セルキー Selkies

 

アザラシ族の一種。半人間半アザラシであるため、ローンとよく似ている。

オークニー諸島の人々にゴマフアザラシは動物界のものと創造されていたが、

大型のゾウアザラシ、灰色アザラシ、ズキンアザラシなどはセルキー人間と呼ばれていた。

その本来の姿は人間であり、海底の世界や人里はなれた岩礁にすみ、水中を通って移動するために、

アザラシの毛皮をまとい、アザラシの姿をしていると信じられていた。

セルキーは元は人間だったが、罪を犯して海に追放されたが、許されればまた陸で人間として生活できると考える者もいた。

アザラシの姿の時は不格好だったが、人間の姿のときは男も女も、本当の人間よりも美しかった。

男のセルキーは好色で、よく浜辺にやってきては人間の女を口説いたが、長居をすることは決してなかった。

 

セルキー男と人間の女の間に産まれた子は、手足に水かきがついていた。

もしこの水かきを切ると、角状のこぶになり、手足が不自由になったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最終更新:2013年06月02日 13:00