「何故走トレーニング重視か~非科学的見地より(笑)~」2011.11.12

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とある方のFBウォールを見て、ネタを頂きました。 私自身の体験や、監督、指導者として見ていることを参考に考えてみます。 凄く雑な考察なので、ネタとして楽しんで頂ければ幸いです。 そんな考えだから強くなれなかったんだ、等のお叱りはご勘弁下さい(笑) さて本題。 学生は走り込み重視なのは間違いないでしょう。 月間1000㌔走る猛者も多数いますし、私もそうでした。 何故そうなるか。 結論から言うと「楽だし、気分が良いから」。 そんなに走るのに「楽」? 種明かしはこうです。 ランニングは、導入へのハードルが非常に低い。 場所を限られず、短い部活時間に行うトレーニングとしては時間効率も良い。 ラダー、ドリルのような走技術トレーニングも同様と考えます。 これを月間600㌔に押さえ、代わりにアクアトレーニングやバイクトレ、ウエイトやコアトレ・・・ 様々なトレーニング法を組み合わせ身体を作る方がいいし、脚への負担も減るでしょう。 理屈ではそうですし、私も指導でそれを求めます。 しかし、それらのトレーニングはランニングと比べ導入効率が悪いのです。 プールまで行く、必ずしもレーンが空いてるわけではなくトレーニングに励めるとは行かない。 部活時間内だと時間が足りない。選手は「自分の時間」を削ってトレーニングを行うことを厭う。 自分で研究し、指導を受ける機会が減る。などなど。 自立したアスリートで、自ら考えてトレーニングをし、労力を厭わないならば何の苦もない事ですが、 多数の選手はこの心理的ハードルを嫌がり、「楽な」走トレーニングに向かうと考えます。 他のトレーニング法も、大なり小なり同じ理屈が存在すると思います。 それに野外走などは景色も変わり、変化を楽しむことが出来る。 アクアトレなどは黙々と自らと対話することになる。 そういうのに慣れていない選手も結構います。 対策としては自立したアスリートを育成する。 労力を厭わない事を奨励する。 インフラを整える。 この対策に至ったチームは、例えばプールやトレーニング場を近くに設営ないしは使用可能時間を柔軟にする。 指導スタッフを増やす。 セミナー等を開催し、研究促進し、選手に啓蒙する。 何れの対策も費用と時間が掛かります。 故にそれまでは走トレーニング重視の偏重は続いてしまうもの、と考えます。 ちなみに指導者側、特に駅伝を考えるとある程度の力を持った選手を揃える為に、 アスリート個人に任せたトレーニングより、走トレーニングの方が把握しやすいし、 意識の高低によるばらつきを抑えることにもなります。 ですので、意識が高い選手はある程度任せ、まだそこに至らない選手は啓蒙していく必要もあります。 指導者側としてはその辺りが上手くバランスが取れ、何より意識が高い選手が増え、調和を保ちつつ、 個人に合わせた指導が出来るのが理想ですが。 ということで、止むを得ない部分も含め、走トレーニングを重視し、鍛えていくことになると思われます。

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