エーティン Etain
トゥアハ・デ・ダナーンで、ミディール王の2番目の妻。
フィオナ・マクラウドの妖精劇「不滅の時間」(The Wooing of Etain)によってイギリス人に最も良く知られる。
ミディールの最初の妻、ファームナッハは彼女に嫉妬し、エーティンを蝶(羽虫)に変えてしまい、人間の住む世界に吹き飛ばした(ファームナッハは後に、悪事がばれて、エインガスに打ち首にされることになった。)。
エーティンは7年間さまよい続けた。
その後ケフミナ入り江で宴会をしていたエタルの妻の金の盃の中に落ち、彼女の喉を通って彼女の子供として宿り、転生した。そして再びエーティンと名付けられた。彼女は絶世の美女に成長し、彼女に求愛した王オーヒジに連れられてターラの丘へ一緒に帰った。妻を探し続けていたミディールは、転生したエーティンの居場所を突き止めて、彼女を連れ戻そうと、軍隊を連れてオーヒジの所へ乗り込んだが、転生した変わった彼女は、前世の夫ミディールではなく現世の夫のオーヒジを選んだ。