レンズ |
Tessar F3.5等 |
シャッター |
布幕フォーカルプレーン T,1/15~1/1000 |
撮影サイズ |
手札判(8×10.5cm)、名刺判等 |
重量・大きさ |
160 x 160 x 150 mm g |
発売 |
1926年 |
栗林のカメラ第一号機。布幕フォーカルプレーンの一眼レフカメラである。
Baird、ペトリカメラ作成の資料によれば1919年(大正8年)に製作されたとあるが、
雑誌に掲載された当時の広告によれば1926年の発売と考えられる。
(J.Baird著 Collector's Guide to Kuribayashi/Petri Cameras より著者の許諾を得て転載。
解説中に1925年9月のアサヒカメラ広告とあるが、アサヒカメラ創刊は1926年である。
また、雑誌カメラ(ARS)1926年5月号に
これとまったく同じ広告が掲載されている。)
コマ番号419に「第四部 機械工業 優良国産賞牌 54 写真暗箱 東京市 三栄堂本店 二川栄介」が名簿中にある。
三栄堂はスピードレフレックスの販売店で二川栄介は店主であった。
二川栄介著「写真機全集」(1928年)からスピードレフレックスとその広告のページを示す。
レンズは外国製Tessar等が取り付けられていた。
(写真の個体のレンズはオリジナルと異なる)
レンズ、撮影サイズにより複数の価格で販売されていた。
1926年広告では天板が後ヒンジだが、1928年広告では天板が前ヒンジとなっており、生産時期により形態が異なる。
また、カメラ前面のレンズキャップがないものも存在する。
最終更新:2017年03月01日 13:27