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現在、私は出来うる限りにおいて、筆ペンを使っている。毛筆を使わないのは、毛筆の一そろいと持ち運びで切るだけのものを持ち合わるだけの財力がないのと、それはあまりにも現実的ではないからであり、筆ペンで十分に代用出来ると考えているからである。
それはともかく、今日あったことを文字で表そうとしたときに考えた。
毛筆の時代に、速記はあったのだろうか? と。
そして、速記に関するサイトを当然の要に覗いてみたのである。
そして、そこで氷解することが幾つか。
まず、一致していなかった当時の日本において、速記という表現は翻訳と同意であるということ。
だからこそ言文一致が推進されたということ。
なるほど、です。
速記と言文一致がただでさえ盛んだった出版を加速したということではないでしょうか。
そして、同時に日本の速記の原点が表音としての仮名という記号であったということも。