PETRI PF-ZOOM

写真提供:690さん

レンズ 25-42㎜ズーム F5.6 (6群7枚)
シャッター フィルム感度により1/125(ASA100),1/250(ASA400)切替
重量・大きさ 120x67x41mm(ボディ) 180g
価格 ¥21,000 ケース¥750
発売 1979年

ゼニックス工業で開発生産された110ズーム機。
ゼニックスズームTSと同一のものと考えられる。
当時のゼニックス工業にはペトリカメラ出身の技術者が集まっていた。
約二倍のズームレンズをもつ。ファインダの像もズームに合わせて大きさが変わる。
露出はフィルム感度に連動した2段階シャッタースピード切り替えと、お天気マークによる3段階絞り(f5.6,f9.5,f16)。本体左側にホットシューがある。


ほぼ同一のカメラで、PETRI ZOOM 110 2S と表記されたカメラもある。
写真は元ペトリの技術者で当時ゼニックスに在籍された半田善朗さんが保管されていたもの。
この個体は試作機とみられ、銘板やシリアルナンバーの表記がない。
半田さんが保管されていた資料によると、この機種はPF-7と書かれており、PF-1から連なる
ペトリ110カメラのシリーズと考えてよいと思われる。
半田さんがゼニックスに入られたころにはほぼ完成していたが、ファインダーなどの改良を
担当されたとのこと。

こちらも半田さんが保管されていたZENIX TL-5
3焦点切り替え式の110カメラでZOOMと同時期に開発生産されたようだ。
半田さんが保管されていた資料によると、この機種はPF-5と記載されていたが、いまのところ
ペトリブランドの個体は発見されていない。

また、PETRI ZOOM 110 2Sとほぼ同一意匠のカメラで、PETRI ZOOM-TS と表記されたカメラも確認された。
現オーナーが、貿易会社社員だった親族から譲られたものとのことで、上述のPETRI ZOOM 110 2Sが
製品化されたものである可能性がある。こちらには銘板とシリアルナンバーが記されている。
(写真提供:y-taka様)

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最終更新:2017年12月08日 23:14