデスの力を強奪してしまう。フロードはかつてレシラムの力でゼクロムのガリュウと戦ったらしい。アルカデスとなったフロードにはこれは不要と、レシラムのBハートを捨てる。もう結界が消えているため、BURSTできるらしい。

リョウガVSフロードによる決戦の火蓋がきって落とされた。
早速フロードはアルカデスのBURSTを見せ、ダイケンキの姿に変化して「激流放射(アクアエミッション)」を繰り出すも耐え切られる。リョウガは電撃完波を放ち、ヒット。今のフロードには相性が良く大きなダメージを与える。しかし、フロードはさらに姿を変えてゴルーグヘ変化する。「大地昇拳(グランドアッパー)」によってリョウガにとって弱点となる必殺技を叩き込む。

アルカデスの力とは、ポケモンに存在する全17タイプ全てのポケモンのB戦士になる全知全能の力のことだった。今度はゼブライカに変化して、「電撃切裂(ライトニングスラッシュ)」によって一気にピンチに追い込まれたリョウガ。万事休すか。

レシラムを捨て、次々とポケモンのコスプレを披露していくやり方には不満の声、怒号などが激しく飛び交う内容だった。もう出てこないと思っていた一般ポケモンのBURST姿も登場し、1話から数えて見ても最悪の回と言えるだろう。

74話 世界の行方

リョウガに完勝したフロードは、争いの無い世界と野望をミルト達に話すが非難される。しかし、突然にそう思うと肯定して力で抑圧、統制するために組織を作ったことや愚か者の下克上や内乱などのことも話す。そして、出た結論が自分以外全てを地上から消しさることだった。負けたリョウガは絶対に阻止すると言うが、フロードは東の最果てにある『永遠の塔』で一週間後に終焉の時を迎えると時と場所を指定する。

永遠の塔では、世界の果てで不思議発見という番組をあのポリーヌが放送していたが、突然ウォーグルに変化したフロードが山を切り崩して登場する。ポリーヌはBHSのギャラの件で文句を言う。突然の出来事に生番組らしく異形の存在に皆が驚くも、フロードはアルカデスとして演説を始め、争いの無い世界から世界を消去することを告げる。ポリーヌは世界に映像を流すために連れ去られてしまう。

あれから何日も眠り続けるリョウガ。夢の中?に突如ガリュウが現れて、リョウガは全く歯が立たなかったと珍しくあきらめかけるが、ガリュウはグーではたいて激励する。実はリョウガに完全な融合ができておらず、ゼクロムの象徴である尻尾が無いことを指摘する。突然ゼクロムが現れ、私の力を使おうとしていないとさらに指摘する。リョウガは今まで一人だけで抱え込もうとしていたことや、周りの人々や仲間に助けられたことを話すガリュウ。リョウガは仲間がいたことに気づき、今度こそゼクロムと全てを合わせようと決意し、ゼクロムも了承する。目覚めたリョウガは、すぐにゼクロムへBURST。今まで無かった尻尾が加わり、尻尾の迫力に驚く二人。いざ、永遠の塔へ!


決戦編・永遠の塔 75~最終話 あらすじ

これで最後です。
長かった物語と戦いもついに終わりを迎えます。こんな内容ですが、ここまで付き合ってくれてありがとうございました。

75話 永遠の塔

塔の最上階で玉座にたたずむフロード。彼を攻撃しようにも永遠の塔は電磁波や強風によって飛行機やヘリが墜落し、誰もたどり着くことは出来なかった。約束の時間が過ぎて、ついに世界の粛清を行おうとするが、バトルショーを行って世界中に力を見せつけようとしていた所でリョウガが到着する。

祖父?や母ハルナがテレビで見守る中、本当の最終決戦がついに幕を開ける。リョウガは「世界を消すのが馬鹿げている。絶対に止める」とBUSRTする。アルカデスは尻尾を見てゼクロムとの完全融合に成功したとウォーグルに変化し、「鉤爪翼風(クローウインド)」を繰り出す。技を耐え、尻尾の回転でパワーの上がった開幕の電撃完波を放って命中させる。両者の信じられないパワーにポリーヌは離れて撮影することに。

顔なしサビンが帰還。映画を見ている光景だと驚くが、サビンはアルカデスの力はこんなものでなく、一部に過ぎないと言う。フロードは全世界にアルカデスの能力の解説をして大サービスでゴルーグに変化、さらにゴーストタイプの必殺技「幻惑連撃(ダズリングマシーン)」を命中させる。さらにダイケンキの技で水に濡らしてからゼブライカの必殺技を立て続けに披露して、リョウガに大きなダメージを与える。ポリーヌはこれはバトルでなく一方的だと絶望してしまい、カメラを落としてしまう。テレビを見る人々も圧倒的な力に息を呑む。フロードは最高の力に酔い、今度はサザンドラに変化して倒れているリョウガに追い討ちを加える。

ついに世界はこのまま終わりを迎えるのか? しかし、リョウガはあきらめてはいなかった。

最終決戦開始!と言いたいところだが、実際は73話の内容とほとんど変わらなかった。

76話 一人の力と世界の力

いつのまにか病院でテレビを見て、リョウガの名を叫ぶミルト。ドクターによってカルタとラグは酷い傷だったがなんとか一命を取り留めたと報告を聞くミルトとヤッピー。フロードはツンベアーに変化して「吹雪絶叫(ツンドラスクリーム)」をリョウガに食らわせ、再び一方的な攻撃が始まった。終わりを確信するフロードだが、リョウガがいないことに気づき、再び必殺技からシュバルゴへ変化しての「鋭針突刺(エギーユスプリッグ)」を地中に繰り出してリョウガを引きずり出す。悲惨な光景にミルトの声が病院内に響き渡る。ダストダス毒の一撃から全裸同然のランクルスへと変化、さらにエンブオーへと姿を変える。ジャローダの姿では長い腕のようなつるのムチで柱に叩きつける。ポリーヌは世界中に絶望しか伝えられないと泣いてしまう。

GGの本部。ハリルは落城によって解放されたコバルオンたち三闘獣によって助けられていた。そこにはGGの七戦騎達がBURSTしていたポケモンたちもBハートから解放されていた。キャロラも無事生還しており、テレビに映るフロードを見る。フロードは余興は終わりとギガイアスへと変化し、「岩盤落下(ロックドロップ)」を放て、塔にもひびが入る衝撃を与える。三闘獣はポケモンたちにリョウガが一人で戦っていることとまだあきらめていないことを世界中の同士(ポケモン達)に呼びかけ、リョウガに力(元気)を届けようとする。

リョウガはポケモン達の力(元気)を受け取り、ガリュウの言っていた「力を貸してくれる仲間」のことを思い出す。みんなの力を受け取ったリョウガは暖かい気持ちに包まれ、上空から世界(みんな)の力をこめた最後の一撃を繰り出そうとしていた。
破滅か・・・再生か・・・!ついに物語は最終回へ。

某スレには今回の「オラに元気を分けてくれ!」展開を予想する猛者がいた。

最終話 果てしなき冒険

いまだかつてないポケモン冒険物語(ストーリー)ここに堂々の大団円!!

リョウガ最後の力にギガイアスに変化したフロードは両腕の岩をバリアのようにして受け止めようとしたが、とてつもないパワーに驚く。
これは一人の力でなくみんなの世界の力だと、最後の一撃をぶつける。余波によってカメラが壊されてしまい、画像が消える(原文ママ)。世界中の人々は、どちらが勝ったのかを固唾を呑んで見守っていた。

お互いにBURSTが解け、生身による殴り合いによってリョウガのヘッドギアが大破するも、フロード(アルカデス)をついに地に伏せさせる。リョウガとの力比べは本当に楽しいと認め、リョウガも怖いけどお前と戦うのはワクワクするとBHS決勝戦のように称えあう。しかし、フロードは「究極の平和を私が創る」と狂気に取り付かれたように、意識を失うような状態で攻撃を続けるがリョウガの「平和はみんなで創るもんだ」と言葉をのせた拳を受ける。しかし、フロードの狂気は止まらない。アルカデスだと豪語して、飛び掛ろうとしたとした時に、とうとうアルカデスの力を使い果たしてしまい、石化したことによって世界の粛清は完全に阻止された。

塔から落ちそうになったポリーヌを管理人が受け止め、アルカデスは力を使い果たして石になったと報告する。また、アルカデスの手がかりになると光の羅針盤をリョウガに投げるも、もうオレにはいらないと遠くへ投げ捨ててしまう。管理人は石化したフロードを背負ってどこかへと去っていった。戦いの終わった永遠の塔は夕日に包まれていた・・・

数ヵ月後―――
時護りの里に帰郷して療養中。大怪我が治ったリョウガはゼクロムのBハートを解放するために、また旅に出ることにした。おじいさんが無理だというと「オレの辞書に無理はない」とリョウガが言う。久しぶりのフレーズだとおじいさんたちは驚く。どうやら地図で調べてみたらかなり西にBハートからポケモンを脱出できる場所があるらしいが、相当な冒険になるという。母ハルナは笑顔で了承し、どんなに時間がかかっても必ず故郷に帰ってくるとリョウガと約束する。旅に出た瞬間、ミルト・ヤッピー・カルタ・ラグが待っていた。みんなはどこまでもリョウガについていくと果てしない冒険は続く。その光景を楽しそうとハリルとキャロラが見つめる。仲間に入れようとキャロラが提案するが、一緒にいたらあいつを超えられないと断る。そのハリルをツンデレだと笑うキャロラ。
リョウガと仲間()達がポケモンのいる草原を旅している場面で物語は幕を閉じた。

一つの闘いは終わった。
だが、リョウガと仲間達のポケモンを巡る冒険は果てしなく続くだろう―――

アルカデスやBハート関連の謎は解明されたが、多くの謎が残ってしまった。
本当の最後に永久封印から解き放てると希望の光を見出したが、本当の話なのかわからないままに物語は終了してしまう。
永久封印のポケモン達が空を駆け、地を走り、海を泳げる日は果たしてくるのだろうか・・・


コメント欄

  • 最終話ラストの、リョウガの突然の旅立ちは、「フロードとの戦い以来、死期を悟り出すようになった」が為の「旅立ち」であるようにも感じられますね。 -- パカもの (2017-07-07 20:39:24)
  • ↑全然感じなかったけど何かそれっぽい台詞とかあったっけ? -- 名無しさん (2017-08-26 00:36:03)
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最終更新:2017年08月26日 00:36
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