リョウガ

一応この漫画の主人公。アンチスレでの蔑称通称は『スーハーマン』『リ』など。主人公(笑)とされる事も。


キャラクター概要

外見は、緑色の髪と剃り込みを入れたような眉毛、そしてヘッドギアが特徴的な少年。因みにコミックスのおまけ漫画によると、持ち物はヘッドギアのスペアばかりらしい。

故郷である“時護りの里”で、祖父母や母ハルナと暮らしていたが、リョウガが幼い頃旅に出たまま行方不明となった父ガリュウを探すため、そして謎の戦士であるアルカデスに会うため、“ためしの儀”を経て、冒険の旅に出る。
が、行動がいつも行き当たりばったりで、作中で起きるバトルやイベントなどについても「敵が待ち伏せしていたor襲ってきたから戦うことになった」「その場にたまたま出くわして、興味を持ったから参加した」など、成り行きで冒険を進めることが多い。そのため、「旅の目的が分かりにくい」と批判される。
また、アルカデスに会いたいという目標についても、アルカデスに関する情報が作中でほとんど開示されず、会って何をしたいのかが分からないと言われることも多い。

てもちポケモンは……ってそんなのはなく、父が旅立つ前に残したBURSTハートで、ゼクロムのBURST戦士に変身する。
この融合した時の姿も「出来の悪いコスプレ」などと言われており、評価は低い。その理由として、
  • ポケモンの身体を無理やり直立させて、頭部を人間に付け替えただけに見える
  • ゼクロムの力の源となる尻尾の発電機がない
  • 翼があるのに飛べない
という点が主に挙げられる。
電気を使った攻撃を得意とするが、逆にドラゴンタイプの技を使うことができない。
Bハート内での試練を越えてゼクロムと会い、理想を語ることによって完全なBURSTへ近づいたことによって、ようやく必殺技を覚えた
必殺技は『電撃完波(ライトニングパーヴ)』『電撃爆裂(ライトニングスパーク)』『スーハー』。

単純な性格で、無理やり良く言えば、少年漫画の主人公らしい熱血漢。強い相手と戦うことを「ワクワクする」と語るなど、バトル好き。ただし、負けると逆上して暴れだすことがある。
その一方で、仲間を気遣うのはもちろん、激闘を繰り広げた敵の傷を治してやるなど、優しい一面も持つ……はずなのだが、仲間に対する扱いが何かと雑だったり、その優しさをゼクロムなど仲間であるはずのポケモンに向けることが殆どなかったりと、主人公としては問題行動が目立つ。
バルジーナの活躍を止めたり、七戦騎だと思い込み辻斬り同然でヤッピーに襲い掛かったり、デンチュラ、バッフロン、イワパレスをかませ犬にしたりとポケモンファンの感情を逆なでするような行動を繰り返していく。
仕舞いには捕まった仲間を無視して優勝への意気込みを語ったり、別の人の対戦を邪魔したりと手が付けられない
挙句の果てに、母親を亡くして泣いている仲間(死別から僅か1日か2日しかたっていない)の胸倉をつかみ上げて詰ったり、勝手に仲間のBハートを持ち出して一人で行こうとしたりと、主人公失格と言われても仕方ない行動までとるようになった。
しかも、そんな言動を繰り返しても、仲間や他のキャラたちからは、反感を買うどころか不自然に褒め称えられるため、読者との乖離が激しく、アンチからは『優しくて(笑)良い奴(笑)のリョウガ君』と揶揄されている。

周りの人からの忠告を聞こうとしない悪癖があり、特に「無理」や「ダメ」といったネガティブな言葉を聞くと、「無理じゃない」という台詞と共に、その反対の行動をとろうとする、困った癖が出てしまう。この癖を、ミルトに利用されることもあった。が、いつの間にかそのような台詞を口にすることは少なくなった。すぐに死に設定と化した。楠出の降格と共に忘れ去られたのかもしれない。

頭はあまり良くなく、ポケモンに関する基礎知識も浅い。旅に出た序盤では、基本的なタイプ相性すら知らなかった。
その割に、メインヒロインかつ解説・参謀役(と思われる)のミルトが空気気味なので、バトルでは彼自身が頭脳戦を展開することが多い。だがその結果が、最早作戦とさえ言えないお粗末な展開になったり、強力な必殺技でゴリ押しするだけになったりと、頭を使ったバトルには明らかに向いていない。

その代わりかどうかは分からないが、身体能力は常人離れしており、生身で巨大な岩を持ち上げたり、険しい山を軽装備のまま人ひとりを背負った状態で軽々と登ったりできる怪力を持つ。
だが、その超人体質のせいで、本来ならポケモンの力を借りて切り抜けるはずの場面でも、自分の身ひとつで乗り越えてしまうため、作中でポケモンの出番をことごとく奪っており、「ポケモンを題材にした漫画なのに、ポケモンがほとんど活躍しない」という致命的な矛盾を産む元凶となってしまっている。そのため、ポケモンファンの神経を逆なでするような行動もしばしば。
さらに言えば、その超人的な体力ゆえに、ポケモンとBURSTすることで得られるメリットがわかりづらく、ストーリーのメインであるはずのB戦士が、その存在意義を疑われる事態になってしまっている。
なお、幼いころは病気がちだったらしく、超人的な身体能力は、ゼクロムとBURST出来るようになるため、10年間己を鍛え上げてきたことの賜物らしい。……が、当のゼクロムとは、反対を向くほどに心がバラバラであった。
旅に出た頃は自信が無かったらしい。

早寝早起きが得意な一面も持つ。


超人体質が生む問題点

リョウガは、アルカデスと約束した「どんな困難に出会っても挑戦して強くなる」ことを目標として旅をしている。
ところが、旅の最初からあまりに強靱な身体能力を持っているため、どんな状況と出会っても軽々と乗り越えてしまうので『困難』にならない。
しかも、リョウガの強さを引き立てるために、一般のポケモンやポケモントレーナーを力尽くで圧倒してかませにしているので、原作の要素が悉く立場を潰されてしまった。*1
かませにしないよう原作要素を使わずにいると、この漫画オリジナルのキャラとだけ不毛なパワーインフレを競うことになり、ますます原作が置いてきぼりになることに。
オリジナル要素であるBURSTも、生身で常人離れした強さを持っているリョウガが、大してピンチにもならないまま伝説ポケモンであるゼクロムとBURSTして戦うため、BURSTが強いのか、ゼクロムが強いのか、リョウガが強いのか分からない。
というより、BURSTでのバトルで評価されるのは常にリョウガの強さだけなので、BURSTのポケモンすら全く評価されず蔑ろにされてしまっている。

ちなみに、ポケモントレーナーを主人公とする従来の作品の場合、彼らは『ポケモンを育てる』ことを目的にしているため、例えリョウガと同等かそれ以上の能力を持っていても、その力はポケモンを育てることに使われ、決してポケモンを蔑ろにすることにはならない。*2
そうしてポケモンが発揮した強さは、それを育てたトレーナーの強さとして同時に評価される。
また、個人の強さだけを競い合う話ではないため、様々な形で困難を演出でき、パワーインフレも起こしにくい。*3

そういったポケモン本来の価値基準も考えず、主人公自身の強さだけを闇雲に強調した結果、『困難への挑戦』も『ポケモン』も破綻してしまった。
表題であるBURSTを活かしたいなら、むしろ生身では非力なぐらいが妥当だった。少年漫画の主人公らしい『強さ』は、精神面の強さで表現すればいい。
感情移入を妨げるほどの超人体質は、物語を壊すだけである。

ゼクロムをパートナーにする(融合変身する)問題点

ポケモンにおけるパッケージポケモンの存在とは、初代世代を除いて、全て物語の中核となる伝説のポケモン。本編やアニメ、その他グッズやカードにおいても象徴とされるため、注目度は非常に大きい。作品内のバトル要素全般における、最大の不満点および問題点でもある。

主人公リョウガのバトルは、苦戦しながら成長して格上を倒していく物が多いが、よりによってパートナーがゼクロムの為、リョウガが強くなっているのかそもそもゼクロムが強いのかが分かりづらく、バトル展開において枷の要素になってしまっている。パートナーがもし進化する類のポケモンならば、進化という形でリョウガの成長もポケモンの成長も描写出来た筈だが、最初から完成されたゼクロムを起用する事でそれを潰してしまっている。

主人公側の能力の調整がしっかり出来ていれば、最初はリョウガの未熟さゆえにほとんど力を引き出せなかったが、戦いを経て成長し、最終的には完全なBURSTによってゼクロム単体をも遥かに超える力を出せるようになるという展開にも出来なくは無かった。しかし前述のようにリョウガ単体でも並みのポケモンを超える能力を持っている。なので成長どころか、超人が最強クラスのポケモンをパートナーにするというむしろ負けるほうがおかしい状態でスタートしており、わざわざゼクロムと心を通わせなくとも最悪生身で十分敵と戦えるため、成長という要素を潰してしまっている。

主人公が無条件に称賛されることの問題点

上記されてきたような問題のある主人公でも、その問題を他のキャラから適切に指摘されれば、問題は作品の中だけで解決する。また、指摘された問題を乗り越えることで成長する主人公の姿も描くことができる。多くのバトル系少年漫画で主人公が強すぎても成立しているのは、問題を指摘するツッコみ系脇役に感情移入ができるからである。

本作の場合、リョウガがどんな問題行動を起こしても「リョウガらしい」と肯定され、超人能力を見せようものなら「やっぱりリョウガは最高」「そこがリョウガの魅力」と賛美される。このため、リョウガが精神的に成長する余地が完全に潰されている。脇役に対しても、これでは全く感情移入ができない。

一応、レンドやガリュウはもっとゼクロムのことを考えるよう指摘をしているのだが、リョウガがゼクロムへの態度を良化させることなく力を得ただけで認めてしまっているため、いずれも解決に至っていない。

また、ほぼすべてのキャラクターがリョウガだけを注目してばかりで、BURST内外を問わず誰もポケモンに見向きもしていないというのも深刻な問題である。これでは最早『ポケモンの漫画』ではなく、『リョウガの漫画』だとしか言いようがない。


各編での(問題)行動

マドロシティ編・ゼラブル山編

父ガリュウを探し、アルカデスに会うため、“ためしの儀”を経て、時護りの里を旅立つ。なお、この“ためしの儀”の最中に、ヒロイン(?)となるミルトに出会った。
彼女の忠告を聞かずに向かった先のマドロシティで、一般人からポケモンを強奪する悪の組織GG(グレートガベル)に遭遇する。BURSTハートを使い、中に封印されたゼクロムと融合、その姿はポケモンファンの度肝を抜いた。また、この時に迷台詞「言う事を・・・聞けぇーっ!!」を発明し、『ポケモンは人間の命令に忠実であるべき道具』という、この世界におけるポケモンの扱いを印象付けた。
他にも「動かないでおいたぞ」などの迷言を残しつつ、GGのヤザ司令を撃破。囚われたポケモンたちを救出する。

その後、「高いところからならアルカデスを探しやすい」という行き当たりばったりな理由で、ゼラブル山に登ることを決意。空を飛べるバルジーナの出番を、「気流が激しいから飛ぶのはやめた方がいい」という、ポケモンに関する知識のなさが伺える理論で奪い、「デンチュラよりも強い主人公」像を見せつけながら、山頂に到着する。
ここで、何故か待ち伏せしていた、GG七戦騎の一人でドリュウズのB戦士であるヒルグレイツ少佐と、バトルに突入する。ゼクロムのでんきわざが通じないヒルグレイツに苦戦するが、遅れて登って来たデンチュラのサポートと、謎の力によって、辛くも勝利。
偶然山頂に咲いた銀の雫で、ダメージを受けたデンチュラと、Bハートから解放されたドリュウズを回復させた。

邂逅編

極悪非道な行いをした似非ジャーナリストのヤッピーを、あっさりと許して仲間に加える。まあ、ヤッピー初登場時に彼をGGだと勘違いして辻斬り同然に襲いかかったので、どっこいどっこいだが。
アルカデスを探すために訪れたカラクダで、暴れるバッフロン2匹を素手で止め、ポケモンを見事なかませ犬に。その後フリーマーケットで、アルカデスの手掛かりとなる『光の羅針盤』を入手する。
しかし、光の羅針盤を狙う、七戦騎の一人ハリルが現れ、バトルに突入。ゼクロムの力を使っておきながら、未進化ポケモンであるゾロアの力を持つハリルに惨敗する。

その後、孤児院を経営する男レンドに出会い、父ガリュウと、そのパートナーだったゼクロムの凄さを聞かされる。そして、ポケモンと心を通わせることで新たな力を引き出すことができるようになる『完全なBURST』の存在を知り、もっと強くなるためにゼクロムに会うことを決意。
ゼクロムからの様々な拒絶に会いながらも精神世界を進み、謎の少年と出会う。ポケモンと全く関係ないバトルに突入するも、その優しさ()を認められ、ゼクロムの元へ案内されることに。そしてゼクロムに、「強さゆえに大事な者たちを失う覚悟はあるか」と尋ねられるが、「仲間や家族を守れるくらい強くなりたい」という“理想”を語り、ゼクロムにあっさりと認められる。
ゼクロムのBURSTハートから帰還した後は、七戦騎の一人でアバゴーラのBURST戦士ゼンガイと戦う。鉄をも斬るレーザー(笑)『水矢線(ウォーターレーザー)』を片手で弾くなどの圧倒的な成長を見せ、新たに習得した必殺技『電撃完波(ライトニングパーヴ)』で、ゼンガイをぶっ飛ばした。
その後、レンドからガントルのBハートを託された。

バーストハートサバイバル(BHS)編

大道芸人ラビネに出会い、何やかんやでバーストハートサバイバルという賭けバトル大会に参加する。この時、仲間であるミルトとヤッピーが檻に閉じ込められたにも関わらず、彼女らを無視して「勝つのはオレだー!」と、戦うことしか眼中にない発言をした。しかも、つい最近心を通わせたはずのゼクロムを賭けの対象にするなど、「仲間を守りたい」という決意と全く正反対の行動をとる。

1回戦は、ポリーヌを乗せたスワンナにつかまることで、何とか勝ち抜け。この行動が原因で、ゼクロムのBURST戦士なのに飛べないのではと推測され、「BURSTすると元のポケモンより弱体化する」という説の信憑性がより増した。しかも、他の参加者からは、ゼクロムを単なるレアポケモン程度に軽視される始末である。
2回戦では、後に仲間となるアギルダーのB戦士カルタと対戦。特にメリットもないが、2人同時勝ち抜けを果たす。
3回戦では、カルタを破ったダストダスのB戦士ドカンに、敵討ちを挑む。ドカンの放つ、感覚を奪う毒ガス『幻惑毒霧(ドロリックシャワー)』により、絶体絶命の危機に陥るが、読者が誰も予想できなかった矛盾だらけの超展開『スーハー』で回復し、逆転勝利した。
その後、ハリルと再戦。互角の戦いを繰り広げるが、ハリルがキャロラの悲鳴に気を取られたところに必殺技を打ち込み、気絶に追い込む。同時にリョウガも力尽きたため、実質相打ちとなった。なお、この後ラビネを、ギャグの一環として無意識に撃破し、無事に3回戦を勝ち抜く。
準決勝のシンとのバトルでは、不自然なシーソーの動きに救われ、勝利。なお、もう一方の準決勝を観戦していた時は、外野から石を投げ入れるという反則行為を行い、試合の邪魔をした。
決勝戦で、GGのボスであるキリキザンのB戦士フロードと戦うが、伝説のポケモンであるゼクロムの力を持っているのになぜか周りからは過小評価され続け、既に敗退した他の参加者からは、戦う前から「勝ち目なし」と酷評される。無敵(インビンシブル)と自称される『剛鉄巨腕(メタルエクスハンド)』に電撃完波を吸収されてしまうが、ハリルのアドバイスをもとに打ち込み続けた執拗な攻撃が功を奏し、ついにフロードの圧倒的左腕(笑)を破壊することに成功。そのままフロードと共に海へ落ち、両者リングアウトとして、引き分けになった。
BHS終了後、主催者でもあるフロードが行方不明になったため、賞金10億円を手に入れる。

クーガ村編・ラグ編

手に入れた10億円で薬を買い、ミルトとヤッピーにカルタを加え、カルタの故郷クーガ村へ。ミルトを抱えて長い坂道を駆け上がり、BURST戦士の生身の強さをまたしても見せつける。途中の橋の上で、GGメンバーの一人ルーカムと戦う。人質にとられたミルトを橋から落とされてしまい、彼女を追って自分も落下するが、ギャグだらけのデタラメ展開で助かり、悪魔のような笑顔を浮かべながら、ルーカムを吹っ飛ばした。なお、この時ルーカムによって、「飛べない」とはっきり言われてしまった。
クーガ村到着後は、母を喪い悲しみに暮れるカルタを掴み上げて罵倒、その後ルーカムが来襲した時も、カルタの成長を促すため呑気にお茶をすすっていたりと、主人公失格と言われても仕方ない行動をとる。
ルーカムに勝利し、立派に村のリーダーとなったカルタに見送られながら、クーガ村を後にした。

数日後、「よく考えたら、BHSってあんまり意味なかった(要約)」と発言し、約半年を無駄にしたことを(作者が)認める。
急成長したカルタと合流し、BURSTハートの合計は3つに。
GGによってリョウガにかけられた賞金を狙うチョロネコの美少女BURST戦士ラグと、彼女にそそのかされた盗賊トラヒゲ親分と対峙するが、とうとう人間までかませ犬にする
ラグとの戦いでは、彼女の技『恋心捕獲(メロメロキャプチャー)』によって洗脳されたカルタを相手に苦戦するが、機転を効かせて恋心捕獲を破り、カルタを洗脳から救う。直後、ラグに恋心捕獲をかけられそうになるが、純粋()な心の持ち主だったので効かなかった。
その後ラグに、何の描写もなく惚れられ、彼女を仲間に加える。

体力自慢大会編

ミルトとラグの女の子二人から好かれ、更にカルタにも心酔されヤッピー以外のメンバーから好意を寄せられているというハーレム状態で、仲間の危険を顧みず、強敵がいると思われる方向に進む。
そこで偶然、カナイ村体力自慢大会の案内を見つけ、準優勝賞品であるBURSTハートを手に入れるため、ヤッピーと共に出場する。
1回戦では、イワパレス2匹(約400kg)を持ち上げて見せ、通過。
過程をすっ飛ばして描かれた決勝戦では、村の青年ダンケと腕相撲で対戦する。ナゲキとBURSTしたダンケと、互角のパワー勝負を繰り広げ、完全なBURSTの設定を吹き飛ばし、同時に読者の『BURST戦士弱体化疑惑』を、より強固なものにした。
しかし、ダンケの恋人ルルラが、Bハートよりも大型テレビを欲しがったため、利害の一致したダンケとアイコンタクトをとり、ダンケにわざと敗北。ナゲキのBハートを手に入れる。

その直後、『黒い旋風・顔なしサビン』と名乗るシンボラーのBURST戦士が現れ、アルカデスのもとへは生かせないと語るサビンによって、光の羅針盤を奪われてしまう。
奪還に向かったカルタとラグが、サビンの強力な必殺技により、あっという間に敗北したのを見て、強敵がいる方向に進んだ自分のことは棚に上げ、「仲間を傷つけた」と激昂し、サビンと戦うことに。
電撃完波を跳ね返され窮地に陥るが、何の脈絡も伏線もなく、新たな必殺技『電撃爆裂(ライトニングスパーク)』を編み出し、サビンを驚かせる(大したダメージは与えられなかった模様)。しかもこの電撃爆裂、自分やゼクロムにもダメージを与える自爆技だった。
その後、一度やると言ったら止まらない、ガリュウと同じ強い意志(笑)を認められ、サビンからシンボラーのBハートを渡される。

三闘将編

眠っている仲間の荷物から、大切なパートナーであるはずのBURSTハートを盗んで持って行こうとする。一応、これから激しさを増すであろう戦いに、仲間を巻き込まないための考えなのだが、ラグ編で「(Bハートは)もっと悪い奴から奪えばいい」と発言していたため、言動の辻褄が合わないと非難されている。
さらに、それを仲間たちに見つかっても咎められなかったりと、悪役っぷりと持ち上げられっぷりは相変わらず。
今まで賭けに出したりと散々な扱いをしてきたゼクロムに馴れ馴れしく語りかけながら、光の羅針盤に6つのBURSTハートをはめ込み、最終起動させようとするが、それを阻んだGG三闘将のひとりアムによって仲間と引き離され、ゲラゲラドキドキ楽しそうにバトルへと突入する。
  • アムが使用するのは人工BURSTハートだが、リョウガが使うのは本物(オリジナル)のBハート
  • コバルオンよりもゼクロムの方が、伝説のポケモンとしてのランクは上であり、能力値も高い
  • アムのBハートは作りたてで戦闘経験がないのに対し、リョウガのBハートは今までに何度もバトルを経て成長してきた
  • リョウガは(描写こそ問題だらけだが)ゼクロムと心を通わせて完全なBURSTを習得したが、コバルオンは人間に明らかな敵意を持っており、心を通わせるどころではない
と、リョウガの方が有利な要素ばかりなのにアムに苦戦し、設定をさらに破綻させた。
最終的に、アムの必殺技『剛鉄豪殻(メタルアーマー)』の弱点を見抜き、頭脳プレーで勝利。
冷静に戦況を運んだり、一方的にやられながらも最善の策を考えながら、下手な策略家よりも頭を使って戦うなど、もはや別人のようになっており、アンチスレでは「そんなキャラじゃない」と言われている。
その後ボロボロの体で、今更のように仲間の危機を思い出し、通りすがりのハリルに助けられていた仲間たちと合流。フロードへの復讐を目的とするハリルと、再戦の約束を交わして別れた。

決戦編

ハリルと戦うフロードがただならぬ状態になった(レシラムとのBURST)ことを不思議パワーで感じ取るも、戦う約束をしてたハリルの救出には何故か向かわず放置。レシラムを止められるポケモンを持っているのにである。
悪の組織に対してここまで他人事な主人公は見たことがない*4
フロードがハリルとGGを殲滅し、回想シーンを一通り終えた後で、パワーアップしたフロードの気配に怖じ気づき、アルカデスの下へ逃げるように光の羅針盤を最終起動させ、アルカデスの元へ仲間全員で向かう。
羅針盤に連れていかれた孤島でアルカデスの力の秘密を知るや、「必ず無事に帰る」と母親に約束したことを思い出しもせず、命を捨てて安易に強大な力を得る道を選択。管理人との楽しい試験に熱中する。孤島ではBハートが使えなかったため、その間ゼクロムは放置状態である。
闇討ち上等の主人公らしからぬ戦いの末、乱入したフロードにアルカデスの力を奪われ、フロードの攻撃により昏睡状態に陥る。
夢の中に現れたガリュウとゼクロムに「尻尾の発電機が無い」ことを今更指摘され、自分がゼクロムと心を通わせていたのがただの幻想だったと知り、改めてゼクロムに尻を向けたまま力を合わせることを要求。なんかもう全てを諦めたゼクロムは尻尾を解禁し、リョウガは最終パワーアップを遂げた。
世界の粛清を止めるために、永遠の塔へと向かう。
なおアルカデスを手に入れたフロードが何故かレシラムを捨ててしまったため、「ゼクロムvsレシラム」というゼクロムさん最大の見せ場も潰されてしまった。最後までずさんな扱いである。
しかし最終パワーアップしたにも関わらず、アルカデスの力を使いこなすフロードに苦戦を強いられる。ボロボロになりながらもポケモンたちの元気を受け取った一撃でフロードを倒し、殴り合いにも勝つことで石化させて戦いに勝利する。

完結編

時護りの里に帰郷して治療した後に、西の果てにあると言われる『Bハートからポケモンを解放できる場所』を捜し求めるためにミルト・ヤッピー・カルタ・ラグを仲間に加えて新たなる冒険に出かけた。


コメント欄

  • 登場人物のページが容量いっぱいになってしまってるようなので、個別に作ってみました。不要でしたら、削除してもらって構いません。 -- 名無しさん (2012-07-31 16:54:22)
  • アルカデス編?について追記。つくづくゼクロムが哀れ過ぎる。 -- 名無しさん (2012-09-25 19:29:42)
  • アルカデス編と決戦編。二つに分かれてしまっているので、おそらく最後の章になると思われるので今回は皆さんの意見を尊重し、採用したいと思っています。 -- 名無しさん (2012-09-27 19:03:43)
  • アルカデス編の所、管理人に勝利した後さっさとアルカデスの力を取ればいいのに、無駄に独り言を言ってたためフロードに横取りされたと思いますが… -- 名無しさん (2012-09-28 11:46:46)
  • 電撃完波(ライトニングパーヴ)ってライトニング"パー"フェクト・ウェ"ーヴ"なのかな? -- 名無しさん (2012-10-08 08:35:25)
  • ゼクロムは犠牲になったのだ・・・ -- 名無しさん (2012-12-11 20:43:22)
  • ふと思ったんだがリってダイ大のマキシマムに似てね? 主に行動が。 -- 名無しさん (2013-10-04 12:38:01)
  • 熱い性格のキャラと脳無しでメアリー・スーのキャラを混同してないか? -- 名無しさん (2013-10-04 19:13:34)
  • ゼクロムの力、オリハルコンの身体をそれぞれ持っていながらそれを活かしたシーンは無く、極力戦おうとするのは弱そうな奴だけ相手にして強そうな奴とは極力避ける。配下は意志の持たない人形同然。結構共通点はあると思うけど……? 違う点はせいぜい主人公補正があるのとないのだけだし -- 名無しさん (2013-10-05 14:05:58)
  • ↑更にはどちらも偉そうな事を言っているくせに自身の立場も見ようともしないバカとも追記しておく。 -- 名無しさん (2013-10-05 14:09:23)
  • 確かにどちらもバカな上にレシラムや勇者との戦いから逃げる卑怯者だけど、リの方は劇中ではバカ呼ばわりされても卑怯者呼ばわりされてない。 あとマキシマムは戦った相手がフラグブレイカーじゃなかったら確実に倒せてた。 それにひきかえリはゼクロムを持っても…、その力が完全になってもボコボコにされてる。 だから少しマキシマムとは違うような… -- 名無しさん (2013-10-05 19:09:32)
  • さらにリと違ってマキシマムに不快感は感じない -- 名無しさん (2013-10-06 12:00:53)
  • ↑言われてみればマキシマムは最後、「お前はもう死んでいる」状態に気づかず爆発四散というバカに相応しい最後を飾ったのに対して、リは最後まで挫折や逆境とは無縁の道を進み「やっぱりリョ(ry」と称えられていたよな……。 -- 名無しさん (2013-10-06 12:30:26)
  • 主人公リョウガのバトルは、 苦戦しながら成長して格上を倒していく] -- 名無しさん (2014-05-03 14:11:01)
  • 訂正 「主人公リョウガのバトルは、 苦戦しながら成長して格上を倒していく」 明らかにサンデー編集部の指示だろ・・・。 -- 名無しさん (2014-05-03 14:12:05)
  • リョウガは強くなりたいという意思は本物だろうが、「仲間や家族を守れるくらい強くなりたい」という“理想”はただの口実だな。強くなるためなら手段は問わないらしく、理由は描写されていないのに命を懸けたり、闇討ち上等だったりするからな。 -- 名無しさん (2014-05-03 14:20:00)
  • 命こそは気づかいするのだが、それさえ無事ならば、大して関心を持たない・・・。カルタが母親の死に悲しんでいた所では、怒鳴り散らしていたが、あれは半分ストレス解消みたいなもの(弱い者が嫌い)だろう。 -- 名無しさん (2014-05-03 14:25:05)
  • 三闘将編からの奴はまじでずる賢くなったな・・・。作者はそんなに主人公にトリッキーな行動をさせたかったのか? -- 名無しさん (2014-05-16 06:42:40)
  • 大会や戦いなどで興奮する性分。何でヤバいルールに疑問を持たないんだ? -- 名無しさん (2014-05-22 06:00:52)
  • こいつは石化エンドでいいだろ・・・。ゼクロムさえ巻き込まなければ。親バカ疑惑のある楠出のことだから奴を生かしてハッピーエンドにしたのだろう。 -- 名無しさん (2014-05-28 05:09:21)
  • 奴には反省という概念がロクにないな・・・。仲間を危険にさらすことを反省したかと思ったら、Bハート持ち逃げ(未遂)をやらかすし・・・。 -- 名無しさん (2014-05-30 20:36:16)
  • 楠出の理想とするヒーローがこんなに読者の求めるものとかけ離れているなんて・・・。初期の一番マシだった「無理じゃない!」リョウガですら大多数の読者から好かれていないしな・・・。 -- 名無しさん (2014-06-01 14:19:25)
  • 何でリョウガはゼクロムから父ガリュウの過去話を無視してまで強さを求めようとするのか?作者からすればゼクロムからガリュウやアルカデスのネタバレをさせないためだろうけど。 -- 名無しさん (2014-11-25 09:56:28)
  • ↑そのわりには肝心のアルカデスの正体がたった今思いつきました感が強いのだがな。 -- 名無しさん (2014-11-25 16:59:06)
  • リョウガ -- 名無しさん (2014-12-19 18:38:42)
  • リョウガが強くなりたい本当の理由はハリルのような強い相手とまともにやり合えるようになりたいからだろう。まあ、ゼクロムの問いの答えになっていないけど。 -- 名無しさん (2014-12-19 18:41:17)
  • アルカデスの代償の石化設定、極悪人フロードに負ける(第2戦目)など、死亡フラグになりえそうな要素がいくつかあったが、楠出の無理やりすぎるご都合主義で生かされたんだよな・・・。リョウガ自身の能力か行動によって死亡フラグを回避する方が良かったのに・・・。 -- 名無しさん (2014-12-29 21:49:00)
  • ↑というか敗北かリョウガ自身がボコボコにされる以上の代償がまるでないし、それを作者が回避させてしまう。連れの仲間がボコボコにされるのはリョウガより先だし・・・。 -- 名無しさん (2015-04-25 17:04:16)
  • 奴が生身でポケモンを圧倒する展開は通したのに、BURST戦士を圧倒する展開はあまり認めなかったサンデー編集部ェ・・・。 -- 名無しさん (2015-06-16 08:20:53)
  • カルタの成長を促すこのシーン、「お前ならできるって信じてる」を演出するつもりで?だったら傲慢すぎるような。 -- 名無しさん (2015-06-20 13:54:51)
  • どこかのサイトで自分を悪党だと思っていない悪党だと評されたことがある。罪悪感なしでゼクロムが封印されたBHを賭けたり、カルタをののしったり、連れのBHを持ち逃げしようとしたからだろうな。 -- 名無しさん (2015-09-17 06:17:29)
  • リョウガのキャラクター性からして、「ザ・ボーイズ」と言うドラマに登場する「セブン」と言う連中の仲間に、(それも、一切の躊躇も全く無いままに)なってしまうような要素が十分にある感じがしますね。 -- 名無しさん (2019-11-03 13:34:37)
  • 結局こいつの「大きな秘密」って何だったんだ。BH持ってる事なのかシナリオ逃亡で立ち消えになった設定なのかそれっぽい事書いてみただけのテキトーな煽り文句だったのか。 -- 名無しさん (2021-03-30 02:12:41)
  • 同じ親から受け継がれた秘術の継承者でも炭治郎とは完全真逆だよな。人間性然りラスボスとの関係然り -- 名無しさん (2021-03-30 20:13:04)
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最終更新:2021年08月28日 19:27
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*1 本来できるはずのこともできなかったりやらなかったりと、ポケモンやポケモントレーナは明らかに原作より卑小に描かれている。例えば乱気流を越えられないバルジーナ、ポケモンで問題を解決しようとせずに離れた場所で喚くだけのミルトなど。

*2 事実、アニメポケットモンスターの主人公サトシは、スーパーマサラ人とあだ名されるほどの高い身体能力を持っている。

*3 例えば、弱かったポケモンを一から鍛え上げたり、仲間同士の間での諍いなど。

*4 もっともリョウガとGGの間にはこれと言って因縁らしいものは無いのだが