歩兵戦車Mk.II マチルダⅡ Mk.Ⅲ/Ⅳ
スペック
車体長 |
5.61 m |
全幅 |
2.59 m |
全高 |
2.52 m |
重量 |
27.0 t |
懸架方式 |
コイルスプリング式 |
速度 |
整地 24.1 km/h |
行動距離 |
257 km |
エンジン |
レイランド E164 液冷V型6気筒ディーゼル×2 |
馬力 |
87 hp + 87 hp |
車体装甲厚 |
前面 75 mm/側面 55 mm /後面 55 mm |
砲塔装甲厚 |
前面 75 mm/側面 75 mm /後面 75 mm |
主砲
Ordnance QF 2 pounder |
APC貫徹力 52mm@500m |
装弾数 92 |
Ordnance QF 2 pounder + リトルジョンアダプター |
APC貫徹力 121 mm |
装弾数 92 |
機銃
WW2初期の頃、イギリスでまともに使えた数少ない戦車だよ。
硬い硬い硬い、でも遅い。こいつの前のマチルダIに至っては13Kmしか出なかったよ。
マチルダIIになって24Kmぐらい出るようになったけど、やっぱ遅いね。
でもこいつは【歩兵】戦車。歩兵と共に進んで、歩兵の盾になり、塹壕陣地を乗り越えて制圧するのが主な任務なため、
最大速力はあまり必要なかったらしいよ。遅い代わりに、凹凸の激しい土地を乗り越える能力は高いしね。
攻撃力はともかく、べらぼうに硬かったんで敵になったドイツ軍は一苦労。
カンカン弾を跳ね返す姿から「戦場の女王」といわれたよ。なんかかっけー気がするけど、
理由が「周りの歩兵が蟻、マチルダが女王蟻」に見立てたという事を知るとちょっとがっかり?
なお、こいつを真っ向からぶち抜ける大砲が、後にティーガー戦車に乗せられることになる88mm砲(当初は対空高射砲)だったりするよ。
あとこいつ最終型のXI以外は榴弾が撃てず、「徹甲弾のみ撃てる」という悲しい能力があったりするよ。
榴弾とか徹甲弾をざっくり説明すると、榴弾は爆発してやっつける弾で装甲に乏しい歩兵とか砲兵に良く効くよ。
でも装甲をブチ破るには不向きだから戦車にはあんまし効かないよ。
徹甲弾は装甲をブチぬいてやっつけるから装甲の厚い戦車に良く効くよ。
けどブチ抜くことに特化してるから、歩兵とかには効果が薄いよ。
だからマチルダは、陣地に篭った歩兵とか砲兵とかを相手にするときにはすごい苦労をすることに。
挙句の果てにロンメルというドイツのおっさん軍人さんに
「【歩兵】戦車なのに敵歩兵に撃つべき榴弾が無いのは何で? 興味深いね。」と言われちゃったよ。
なんでこんな大砲のっけちゃったのか書くとながーくなるから各自で調べてちょうだいな。
戦車道的には特に問題ないから心配しなくていいけどネ!
最終更新:2014年12月06日 14:39