なんか適当に書いてたら全然初心者向けじゃなくなった!まぁいいか
入部規定
Q.スキマ妖怪「この歳になって山登りをするなんて…」
A.持ってかれた人「立って歩け、前へ進め」
「あんたには立派な足がついてるじゃないか」
ワンダーフォーゲルって何よ?
ドイツ語で「渡り鳥」の意。
ようは色んな場所を便利な乗り物使わず移動し続けるのが趣旨……なんだと思う(曖昧)。
くさい、きつい、きたないの3Kが標準装備だけどきれいの1Kも(天候次第で)ついてくる。
真似しようなんて馬鹿な幼女がいた場合のアドバイス
山に登ったり道を歩いたり島を歩いたり自転車を漕いだり山でスキーしたりしよう。
ただしわりと普通に運と環境と経験次第で死ねるのでどっかに所属して経験積むか、
街中のロードワンデリングor低山の登山から始めるのがオススメです。
参考画像
☢Caution!!☢
参考画像やチル裏に挙げてる画像ではプライヴァシーに配慮して映っていないものの、
基本的にワンゲル部はチームで活動しています(自分以外はチル裏関係なく)。
富士山以外の高山や人の立ち入りがない地域、冬山登山は素人が一人で行くと冗談抜きに死ぬので絶対にやめましょう。
よくニュースにもなってます。特に雪崩はベテランでも予測できないことがあります。
ワンゲル部は用法用量を守って安全にご利用ください。
脅かしてばっかりでもアレなので
とはいえ、素人でもできるワンゲル活動はいくらでもあります。
ぶっちゃけ近くの街を歩いてみるだけでも小規模なワンゲル活動と言えるでしょう。
また、観光で行ける島、低山、スキー場などなど初心者向けのワンゲル活動も色々あります。
四国のお遍路をちゃんと歩いて達成できたら、これはもう完璧にワンゲルのロードワンデリング(路上徒歩行)です。
ホテルに泊まろうがスマホで情報収集しようが問題はないので、根性さえあればなんとかなる。かも?
ワンゲル部員の活動の一例
- 日本百名山登山、および縦走(頂上を尾根を伝って連続登頂)
- 離島の無人地帯をナタで藪を切り開きつつ踏破
- 県を三つ越えて200キロほどロードワンデリング
- 新雪の上を林を縫ってアルペンスキー
etc...
準備
計画段階で大体決まる、ただしアクシデントは付き物なので覚悟すること
あとたぶんこれ長期の国内外の旅に出たり、本格的なキャンプする時にも共通してるはず
一、計画書
個人で行くならなくてもなんとかなりますが、やっぱり計画を見える形に作っておくのは大事。
少なくともルート、予定行動時間、宿泊地点、装備一覧、の四つは決めておこう。
山選びには
これが役に立つ。
ここを疎かにすると最悪の場合があるかもしれない。
二、地形図・エアリア・コンパス
地図ではなく地形図。無人地帯に入るならほぼ必須。
地形図には等高線や植生、細い山道といった地形的な詳細が書いてある。
国土地理院発行の正式な測量地図で、二万五千分の一スケールならかなり細かく地形が読める。
エアリアとは市販の『山と高原地図』の旧名称。
エアリアには広い範囲での概略的な地形と人工物が載っている。
この二つのアナログ地図を合わせれば、電波が入らない地域に入っても頑張れば生還できる。
というか基本的に電波が入る方がおかしいので、この二つを見ながら登山道を外れないように歩く。
雪山の場合は植生は葉が落ちてるわ地形は真っ白だわで大変。ただしどこでも歩ける(道が縦に数メートル埋もれてる)。
三、GPS・スマホ
ぶっちゃけ地図なんぞよりもよっぽどわかりやすいし頼りになる。
なんだかんだでそこかしこで電波が入る山域も多く、GPSは衛星なので余裕で通る。
バッテリーを大目に持って、電池には余裕を持たせておこう。
四、食料
アルファ米はやめておけ(断言)。
いやまぁ……個人の好みだし、好きって人チームメイト含めて案外いたりするけど……。
でも無理だ、ガリガリすぎる。いくら高山で米を炊くと失敗率が高いと言っても駄目だ。
まぁとはいえ、基本的に長期活動で美味い飯を食べるのはほぼ不可能。下界で食べよう。
基本的に夏山(降雪がないことを指す)、及び夏の無人地帯に入るなら、諸々含めても
90Lぐらいのザックなら一週間ぶんくらいの食糧はなんとか入る。
冬場はスキーやら防寒具やらがかさばるので無理。
代わりに雪に埋めとけば保存が利くけど、狐に食われる。
基本的に最大でも五日ぐらいを目安に、一回は物資補充できる計画がいいんじゃないかなぁと思う。
2Lとか5Lのポリタンクは便利。湧き水は結構そのまま飲める。
たまに飲用禁止の生水を飲んだこともあったけど、まぁでぇじょうぶだ。死ななかった。
五、ザック
書くの忘れてた。
ネットで世界一周した人の話を読んだら35Lのザック(水が35リットル入る容量のリュック)で足りるらしい。
しかし山を縦走すると80Lはないときびしい。これいかに。
ゼロポイントとかいう容量だけに特化したモンベル(日本の山岳系有名ブランド)のザックは
最大120Lとかあったけど、結局性能もゼロポイントだったために縮小傾向に。
……モンベル、ザック以外はすごく高品質なのに。
六、衣類・防水防寒対策
最大の敵は常に雨!たまに雪と雷とあと霧!(山では霧が死ぬほど多く、俗に「ガスる」と呼ばれる)
要するに天候に対する備えは万全にしなければならないため、防水防寒はとても大事。
真夏でさえ2000~3000メートル級の山頂に行くとすごく冷える。
ザックの中で防水対策にビニールで小分けしておくのはもちろん、ザックカバーや寝袋のカバーが必要。
夜中にテントが浸水して低体温症で死にかけた時は、本当に寒くて歯がガチガチ鳴った。
着替えて一晩簡易トイレで夜を明かすとかもう二度としたくない……。
衣類含め、防水用の布地は「ゴアテックス」が現状最強。
防水性能は完璧なのに揮発した汗は通し通気性がよく、非常に頑丈で破れない。
アウトドア用のレインウェアはゴアテックスが現在のところぶっちぎりでよし。
五、天気予報
毎日午後四時に気象庁が天気図記入用の「気象通報」をラジオ放送してくれるよ!
でも当ワンゲル部員はこれ書くのがすこぶる苦手。できるだけ電波が入る場所で普通に見よう。
基本的に雨が降ろうが槍が降ろうが計画は変更されません。
全員から不評なものの、まぁ活動内容的にね。景色はなんも見えないし足元滑るし寒いし最悪だけども!!
六、靴
天候で思い出した。靴は大事です。
トレッキングシューズと呼ばれる軽登山用の靴から本格的な登山靴まで色々。
ソール(靴裏・踵)の突起が転倒を防いでくれる&紐周りの構造が脱げにくくしてあるので、ちゃんとしたの履こう。
七、テント・寝袋・マット
テントはモンベル製がいいです。耐燃性が高いので、テント内でガス使ってもわりと燃えない。
山登ってるとごく稀にモンベルのテントが壊れた上に風で飛ばされたっぽい状態で発見されたり。人気です。
寝袋は対象温度が定められてるので、目的に合わせて夏用冬用など考えて買おう。
コンプレッションと呼ばれる圧縮用の袋も買うとかさばらなくてベネ。
寝袋の下に敷くマットは空気式、折り畳み式、ロール式がある。
折り畳み式が耐久性と携帯性を兼ね合わせてるのでおすすめ。
八、炊事用具
ガスボンベ・ガスヘッド(火が出るパーツ)・ライター・コッヘル(鍋)・おたま・ナイフ・食器。
たぶんこれで大体足りる。四国歩いてるとザックの後ろにフライパン下げて歩いてるお遍路のお坊さんとかいる。
経験上クックドゥと生鮮食材なんかを使える場合は美味しいものも作れる。
終盤の保存可能な食材だけを使った料理はもはや何らかの修行。諦める。
九、医療品
バンソウコウから酔い止め、包帯に頭痛薬まで。虫刺されもバカにできない。
個人的に一番使うのは湿布。何も怪我しなくても筋肉痛に使う、スプレータイプが便利。
3000m級登るなら高山病対策に酸素ボンベとかダイアモックス(薬)持ってく人もいるけど、
大して役に立たないし人によっては副作用も大きい。
素直にしばらく休んで、自分のペースで登るか降りるかしよう。
あと、ここに書くのはどうかと思うけれど、山や島に紙はありません。
トイレがあっても紙はなかったりも。トイレットペーパーは2ロールあると一安心。
生活スタイル
一日の時間スケジュールは基本的に異常に前倒しになる。
朝二時起床、三時食事、四時出発とか大して珍しくもない。
一番の理由は日が暮れるまでに絶対に到着しておきたいからで、夏場はさらに太陽がのぼると暑いという理由が。
重ければ二十キロ越えのザックを背負って行動する以上、眠くてもご飯はしっかり食べよう。
一応就寝時間は七時台九時台とかだったりするので、睡眠時間はたっぷりとれる。
そもそもやることが大してない。
ならなぜ登るor歩くのか? ……さ、さぁ?
島歩きで釣りしてたチームメイトは満喫してたけど。あ、本読んでる人もいた。
しかし山で弾幕は避けられない……。でも天狗や妖怪には会えそうな気分になる。
実行
体調が悪いなら中止しよう。二日目以降は戻る方が大変だったりすることもある。
計画書を確認し、忘れ物や準備不足、連絡漏れ、情報収集に足りないところはないか再確認。
一つ二つ忘れていると後々致命的な問題になったりするので、可能な限り気をつけよう。
金なんて人里離れるとケツ拭く紙にもなりゃしない。
……いや冗談です! 道中や帰りで非常に役立つので、お金ももちろん持っときましょう。
実際危険はあらゆる箇所で多いので、最初はほぼ観光地みたいな場所で、
とにかく死なないことを大前提にやるべし。
高尾山とか筑波山はそのうち二往復しないとトレーニングにもならないとか言われるようになるけど、
立派な百名山です。ロープウェイ使わずに、まずは軽装で登ってみよう。
ちなみに自分は最初から丹沢山に十五キロ背負って登らされて心身共に過労死しかけました。
一年通して三回ぐらい死にそうな思いをすると、心身が鍛えられてなんか楽しくなってきます。
よくわからない中毒症状と登頂、踏破時のハイになる感覚を味わいたい人は頑張ってみてもいいかも。
ドM気質の人と、クソッタレと言いながら理不尽に立ち向かうのが好きな人にも向いてます。
主に使う施設
1.地面
使用率 ★★★★☆ 主にこれ。テント場と呼ばれる決められた場所も、大体ただの地面。
調達 ★★★☆☆ 以外と大体の平地は誰かが所有してたりする。管理人がいたら、お金を払って借りよう。
価値 ★★☆☆☆ 駅の地面っていいよね? なんせ屋根があるもんね?
2.山小屋
使用率 ★☆☆☆☆ 何よりも高い。たまにフリーの避難小屋があるので、それはありがたく使わせてもらう。
調達 ★★☆☆☆ 高いから使わない。有料のはどうしてもとなった時のみ。
価値 ★★★★☆ 雨が凌げる、撤収がいらない、その他諸々。いいこと尽くめだが、たまに他の変な客が。
3.スーパー銭湯・ネカフェのシャワー
使用率 ★★★☆☆ 下山時には大変よろしい。何より自分の匂いと汚れを落とせる。
調達 ★★★☆☆ お金も知っての通りかからない。どちらかは見つけたい所。
価値 ★★★☆☆ この後の電車だのなんだの乗る際に、ただでさえザックが邪魔なのに申し訳なくなる。
せめて可能な限り匂いは落としていこう。限界はあるけど。
4.交通機関
使用率 ★★★★★ 家から歩きで行くのは奥多摩や神主の実家こと信州でさえムリゲー。普通は絶対に使う。
調達 ★★☆☆☆ 長距離移動をすると必然的に高額。一番のコストになったりも。
価値 ★★★★★ 必須。駅の位置だけは絶対に覚えておくこと。まぁ街に出れば人に聞けるけども。
まぁきついし危ないしくさくて汚くなるし、メリットなんてなんもないと言ってしまうことさえできるけれど、
新しい世界が確実に開けることは確かです。価値観吹っ飛ぶ。
山を下りて最初のしょぼい電柱を見て、「文明だ!」と叫んでみてください。
人間社会で人間関係だのストレスだの言ってるのが大したことじゃなく思えてきます。
水と食料があれば人間は氷点下でも猛暑でも孤島でも断崖絶壁の上でも案外死にません。
自分も所詮は動物なんだから、クビ切られようが友達ができなかろうが死にゃしないなぁって思えると
結構生きるのが楽になったりするもんです。
ワンゲル部っていうか、これはもう「旅」ですね!
普段の自分が絶対行かない、一生行かなかったはずの場所に行ってみること。
それはもう凄い経験になりますよ。それをやったチル裏民はもう全員チル裏ワンゲル部員です。
なんかあればここで
- そう言えば持ち物にヘッドライト書くの忘れてた。予備の電池も忘れずに! - 筆者 2017-10-03 00:47:02
- test -- (名無しさん) 2017-12-13 17:13:23
最終更新:2017年12月18日 01:11